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ハリケーン体験記 #1

 せっかくアメリカにいるので、日本ではお目にかかることのできないハリケーンを見にNew Orleansへ行ってきました、というのは、もちろん冗談。夏休みを取り、旅行に出かけたところ、ハリケーンの直撃をくらい、ホテルでの避難生活を余儀なくされてしまいました。こんな経験をすることは二度と無いでしょうから、この冒険(?)について書き留めておくことにします。

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当初の目論見
 ミシガン(印)を出発した後は、地図上に記したやる気のない矢印に沿って移動しました。黒い矢印は、予定通りの経路を意味していますが、赤い矢印は予想外のルートを意味しています。何はともあれ、矢印に沿って、状況をお伝えしましょう。


New Orleansの風景 (8/27/05)
 ハリケーンの威力を知るには、比較対象として、ハリケーン前の状況を把握せねばなりません。そこで、まだ破壊されていなかった頃のNew Orleansの写真を貼り付けてみました。

 New Orleansは独特の町並みを持つ場所として知られているようですが、かの有名なFrench Quarterを除けば、決して特殊な場所でもなさそうです。ただ、全般的には古い建物が多かったような気がします。見方を変えれば、一般市民(低所得層の黒人が多い)は、建物に投資するだけの余裕がない、と言うことだったのかもしれません。

 

French Quarter (8/27/05)
 New Orleansの観光名所であるFrench Quarter一帯も、この時は、まだ活気に満ちていました(写真を見る限りは、人影はまばらだけれど・・・)。

 French Quarter内のいくつかの通りは人通りも多くにぎやかでしたが、メインの通りから外れると、案外ひっそりとしていました。もっとも、この時期は観光客が少ないはずなので、冬になると、たくさんの人が遊びに来るだけのことなのかもしれません。

 夕方にちょっと歩いた時は、あちらこちらの店から、様々な音楽が聞こえてきました。ただ音楽を流しているところがあれば、生演奏をしているところもありました。それから、ジャズがメインなのかと思っていましたが、必ずしもそうではなく、色々な種類の音楽を耳にすることができました。
 しかし、あまりに疲れていたので、夕食前に一度ホテルに戻って一休み・・・と思ってベッドにもぐり込んだところ、気づいたら翌日に。結局、New Orleansらしき料理は、全く口にせずにミシガンに戻ることになってしまいました(その後のハリケーン襲来など、完全に想定外だったので・・・)。

 

そのほかの感想
 New Orleansに行くまでは、ここがどんなところかあまりはっきりとは認識していなかったけれど、黒人の比率が異様に高いことにちょっと驚きました。私も今はアメリカにいるけれど、ミシガン大の周辺はあまり黒人の比率が高くないので・・・(大学の周辺にはアフリカ系よりもアジア系の人の方が、たくさんいるように思います)。
 それから、やたら暑かったのも印象的。空港の外に出た時に感じた暑さは、ミシガンの夏の暑さとはひと味違う気がしました。

 

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