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England 訪問記 #4

 ここから、表向きはお仕事。ロンドンを出てミニ学会の開催されたSwanage へ移動しました。

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5/2/12
    今日から、一応、お仕事。と言っても、諸事情により出発時間が遅れたので、空港に着いたのは10 時前。世界中から来るゲストを空港で待ち受け、時間差で出発する3 便のタクシーに乗せるだけなのだが、一部の飛行機はトラブル続きで遅れたようで、探し出すに手間取った人も。それでも、夜の7 時頃までには全員が集合したので、空港からSwanage への移動そのものは、総じて見れば問題もなく完了しました。ただ、タクシーの運転手が飛ばしまくっていたので、道中に次から次へと出てくるラウンドアバウトで、気持ちが悪くなりそうに・・・。目的地に着いた後は、遅めの夕食(とビール)を軽く食べ就寝。なお、写真のコーヒーショップは、イギリスでは有名だとのこと(ロンドンにいたときは頻繁に利用しました)。

    今日はお手伝いで終わってしまったので、観光っぽい写真は無し。代わりに、昨日までにロンドンで取った写真を載せておきましょう。

 

5/3/12
    今日と明日の二日間が、メインの会議。参加者の大部分は顔なじみのようで、リラックスした状態で進んでいました。ただ、それが逆に禍し、スケジュール通りに進まない・・・。午前中に、座長をせねばならなかったのだが、30 分以上の遅れ。ちなみに午後はもっと酷く、30 分も余計に発表をした人が(彼はいつもそうなんだけど・・・)。発表の中身は、面白かった物もあれば、難しすぎてついて行けない物も(眠かったからとは言わない約束?)。

    ロンドンのホテルが酷かったからかも知れないけれど、このホテルがとても豪華に見えました。どうせなら、その平均くらいの場所にずっと滞在したかった・・・。もっとも、ロンドンでは、ネットにも繋げなかったので、ある意味では、いい意味で外界から遮断されていたのですが。

    食事(+歓談)の後は、すぐそばのパブに移動。いかにもそれっぽい建物だったのはうれしかったが、出てきたビールは、あまり冷やしていない事もあったのだろうが、もう一度飲みたいと思うほどの味ではなかった。店内には8 ボール専用?のビリヤード台も置かれていたが、サイズは小さい。ラボのイギリス人に言わせると、English size とのことだが、通常のテーブルの2-3 割の広さだったのではないだろうか。

 

おまけ

  • 全体的に感じたのは、同業者が集まっているからとは言え、どのグループも似た様な研究をしていること。結果的に、論文を出す際には、何かずば抜けた機能を合わせて示さないと、いい雑誌には載らないと言っていた先生もいました。もっとも、企業が似たような化合物を販売し始めたら、分野としては基礎研究から応用研究に移らないと行けませんが。

  • 韓国の大学にも籍を持つ先生曰く、給料は日本の数倍だとのこと(数年間の契約だからかも知れませんが、ちょっとうらやましい)。

  • その一方で、韓国の教育システム(国がお金を出し、海外の著名な先生を招聘し、韓国の学生のレベルを上げようとする試み)そのものは、うまく機能しているとは思えないとのこと。おそらく、優秀な学生を海外に送る方が効果的なのでしょう。ただ、そうしてしまうと、一部の学生は、海外に居着いてしまうのが問題なのかも知れませんが。

  • 似たような試みは、日本にもありましたな(WPI)。予算に見合った効果があるとは思えないが、どうなのだろう?

  • 中国人の学生を沢山もつ先生(中国出身)に、学生とのディスカッションは何語でするのかと聞いたら、英語でやっているという。でも、そこのラボの学生はそんなに英語がうまいというイメージがない。私のラボでもそうだけれど、中国人は(なぜか日本人とは違って)数人集まるとすぐに母国語で会話をする習性があるから、アメリカにいても意外に、英語を使う機会がなかったりして?

  • そうそう、海外には無料の博物館がたくさんあるのに、日本の博物館はその多くが有料のように感じる。気のせいだろうか?

 

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