HOME >> 最近の話題 >>
ハリケーン体験記 #2

 翌日、外を歩いてみると、まだ雨は降っていないものの、昨晩に比べ明らかに人口密度が低下していました。この時点で避難勧告がでていたのかどうか、私には分かりませんが、きっと多くの白人は車でどこかに逃げてしまったのでしょう。

[嵐の前] → [ハリケーン接近中] → [暴風雨の中][軟禁生活]
[脱出開始][シカゴに到着][シカゴで一泊][総括]


New Orleansの風景 (8/28/05)
 ハリケーンが徐々に近づいてきているためか、少しずつ雲行きが怪しくなって来ました。それ以上に驚いたのは、町中が、あたかもゴーストタウンのようになってしまっていたこと。ここまで人がいないと、何か不気味に感じてしまいます。

 昨日に比べると、風が明らかに強くなっていましたが、お昼の時点では雨は降っていませんでした。ただ、French Quarter内のほとんどの店は休業。中には、火曜日まで休みます、と貼り紙をしている店もありました。そんなわけで、写真を撮りながら町中を散策してみたものの、何も得るものが無いままホテルに戻ることになりました。

 

ハリケーン対策 (8/28/05)
 数十年前が題材となった漫画などでは、台風が来るたびに板などで家を守っている様子を描いていますが、実際に、ほとんどの建物が板や砂袋で守られている光景を見たのは初めて。ある意味では、これも新鮮な感覚でしたが、ここまでしないといけないのかなぁ、と、疑心暗鬼だったのも事実。現実には、これでも不十分だったのですが・・・。

 私の泊まっていたホテルも、裏通り側の出入り口は全てふさがれ、砂袋が山積みにされていましたが、ガラスはそのまま。特に板を打ち付けている様子はありませんでした。

 

テレビ (8/28/05)
 報道機関も、ハリケーン対策に余念がありません。アメリカにはお天気チャンネルがあるくらいですから、当然と言えばそれまでですが・・・。
 なお、テレビの画面を写した写真は夜になってからのもの。日本とは風速などの単位が異なるので、どんな規模のハリケーンなのか把握しにくかったのですが、中心部の気圧が906 mbと表示されているのを見た時は、一瞬目を疑いました。日本でも、ここまで大きな台風にお目にかかった記憶はなかったので。

 

 ホテルには、沢山の食料を買い込んだ黒人家族が何組もやってきました。さすがに、脳天気な私も、ペットボトルやちょっとした食料を買ってホテルに戻りました。もっとも、私が買い込んだ量は、かなり甘い予想に基づいたものでしかなかったのですが・・・。

[嵐の前] [ハリケーン接近中] [暴風雨の中] [軟禁生活] [脱出開始] [シカゴに到着] [シカゴで一泊] [総括]