Vietnam 訪問記 #4
言わずもがなですが、一番重要な目的は、大学で簡単な講義と技術指導をすること。大学にいた時間の方が長かったわけですので、学内の写真もお見せしましょう。
[HCMC #1] [HCMC #2] [Mekong Delta] [VNU] [働く人々] [ベトナム料理]
University of Science
大学の仕組みについて、いろいろな人に聞いたのですが、未だにすっきりとせず。VNU と、今回訪れたUniversity of Science の位置(力?)関係がもやもやとしていますが、いずれにせよ、ベトナム内ではトップクラスの教育・研究機関であるはず。
中に入っていくと、たくさんの学生が目に入ってきます。日本人より、大学にまじめに通っているような気がしないでもありません。
建物の中には、講義室、学生実験室、そして、一般的な研究室があるようです。日本やアメリカの大学と大差ありません。
大学の周囲
さしあたって珍しいものがあった訳ではありませんが一応。強いて言うなら、目の前に刑務所があったこと?表向きは写真撮影禁止だそうですが・・・。
その他いろいろ
- ベトナムの学生は、非常に仲がいい様に見えた。でも、多くの場合、男女でペアになっていたから、単にそういうことだったのかもしれないけれど。
- 床に座ってパソコンをいじっていた人は多かったが、勉強会ではなくゲームに夢中になっていた人も当然いました。
- ベトナムで試薬を購入するには、毎回いわゆる稟議書(研究計画書)を書かねばならないらしい。そしてその書類が、政府のお偉いさんの所まで行くそうで、一ヶ月待ちは普通だとのこと。アメリカなら、一週間も待たされようものなら、みんな怒り出すのですが。
- ついでに言うと、書類にサインをしてもらう代わりに、ちょっとずつ手数料も取られているようで、最終的な価格は倍近くになるとか?
- 大学院生になると給料(奨学金)がもらえるそうだが、月額 \10000 程らしい。物価は安いとはいえ、家賃と食費でほとんど消えるとのこと。
- だからなのか、Coffee Bean に連れて行ったら、妙に喜んでいた。ほかのコーヒーショップの5-10 倍の値段(=アメリカと同程度)、なんて聞けば理解もできますが。
- 教員の給料もそれほど高くないので、掛け持ちでバイトをしている先生も多い、と某学生が教えてくれた。これじゃ、研究どころじゃないですな。
- 驚いたことに、男性用トイレの個室で、ズボンを脱いで、床に直に座り、右手を上下に動かしている人がいた(ドアが壊れていたから、外から見えてしまった・・・)。昼間にやるとは、よほど溜まっていたのか、それとも露出狂だったのか?
- 全てのドアが、と言うことではないが、閂と南京錠を使い施錠している場所もあった(実験装置がおかれている部屋はそうだった)。
- 某学生が「ノルウェーの森」を知っているかという。どうやら、ベトナム人監督が映画化に携わっていたらしい。
- これには続きがあり、ベトナムからの帰り道に日本に立ち寄った際、時間つぶしを兼ね、件の映画を見ることにした。映画そのものは駄作。できるだけ原作に沿って作ったのは理解できるが、二時間ちょっとには収まらない内容でしたな。1970 年代の日本を連想するにはいい映像だと思うけれど。
- せっかくなので「ノルウェーの森」の原作も読み直してみた。一番ショックだったのは、上下巻をほんの数時間で読み終えてしまったこと。英語の本を読むのには、その10 倍くらいの時間(それ以上?)がかかるというのに・・・。
- こちらの学生は、口をそろえて雪を見たことがないと言う。だからなのか、クリスマスイブの日は人工雪っぽいものが出るスプレーを相手にめがけて噴射し合い、遊んでいた。
[HCMC #1] [HCMC #2] [Mekong Delta] [VNU] [働く人々] [ベトナム料理]
|