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ミシガン放浪記 (2003.12〜2004.2)


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2/28/04
    パブで飲んでいるときに、Ann Arborの治安がいいのはなぜ・・・なんて話が出てきた。某学生の説によると、人口の割にパトカーの数が多すぎるからじゃないか?とのこと。言われてみると、確かに、真夜中でも頻繁にパトカーを見る気がする。でも、人口との釣り合いが取れていないのはミシガンスタジアムも一緒。市の人口よりもスタジアムの席の数が多いのはなんでだろう(10万人以上入場可!)。

2/26/04
    テレビを見ていたら、米軍の射撃のスペシャリストに関する番組を放送していた。狙撃の精度を上げるため、彼らの使う銃が手作りになっている点までは想像できるけれど、銃弾の重さをグラム単位でチェックしていたとは知らなかった。特に後者はおおざっぱなアメリカ人のイメージとはかけ離れているから。ところで、44口径の44って、44/100 in.(約11 mm)のことだったんですね・・・(^_^;)。

2/22/04
    最近少しずつ暖かくなってきたようで(といっても、日中の気温が0℃を越える程度)、冬の間に積もった雪が溶け始めた。ただ、単に溶ける訳ではなく、夜になるとちゃんと凍ってくれるのが困ったところ。また昼間も、中途半端に路面が濡れていたりして、却って歩きにくいことも・・・。こんな事なら、永久凍土のように、カチカチに凍ってくれていた方がよかったかも?(でも、最高気温が-10℃、はやっぱりイヤだなぁ・・・)

2/19/04
    何日か前から、日本から来た某研究員が同じラボで実験をしているけれど、ボスの「大学内では英語で話をするように」という厳命(?)もあり、日本人同士ながら変な英語で意志の疎通を図っている今日この頃。そんなこともあり、先日寿司屋に行った時も、無理して(?)英語で話をしたけれど、よく考えてみれば変な気も・・・。だって、板前さんだって日本人なんだから。お互い、もう少し英語が話せれば問題ないということなんだろうけれど、今の私には無理な相談か。

2/14/04
    日本でもバレンタイン・デーは特別な日なのかと聞かれたので、「ちょっとだけ違うかな?」と答えておいた。「日本では女性が男性にチョコレートを贈ることがある」と教えたら、「いい日だね」なんて言っていたけれど、「会社では、女性が上司にチョコレートをあげなければいけない事もある」と義理チョコの存在を明かした時には、「私は絶対にイヤだ」とのこと。もっとも、アメリカで上司が部下に義理チョコを強要しようものなら、即、訴えられそうな気もするけれど。

2/12/04
    先日友達から来たメールには、「牛丼が食べられなくなる・・・」なんてことが書いてあったけれど、こちらにいると対岸の火事と言うか、何を騒いでいるんだ?という気になってしまう。だって、牛肉を使っているはずのハンバーガーショップは何事もなかったように営業しているし、BSE関連の記事はニュースでもほとんど見かけないから。やはり、浅はかな日本人の一部が、マスコミの報道に踊らされているということか。

2/10/04
    これは絶対に気のせいではないと思うけれど、年が明けてから、異様に忙しくなった気がする。毎週のようにスキーに行けた昨シーズンが懐かしい(笑)。忙しくなった理由を考えると、隔週でグループミーティングがある英語で話する訳だが、実験が進まない言い訳ができるほどの語学力(毒舌?)はない仕方がないから、新しいデータが出るまで実験するとはいえ、こちらの学生のように要領よく実験するのは難しい、ということのよう。せっかく寒いところに住んでいるのに、海外スキーが実現するのは何年か先になりそう・・・(無念)

2/7/04
    ペットボトルを手に持ちながら(飲みながら)歩いて帰ったら、その途中で中身が凍ってしまった(全部ではないが)。深夜の気温は-10度を切っているから、あり得ない話ではないけれど、ちょっとびっくり。ちなみに、毎日のように深夜に歩いて家に帰っていると、たまに0度くらいの日があると妙に暖かく感じてしまう。ミシガン(つまり、-10〜-20度の世界)で一冬越せば、寒さへの耐性もつくだろうから、東京の冬なら半袖で過ごせるようになるかも?

2/1/04
    外を歩いていたら、某サンドイッチ屋のパンにむさぼりついている野生のリスを発見。普段はかなり警戒心が強く、近づくとすぐに逃げるのに、今日に限っては、わき目もふらずパンに食らいついていた。地面が雪で覆われてしまうこの時期は、食糧確保も大変、ということなのか?食べるものがなくて困るくらいなら、冬眠しちゃえばいいのに(笑)。

1/30/04
    最近のテレビのニュースは、大統領選挙の予備選ばかりなのでつまらない、なんてことを言ったら、日本では一般人も大統領選挙に参加できるのか、と逆に聞かれてしまった。日本には大統領はいない・・・などと、日本の選挙制度を適当に説明したら、今度は日本の総理大臣は誰?との質問が。前々から、アメリカのニュースで日本に関することが流れることは少ないと思っていたけれど(欧州と比べても)、アメリカから見た日本の位置づけって、所詮はそんなものだということを再認識。だって、Koizumiって新しい総理大臣?って聞かれたくらいだから。

1/27/04
    朝(昼?)ラボについたら、机の上にミカンオレンジではない)が置いてあった。某学生さんがくれたんだけれど、日本の正月に食べるようなミカンと同じ物だったので、ちょっとうれしくなってしまった。家にたくさんあるといっていたけれど、アメリカでもこんなミカンがたくさん売られているのだろうか?まさか、日本から運んでいるわけではないだろうし。
 

1/24/04
    こちらに来てからすでに3ヶ月半、ようやく重い腰を上げて髪を切りに行くことにした。どんな風に切られるのかちょっと恐怖心もあったけれど、バリカンを使うなとか、短い髪はイヤだ、とかあらかじめ主張しておいたら、それほど変にはならずに済んだ。ちなみに料金は$17で、シャンプーはなし。短時間で切ってくれるのは非常にありがたいが、もう少しうまければと思ってしまうのは贅沢か?

1/22/04
    ラボのメンバーと近くのパブに飲みに行った。何種類かのビールを飲んだけれど、その中で一番おいしく感じたのはMad Hatterと言う銘柄。アメリカにもおいしいビールがあることが分かりちょっと安心(Budなんて飲む気になれないだけに・・・)。ちなみに彼らの支払い方法は、割り勘ではなく、自分で飲み食いした分(とチップ?)だけ負担するというもの。日本のように食った物勝ち(?)とはいきません。

1/19/04(祝)
    今日は日本人にはほとんどなじみのないキング牧師誕生日(厳密には1月の第3月曜日)。とはいえ、ラボは通常通りだったし、お店も開いていたし、と言うことで本当に祝日だったのかちょっと疑問。アメリカは州によって祝祭日が変わるようだから、ミシガンでは平日扱いだったのかも?もっとも、大学は終日休講だったから、学部生にはありがたい一日だったのかもしれないけれど、日本の成人の日と同様に休みにして欲しいなぁ(笑)。

1/14/04
    久しぶりに雪が降った気がする。もっとも積もったのは数インチだから、スキーで通勤なんてことは出来ません・・・。ちなみに、こちらの雪だるまはなぜか三段重ね。日本のような二段式の雪だるまが普通だと思っていたけれど、そんな常識すらここでは通用しないとはちょっと驚き。三段重ねにすると不安定な気がするんだけれど、そんなの、彼らにとってはどうでもいいことなのか?

1/13/04
    ゼミが終わったと思ったら、今日はグループミニミーティング、学生じゃないから当たり前の話だけれど、のんびりしている暇がない。それにしても、こうやってゼミ資料を作ってみると、実験が全く進んでいないことを再認識させられるのがちょっと辛いところ。もっとも、日本にいたって進まない物は進まないんだけれど(←居直り発言?)。

1/7/04
    こちらに来て最初のゼミが回ってきた。最近の進捗状況日本での研究歴をスライド約30枚を使って発表。英語で話すと、日本語で話す時のせいぜい1/3の情報しか伝えられないのは非常にもどかしい。でも、終わったあとに、「Good job!」などと言ってもらうと、たとえウソでも、ちょっとホッとする(笑)。ゼミの後は、なぜかボスを含む4人で近くの中華料理屋へ。青島ビールを飲んだのも久々だなぁ。

1/6/04
    某学生さんに、シカゴで買ったお土産というのをもらったのだが、中身がなんと日本酒。ラベルを見ると「大関」とあるから、日本から輸入したものかと思ったが、実際には、瓶詰め等は全てアメリカ国内で行っている模様。まだ飲んでいないから味までは分からないけれど、ちょっと楽しみ。これに加えて、つまみがあればもっといいんだけれど・・・。

1/1/04(祝)
    明けましておめでとうございます。いつものように真夜中までラボにいたらいつの間にか年が明けていた、と言う悲しい年越し・・・。これも、この一年を暗示しているのでしょう、きっと。確かに、実験英語の勉強就職活動お嫁さん探し(?)など、考えれば成就しそうにないことばかり山積しているんだけど。そういえば、今日のRose Bowl、某友人I氏のいるUSCに負けてしまった(無念)。来年こそは・・・と思ったけれど、来年の今頃はお互い日本在住か?

12/31/03
    いつのまにか今年も今日で終わり。アメリカでの生活も、最初はどうなることかと思ったけれど、特に問題もなく進んでいる感じ。でも、この3ヶ月で何を得たんだろう・・・、というのは考えない方がよさそう(笑)。それはさておき、年が明けないうちから「明けまして・・・」って類のメールが日本から舞い込んで来た。もちろん時差のせいだけど、ちょっと不思議な気分。

12/25/03
    朝起きたら、あたり一面がで真っ白になっていた。これぞホワイトクリスマス、と思ったけれど、日が差していないので喜びは半減。クリスマス当日だからか、ほとんどの店が休業(というより、開いている店が見あたらなかった)しているし、人や車も普段の数分の一以下しか見あたらない。まるでゴーストタウンに来てしまったような気もしたけれど、これが本場のクリスマスの過ごし方なのか?

12/24/03
    今日はクリスマスイブ。夕方にラボの学生さんの家に何人かでお邪魔し、軽く食事をし、賛美歌を歌い(私は聴いていただけ)、最後はゲームをすることに。とにかく、日本のクリスマスとは雰囲気が全然違うのには驚き。何でクリスマスを祝うのか、といった話も聞いたけれど、その辺の所以を知ってクリスマスだ〜、って騒いでいる日本人はほとんどいないんだろうな・・・。確かにアメリカ人とは、宗教観が違うんだけど。

12/22/03
    日本は天皇誕生日らしいけれど、すっかり忘れていた(アメリカには天皇なんていないし・・・)。それはさておき、今週からクリスマス休暇が始まったようで、まわりにいるのはアジア人ばかり(笑)。2週間もお休みするアメリカ人が羨ましく感じられないこともないけれど、私がそんな休暇をもらったら持て余してしまいそう。でも、幸か不幸か、年明け早々にラボのゼミ発表があるので、クリスマス休暇は実験とゼミの準備で終わるかも?せっかくアメリカにいるのに、生活スタイルが日本のままとは・・・。

12/18/03
    最近思うのだが、アメリカの郵便配達ってかなりずさん・・・。2-3週間前の消印が押された郵便物が届いたり、古い請求書が新しい請求書の支払いを済ませたあとに届くなんて、日本の郵政公社ならあり得ないはず。申請後2週間で取れると言われたSSNも、1ヶ月半後の今日、ようやく送られてきたけれど、これもUSPSが犯人?でも、amazon.comに注文していた商品はわずか発注3日後に到着。この違いはなに?

12/14/03
    何となくDVDプレーヤーが欲しくなったので、バスに乗って近く(?)の店へ。クリスマス商戦の時期だけあって、色々な物が安売りされていた。DVDプレーヤーはSONY製のものを$100で購入。日本から持ってきた変圧器をかまし、100Vに変圧してもちゃんと動いたから、これ、日本に持って帰っても使えそう(リージョン・フリー改造よりはいいでしょ?)。

12/12/03
    ラボの大掃除のあと、大学のそばのピザ屋で打ち上げがあった。英語がちっともうまくならない私を見かねたボスが「ダンスはするか?」とか「まだ独身か?」なんて事を聞いてきたので、一体この人は何を言っているんだと思っていたら、友達を作る(英語のできるおねーちゃん?)には、そういった店に行く必要があるとのこと。いくつかの店の名前を紙に書いてくれたけれど、酒を飲むにもパスポート(Picture ID)が必要になる事を考えると、ダンスをする(入店する)にもパスポートが必要になりそう・・・。ダンスより車の免許が先だったりして?

12/8/03
    観光の時間が増えたので、Harvard Univ.へ行ってみた。Univ. of Michiganもいい雰囲気の大学だと思っていたけれど、ハーバードには負けたかも(笑)。大学内の博物館を見学してから、空港へ。ダイヤは大幅に乱れていたけれど、何とか未明にデトロイトに到着。それにしても、アメリカだと国内の移動がこんなに大変だとは・・・。

12/7/03
    ボストン最終日ということで、午前中(雪の中)市内をちょっと散策してから、空港へ。チェックインまでは順調だったけれど、雪のため滑走路が閉鎖されてしまい、結局、フライトがキャンセルに。仕方がないので、朝、チェックアウトしたホテルに再度チェックイン。テレビでも、記録的な大雪(30 cm以上積もった)と言っていたから、これも仕方がないことなのか。

12/6/03
    起きたら大雪だった。市内を歩く気にもならなかったので、ボストン美術館へ(ちなみにミシガン大のMカードを出したら学生料金になった)。数時間で見られるかと思っていたが、あまりの広さに断念。夕食をホテルで食べたが、適当にマグロを頼んでみたら、マグロのたたきがでてきた(笑)。さらに食後、ホテルの火災報知器が鳴り、消防士が駆け込んできた。これも海外での貴重な体験?

12/5/03
    学会も午前中で終わるので、ボストンの郊外にあるレキシントンへ行く。独立戦争に関する背景知識がほとんど無いので、歴史に触れると言うよりは、散歩に行ったような感じだったかも(笑)。ちなみに、街そのものは非常に静かでいい所に思えたが、住むにはちょっと不便か?

12/3/03
    ボストンのあまりの寒さに耐えかねて、ついに帽子と手袋を買ってしまった(どうせ、ミシガンで必要になるし)。夜はポスターセッションで発表。ビールを飲みながら英語を話すと、自分でも何を言っているのか意味不明に・・・。でも、夜11まではちょっと辛い。
12/1/03
    MRS初日。会場では久々にたくさんの日本人を見たような気がした。産総研のボスにも、久々に会ったけれど、相変わらず元気そうだった。夜は、産総研の某ポスドクと巨大なロブスターに挑戦。運んできた店員が、とても重いと言っていたけれど、予想以上の大きさにちょっとびっくり(食べるのも大変だった)。

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