まとめ
終わってしまえば、こんな物かと思えるけれど、先が読めないとそうも行かないのが現実。しかし、日本人が、それなりの業績と信用できる機関(大学や企業)との結びつきを示すことが出来れば、半年程度で全て終わる事の方が多いかもしれない。もちろん、一部の
サイトで平均的な待ち時間を見ると、一年半なんて書いてあるので国籍、申請したカテゴリー、業績など全ての要素が少しずつ関係するとは思うけれど。
万が一このサイトを見てGC を意識する人のために、申請時の状況を大ざっぱに・・・。
- 代理人事務所:Wolfsdorf Immigration Law Group. お世話になったのは、Santa Monica の事務所。仕事の質とも関連するのだろうが、はっきりって、安くはない。Web サイトはこちらwww.wolfsdorf.com。
- 申請したカテゴリー:EB-1 かな???(EB1(A) - Persons of extraordinary ability, §203(b)(1)(A) of the Immigration and Nationality Act of 1990)
- 大学のサポート:なし。Applicants in
this category must have extensive documentation showing sustained national or international acclaim and recognition in the field of expertise. Such applicants do not have to have a specific job offer so long as they are entering the U.S. to continue work in the field in which they have extraordinary ability. Such applicants can file their own petition with the USCIS, rather than through an employer.
- 論文数:約20 本。でも、おまけの著者としてNature, Science, Nature Materials の論文に名前が入っていた。ちなみに、論文数は問題ないと言われていた。
- 論文の査読の回数:5-6 回。でもほとんどゴミ雑誌ばかり。経験値を増やせと言われ、知り合いの先生(雑誌のeditor)に査読用の論文を回してもらうようお願いした。
- 推薦状の数:8 本(UCLA, ASU, UCSB, USF から一人ずつ。それ以外に企業の人、日本の先生二人、韓国の先生一人)。
- 申請時のビザ:H-1B(J-1 だと難しくなるといううわさも(追記:最近(2012 年の1 月頃)J-1 を持つ知り合いの何人かが相次いでGC を取った模様。EB-1 なら、J でもH でも大差ないのかも知れません))。
7/1/09
代理人から、一応、カードのコピーを送って欲しいというメールが。それから、彼ら曰く、5 年後に帰化申請が出来るから、その時にまた連絡してとのこと。表向きは、日本とアメリカの両国籍を持つのは許可されていないが、言わなきゃばれないと言うのが現実?(ただし、法的には、アメリカ国籍を取得すると日本国籍はその日をもって自動的に喪失する事になっているので、隠れ二重国籍を勧める気はありません、念のため。)これについては、5 年間ゆっくりと考えることにしよう。そもそも、その頃までアメリカにいるかどうかだって分からないのだから。
6/29/09
ポストを見たら、またしても差し出し人不明(?)のような封筒が。中を見たら、Permanent resident card が入っていた。噂に聞いていたとおり、緑色とはほど遠いカードだったが、おそらくこれで、全ての手続きが終了したはず。ボスに相談してから2 年と捉えれば随分のんびりとした申請だったのかも知れないが、実際に書類を出してからカードを受け取るまでは5 ヶ月未満。かなり早かったんじゃないかと思うが・・・。
6/23/09
代理人から、I-551 スタンプを押してもらったという連絡が。ビザスタンプのようなきれいな物を期待していたのだが、普通のスタンプ+割り印だったのでがっかり。しかし、今後一年間は有効らしい。なお、パスポートを取りに行ったついでに、I-94 について聞いてみたが、出国時に提出しようがしまいがもはや問題にはならないらしい。
6/19/09
昨日の通知を受け、H ビザの更新が不要になった。幸いにも、作成した書類はどこにも提出していなかったので、誰も無駄なお金を払わずに済んだようである(無駄な時間は費やしたけれど)。
さて、ここからが重要。GC 申請の許可は下りた物の、肝心なカードがないと、再入国する際に面倒なことになるらしい。代理人曰く、近々海外渡航の予定があるならば連絡して欲しいとのこと。H ビザスタンプやtravel parole などの書類があるから、どうにでもなるんじゃないかと思っていたが、これは大きな誤りで、もはやH ビザ自体が失効したという扱いになってしまったらしい。
結果的にやらねばならないのは、a temporary permanent resident stamp (I-551 stamp) と言う物をUSCIS へ行きパスポートに押してもらわねばならないとのこと。彼らが言うに、火曜日に別件でLA のダウンタウンにあるUSCIS へ行くので、それまでにパスポートを事務所へ持参すればついでに手続きをしてきてくれるそうである。その後、Santa Monica の事務所までドライブする事になったのは言うまでもない。
6/18/09
代理人からメールが。We have just received the approval notices for your I-140, Immigrant Visa Petition, and I-485, Application to Adjust Status. とのこと。手短に言えば、正式にGC の許可が下りたようである。代理人が言うに、(免許証のような)GC のカードを発行してもらうよう、USCIS へお願いしたそうである。通常だと3 週間程度で届くらしいのだが、現在、諸事情により発行が遅れているとか・・・。
夜になり、自宅のポストを見たら、代理人がメールに添付してきた物とほぼ同じ書類が届いていた。大学では何が書いてあったのか、はっきりと確認しなかったのだけれど、Welcome to the United States of America と書かれた紙が入っていた。
5/12/09
指定されたとおりの場所へ出頭。何の建物かよく分からなかったのだが、application center などと書かれていた。なお、外からは内部が見えないよう、マジックミラーのような窓になっていた。さて、11時に来いと書いてあったので、10時過ぎに行ったのだが、結果論から言えば、待ち合わせの時間は、必ずしも厳密に守る必要はなかったかも知れない。
建物の中に入ったら、警備員兼受付のような人に必要事項を書き込むように言われた。その後番号札をもらったのだが、その数字は約80 番。ただし、毎日1 番から始まっているかどうかは不明。その後は待つことおよそ3 時間。これだけ待たされると分かっていたら、ちょっと遅れていった方が???なお、内部は飲食厳禁。カメラや携帯電話の持ち込みも不可。でも、建物の外へ行くことは問題なし(番号を呼ばれた時に部屋にいる限り?)。
指紋採取は親指以外の指4 本セット、それから全ての指を一本一本スキャン。実際には、係員が指を回転させ、指紋全体を記録していたのだが、私の指は何かと問題があった模様。おそらく、アセトンなどの薬品がかかる機会増すにつれ、指紋が消えていくと共に、皮膚が薄くなっていったため、採取した指紋に指の皺が加算されていた模様。結果として、係の人は何度も取り直しをしていたが、最後は、機会がエラーを出しても無視していたようだった。
私が出向いた日は、三台あった指紋採取装置のうち2 台しか動いていなかった。係員が二人しかいなかったのか、一台は故障していたのか、私には分からない。少なくとも、私が見た二人の係員はまじめに働いていた(彼らの名誉のために)。
5/8/09
代理人事務所から、travel parole が送られてきた。許可証は二枚あり、一枚は、最初に再入国する際に入国管理官に提出、二枚目は、次回以降の旅行のために取っておく必要があるらしい。なお、念のためこれらの許可証のコピーと、現在のI-94 のコピーを持っておいた方が安全だとのこと。
5/6/09
実は、現在のH-1B は9 月末で失効予定。H ビザを更新するか否か、が現在の新たな問題点。もし、GC 申請がすんなりと進めば、ビザを更新する必要はないが、審査の過程で何が起こるか、我々には分からない。そんなわけで、代理人・UCLA のInternational center とも相談した結果、現時点では何も起こらないだろうが、念のため更新する方向で手続きを始めよう、と言う結論に到達。もっとも、提出する書類は、前回とほぼ同じなので、難しいことは何もない。申請費用を誰が払うか、という問題のみ(結論から言えば、前回同様、ボスが負担することに)。
4/17/09
USCIS からASC appointment notice なる書類が届く(I-485, I-765 関連)。指紋を採るから、5/12 の11am にUSCIS FAIRFAX に来いと書かれていた。お金が引き落とされてから一月ちょっと。早いのか遅いのか私には分からないが・・・。
3/6/09
今日付で、申請費の$1010 が引き落とされていることを発見(今回も、実際に気付いたのはかなり後になってから)。
2/26/09
最近出た論文を業績欄に加えるべきかどうかメールで探りを入れたところ、I-140 は既に申請したのでその必要はないとのこと。万が一、さらなる業績を示すように政府から通達があった場合にのみ必要になると言うのが彼らの見解のようである。
2/17/09
I-140 にミスを発見したという連絡が。Write in your foreign name and address in your native alphabet under Part 4, Question 3. 修正し、代理人に発送。
2/13/09
今日付で、申請費の$475 がチャージされていることを発見(実際に気付いたのはかなり後になってからだけれども・・・)。
2/3/09
今度は、I-485 に関連する書類についての指示。下記の書類の他に、Confirmation of Employment Letter を大学に作ってもらうようにとのこと。それから、申請費は、 $1010 (I-485, I-131, I-765, and fingerprinting)。チェックの宛先は"U.S. Citizenship and Immigration Services" だそうである。
(1) Form G-28: please print and sign 4 copies.
(2) Form G-325A: there will be a scroll down menu entitled "Immigration Tracker" on the upper left-hand side of the Word document. Please choose "Print in Quadruplicate" and sign all four forms. In addition to signing this form in English, please also sign in your native alphabet, where indicated.
(3) Form I-765: please make sure that your signature fits in between the lines on the form so that USCIS can easily scan it. If the signature is too large or if it overlaps over the lines, USCIS could request an additional signature at a later date, which can delay the issuance of your Employment Authorization Document (EAD).
(4) Form I-485: please print and sign one copy.
(5) Form I-131: please print and sign one copy.
1/27/09
代理人からI-140 に関する書類をチェックするよう指示あり。間違いがなければ、青いインクでサインして欲しいとのこと。どうやら、直筆であることを強調するためらしい。それから、I-140 申請費用の$475 をUSCIS へ払わねばならないのでクレジットカード番号を教えて欲しいとのこと。
(1) Form G-28: Please sign where indicated;
(2) Form I-140: Please be sure to check all information and sign where indicated in Part 8 (in particular, please confirm your most recent admission to the United States in Part 3 at the bottom of the first page);
(3) Draft Support Letter (for your review ONLY - no signature required. Please carefully review the details of your field to ensure that I have properly described your research and advise me of any edits you may have. Please also add details regarding any presentations or conferences to which you have been invited to attend in the future); (←これは、I-140 を申請する際の、カバーレター)
(この間、推薦書の回収作業に手間取る・・・)
10/30/08
病院に電話をしたら、書類が出来たとのこと。書類はしっかりと封印してあったが、コピーをもらえた。血液検査の結果は、特に問題なし。結果からいえば、母子手帳を英訳する手間を考えれば、全ての予防接種を受けた方が簡単だったようである。ただし、10 歳に満たないような子供の場合はこの限りではないかも知れないが。
10/29/08
TB テストの結果を見るために再度病院へ。掃除のおばさんだか看護婦だか分からないようなアジア系のおばさんに腕を見せろと言われたので、袖をまくったところ、1 秒もしないうちに、"You are OK" と言われ終了(一体何を見たのか?)。書類は、ドクターのサインがいるので、明日電話して欲しいとの事。
10/27/08
アメリカに来て、初めての病院。予約を入れるくらいだから、もっと混雑しているのかと思ったが、待合室は閑散としていた(拍子抜け)。いくつかの書類にサインをし、10 分程待っていたら、小さな部屋に通された。結論から言うと、日本で予防接種を受けた事を証明できない場合は、何本かの注射を打たねばならないが、私の年齢だと2 本で済むらしい。それに加え、TB テストと血液(HIV)検査。4 回針を刺されたが、結局、一時間もかからないうちに全て終了。
10/22/08
重い腰を上げ、メディカルチェックのためのドクター(UCLA のMedical Plaza)に電話をかけてみた。と言っても、電話に出たのは本人ではなく、秘書のような人。時々、一月くらい待たされる事もある、とラボの人に脅かされていたが、27 日に予約を入れてもらった。なお、支払いは現金のみで、$255 とのこと。保険がきかないとは聞いていたが、やはり安くはない。なお、必要なForm I-693 はネットでDL 可能。名前やSSN だけ記入し、当日持って行けばいいらしい。
10/20/08
両親から、戸籍謄本の写しが送られてきた。英訳せねばならないのだが、ネットで調べた限り、直訳する必要はないようで、必要な情報が分かれば、箇条書きでよさそうである。なお、メディカルチェックに関連し、母子手帳を探そうと試みたのだが、両親曰くどこにあるか分からないので、(穴だらけの)スイスチーズみたいになってくれとの事。
10/15/08
学科の事務へ行き"advance parole application" 用の書類をお願いしたら、それは扱っていないといわれた("Confirmation of Offer of Employment Letter" はすぐに作ってくれたのだが)。I-center に相談してくれといわれたので、話をしてみたところ、そもそもこれは申請すれば自動的に許可が下りるものだから、何も大学に頼んで書類を作ってもらう必要はないとのこと。ただし、H-1B が切れたら、この許可証がないと海外渡航が出来なくなるので、来年の夏までに必ずビザを更新するよう、念を押された。ビザを更新しておけば、GC 取得に失敗しても、すぐには国外退去にならないと言うのがその理由である。
10/8/08
代理人からのメール(質問に対する返信)。
Basically, there are 2 portions of the green card application. First, is the I-140 portion where we demonstrate that you are an alien of "extraordinary" ability. This is the portion that I think you discussed with Cliff initially and you are self-sponsoring. In that case, we prepare a support letter and forms on your behalf, along with your press, publications, evidence of reviewing journals, conference speakings, reference letters, etc.
The second portion is the Adjustment of Status portion - which is the I-485 and this includes your biographical information, copies of your passport, birth certificate, medicals, photos, etc. In this application, we also file for your employment authorization and advance parole. That way, should your status expire, you have back up ways to work and travel. We can file the 2 portions together - or separately, whichever you prefer. If you are still gathering this second portion, then perhaps it's best to get all of the reference letters signed and returned to us as soon as possible and we can prepare and file the first part.
10/7/08
代理人から長いメールが届いた。今回のメールは、いわゆる身元調査(研究能力ではなく)に関連するもの。私が用意せねばならないのは、下記の書類。
(1) Adjustment Applicant Questionnaire(代理人の作成した質問票に対し回答。これを元にI-485 を作成するはず。)
(2) Medical Forms I-693(健康診断が必要。政府が指定した病院は、ここからさがす。)
(3) Confirmation of Offer of Employment Letter(大学の事務に頼めばいい)
(4) Letter of Support for Advance Parole Travel Document(申請期間中の海外渡航許可を申請する必要がある。ただし、H-1B のビザスタンプが生きている限りは、これはなくても何とかなる。ただし、他のビザのカテゴリーだと、事情が異なる事に注意)
(5) Copy of long-form birth certificate. Please ensure that each birth certificate lists the first and last names of both parents.(いわゆる戸籍謄本の写し。写しそのものを出す必要はない=スキャンした書類に、翻訳証明を付けて提出)
(6) Six Immigration photos (for each applicant). (ビザ申請に使うのと同じような写真)
(7) Copies of passport pages (for each applicant). (今まで使った全てのパスポートの全てのページ)
(8) Copy of Form I-94 Arrival/Departure Record (for each applicant). (両面をカラーコピー)
(9) Any U.S. immigration related documents not already in our files, including copies of Employment Authorization Cards, U.S. visas, approval notices, and arrival records (for example, Forms I-797, I-20, IAP-66). (以前提出したような気がするが、DS-2019 とI-797 をコピー)
(10) Prison and court records (if applicable). (私には当てはまらないはずだが・・・)
9/28/08
下で述べた一歩前進(?)が幻想だった事に気付いた今日この頃。推薦状を書き換える人なんているわけないのはおよそ予想通りだったが、その反応の遅い事といったら・・・。日本人の二人の先生は非常に協力的だったのだが、あとの人達と言ったら・・・。推薦状の作成が一番時間を要するプロセスだと釘を刺されていた真の理由(?)がようやく分かったような気がする
9/8/08
突然、代理人から6 人分の推薦状の原案が送られてきた。中身をチェックし、それが事実に反しないように書かれている場合は、研究機関のレターヘッドを付けて印刷し、直筆のサインを付けて送り返して欲しいとの事。ようやくちょっと前に前進したような気に・・・。
(約半年に及ぶ、不毛な空白期間・・・)
3/12/08
下記の件につき、それとなしに文句を言ったところ、彼らが原案を作るという。まぁ、私が原案を作ったところで、全面書き直しになるのは目に見えているので、そうするしかないんだろうけれど。そんな訳で、推薦状を書いてもらう人との関係を簡単に記した書類を再送信(随分前に送ったような気が・・・)。
3/6/08
代理人から、推薦状の原案のようなモノが送られてきた。私の理解では、彼らがドラフトを作ってくれるはずだったのだが?
(何もしていなかったというわけではないが、なぜか空白の期間が・・・)
12/22/07
以前からあまり進展の見られなかった作業を再開。推薦状を書いてくれそうな人々に、メールを発送。なかなか返事が戻ってこないが、何人かを確保。
11/17/07
業績は多い方がいいだろうと言う事で、試しに、日本語の著作について聞いてみる事にした。返ってきた答えは、英訳すると共に、それが正しい事を示すtranslation certificate を作ってくれとの事。特に業者に頼む必要はなく、ラボに日本語と英語に精通する人がいるならば、その人に頼んでサインをしてもらえばいいようである。
11/15/07
誰に推薦状を書いてもらうべきかにつき、一応、ボスと話し合ってみたところ、彼のお友達らしき10数人の名前を列挙してくれた。とは言え、この中から誰を選べばいいのかは判断が難しい。推薦状を書いてくれそうな人の身元を調べる事から始める必要がありそうである。
なお、意外にも、申請費用の半額を持つと言いだした。実際には、そのような目的のために使える予算は限られているので、給料にちょっと上乗せするというのが現実的というのが秘書のコメント。仮に、月に$100 上乗せしてもらえるならば、一通りの手続きが済むまでに20 万円以上になるはずだから、半額には至らなくても、十分な援助である事に変わりはない。
(後日談: 結局、秘書がその手の手続きを何もしなかったので、この話は立ち消えに。だいたい、彼女は、めんどくさい仕事には一切手を付けない・・・。口先では、やるようなそぶりをいつも見せるんだけれど。)
11/11/07
ここのところ、あまりに忙しく、CG 関連の作業完全にストップしていたのだが、学会に参加した、と言う証拠品を集め始めることに。しかし、論文とは異なり、昔のプログラム等を探し出すのは意外に難しい。それから、最大の難関かも知れない作業、つまり、ボスに推薦状を書いてくれるよう頼むためのメールをを出すことに。No と言われたら、明日から職探し?なぜなら、申請期間中は、visa status は言わずもがな、海外出張だって事実上出来ないだけに、新天地に移ってから申請を始めねばならないのだから。(注:後になって知ったのだが、パスポート上のH-1B ビザスタンプが有効な限りは、海外出張は問題なくできるとのこと。)
10/28/07
いろいろなところから推薦状を集めねばならないのだが、そんなに多くあてがある訳ではない・・・。とりあえず、協力してもらえそうな何人かの先生にメールを出してみた。なお、事務所からの書類を見ていて気付いたことに、彼らが、推薦状の原案を作ってくれるとのこと。代理人費用の高さというのは、もしかするとこのようなサポートに反映されているのかも知れない。噂に聞いていた、払った分だけの仕事しかしてもらえないというのは、あながちウソではないのかも知れない。
10/23/07
支払いが済んだとたん、態度が変わったというか、急にレスポンスが早くなった(気のせい?)。事務所曰く、現在私が持っているビザ関連の書類のコピーが欲しいとのこと。スキャンして、送っておいた。
10/23/07
私がやらねばならない事(用意せねばならない物)のは下記の通り。
(1) Copies of all your publications,
(2) ISI rankings for the journals in which you have published (if the journal appears in more than field, please include all fields that the journal is ranked)
(3) Evidence of the reviewing that you have done and the ISI ranking for that journal
(4) A statement that explains the contributions that you and your research have made in simple terms, such that I can explain it to an officer. For instance, any information that outlines a novel approach or a potential cure/treatment should be included.
(5) A list of 6-8 persons that will sign reference letters on your behalf (I do not want more than 1 from UCLA)
10/19/07
契約に関することが書き留められた書類が添付されてきた。チェックを送るのかと思っていたが、カードでも支払えるらしい。
10/13/07
査読に関する悪あがきをするために、知り合いの先生に、査読用の論文があれば回してもらうように頼んでみた。無いよりはましだろうから・・・。
10/2/07
手続き開始を引き延ばしたところで事態が好転するとも思えないので、とにかく、申請準備を始めることを決意。彼ら曰く、数日中に契約書を送るとのこと。
9/7/07
個人で申請する場合、代理人に払う金額は$6600 まで跳ね上がるとのこと。まぁ、リスクが増すことと、余計な仕事が増える事を考慮すれば、ある意味仕方がないことなのかも知れない(払えない額じゃないが、払いたい額ではないというのが本音)。
担当者からのコメントを要約すると、私の業績を勘案する限り、見通しは決して悪くはないが、一般に狭き門なので、申請が認められない可能性もあるとのこと。もし、査読の経験を増やすことが出来れば、より有利になるけれど・・・とも書いてあったが、こればかりはねぇ。ポスドクの場合は、待っていても、経験値が増える見込みはほとんどゼロなので・・・。
9/3/07
事務所から、かなり具体的なメールが来た。UCLA のサポートで申請する場合は$4500 が代理人費用になるとのこと。そのほかに、書類を申請する時にかかる申請費が$2000 程度にはなるはずだから、合計すると$6500〜$7000 か?ただ、私の場合は、おそらく個人申請になるだろうからもっと費用がかさみそうな気が・・・。
8/27/07
弁護士事務所からようやく返信が(彼女は夏休みを取っていたとか・・・)。彼女曰く、論文の査読をした経験があるかどうか教えてくれとのこと。そんなの、たくさんあるわけがない・・・。
8/15/07
I-Center が提案したように、諸手続の費用を調べることに。本当は、いろいろな法律事務所に問い合わせようと思ったのだが、web で調べてみたところ、見積もりを取るだけでも$300 などと言っているところが多いことを知り、あえなく断念。あと、事務所の評判もいろいろあるようで、高いところは高いだけのことがある・・・、と言うのも否定できないような気が。と言うわけで(本当は、めんどくさかっただけなのだが)、H-1B を取った時に大学が依頼した事務所にだけ、CV と共にメールを送ってみた。
7/30/07
下記の続きをI-Center へ行き教えてもらった。GC 申請に際し、提出せねばならないメインの書類は4 種類。最初にI-140 という、永住資格審査に関する書類を提出、その後、別の資格審査のための書類(I-485)が必要になるとのこと。大学経由で申請する場合は、これらの書類をほぼ同時に出せるが、個人でやる場合は、別々に出さねばならないらしい。これらが許可されると、今度はI-765(EDA) とI-131 と呼ばれる、労働と海外旅行を許可するための書類を提出することになるようだが、この場合も、大学経由だとI-485 とほぼ同時に申請できるようである。
それぞれの申請書のお値段は、I-140, -485, -765, -131 の順に475, 1010, 340, 305 ドル。それ以外に、最終的には指紋をUSCIS に登録する時の費用がかかるとか?それから、馬鹿にならないのが、いわゆる弁護士の費用。安いところ($1500 程度)もあるらしいが、そのような事務所を使って手続きに失敗した人もいるので、書類を出して終わりではなく、最終的にGC を手にするところまで面倒を見てくれるところに頼んだ方がいいんじゃないか、というのはI-Center の方の弁。ただし、そのような事務所だと$5000 くらいかかることもあるらしい。
私の場合は大学がサポートするかどうか(つまり、給料等ではなく身分の問題)が、申請上の戦略を大きく左右のかもしれないが、いくつかの弁護士事務所に履歴書を送り、どれくらいの費用で申請できるかどうか聞いてみる、というのがまず最初にやることのようである。そもそも、ボスが私のGC 申請について深く考えているとも思えないので(そもそも、詳しいことを知っているはずがない)。
7/27/07
再入国した際に新たにもらったI-94 のコピーをI-Center へ送ったついでに、GC について軽く質問してみたところ、UCLA のGC 取得に対するポリシーについて説明した書類と簡単なコメントが戻ってきた。結論から言うと、UCLA はポスドクのGC 取得は認めていないので、大学がスポンサーになる場合は、大学がパーマネント雇用を保証するような身分を手に入れねばならないとのこと。むろん、個人として申請する事も可能なので、大学での身分が絶対というわけではないけれど。
7/13/07
書き留める・・・とは言ったものの、実はGC に関する私の予備知識はほとんどゼロ。周囲からの雑音で、H-1B を持っている場合は、大学や会社を通さずとも申請することは可能、ということを知ったのもつい最近。LA に戻ったら、I-center に相談(情報収集をし)に行く必要がありそうである。
7/12/07
つくばで開催されている学会の最中に、ボスが給料を上げてやると突如言い出した。何があったのかわからないが、機嫌は悪くなさそう。というわけで、給料もだがGC の申請を・・・と切り出してみたら、一応協力するとのこと。まぁ、彼がどこまで制度を理解していて、どこまで手助けをしてくれるのかはわからないが、今回もその過程を書き留めておくことにしよう。