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不定期日記 (2012.9〜2012.10)


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10/30/12
    東海岸側は季節外れのハリケーン襲来で大変なことになっているようだが、Berkeley に影響を及ぼすほどの勢いはない。テレビを見るとOhio のように停電と(雨ではなく)積雪に見舞われている所もあるようで。◆ラボの某学生は、大統領選に合わせて行われる住民投票に興味を持っているようだった。CA 州はObama が取ると分かっていることもあるが、彼曰く、個々の案件が提案された理由を見るのが好きらしい。私なら選挙権があっても調べないような気がするが?◆ちなみにネットに寄付金の額まで出ているとは知りませんでした。

10/28/12
    最近のBerkeley らしくなく、この週末は暖かくていい天気だった。LA は毎日こんな天気だったはずなのだが、と考えてしまうが、天気ばかりはどうしようもない。◆ちょっと外をふらふらしたら、カボチャを飾っている家が何軒かあった。そういえば、ハロウィーンが近いのでした。と思いながら、アパートに戻ってきたら、中庭で5-6個のカボチャを彫っている一家も(ただし、自分でもやってみようという気にはならない)。◆外の景色を見回して気付いたのは、意外に紅葉が進んでいたこと。来週からは冬時間となれば、これも当然の成り行きかな?

10/26/12
    サウジから戻り、今まで放置されていた装置のセットアップにも時間を使えるようになった。ただ、LA にいた頃に問題ばかり起こしていた代物ばかりなので、再調整なしには使えそうにない。更に困ったことに、いくつかの部品が行方不明になっているではないか。仮に誰が持ち去ったのかが分かっても、それらは他の場所で使われているので、新たに注文するしかない事に変わりはないが。(あちらこちらから催促されている事もあり)現時点では来週末までに全ての装置を動くようにするつもりなのだが、目論見通りに事が運ぶだろうか。

10/24/12
    サウジにいた間に、こちらはすっかり季節が変わってしまったようで、はっきり言って天気が悪い。以前からこちらに住んでいる人に言わせると、これから徐々に雨期に入るので、今週末がペンキ塗りを済ます最後のチャンスじゃないかとのこと。LA では雨なんてほとんど降らなかったし、A2 は、雨の代わりに雪のことも多かったので、渡米後9 年間、折りたたみ傘一本で過ごしてきたが、今年は大きな傘を買わねばならないかも?とは言え、普段はシャトルバスで移動することの方が多いので、傘の大きさはあまり問題にならないのかな?

10/22/12
    先週末、一日に二度も火災報知器が鳴った事に関連し、アパートの管理人からメールが届いた。一回目は、料理の際に出た煙に反応したらしい。そんな時は、ドアを開けて廊下に煙を流すと建物全体が避難対象になるので、窓を開けて換気してくれとのこと(システムはその部屋だけが燃えていると判断するのだそうだ)。二度目は、階段で誰かが吸ったタバコの煙に反応したらしい。メールの文面から察するに、全館禁煙なんだからルールを守れと、ご立腹の様子だった。確かに、火事でもないのに外で待たされるのはねぇ・・・。

10/20/12
    サウジに着いた直後も夕方になると睡魔に襲われたので覚悟はしていたが、帰国後も時差ぼけから解放されるにはしばらくかかりそうな予感。10 時間も時差があれば仕方がない?◆偶然にも「査読でアイデアを盗まれる」で検索すると、昔の記事が出てくる事に気付いた。その可能性を否定する気はないが、盗んだところで得られる成果は知れているだろうし、盗用の結果、同業者に汚い奴だと思われでもしたら、その後一切信用されなくなるのではないか?少なくともこちらでは、その手の噂は徐々に拡散しているように感じられるので。

10/18/12
    ようやく普通の国に戻ってきた。実は、現地からこのページの更新を試みたのだが断念。アメリカにVPN 接続しようとした場合も全て接続を拒否された。ただし、KFUPM が接続を制限していたのか、政府がブロックしたのかは、私の頭では分からない。YouTube やFB にはアクセスできたが、ちゃんと繋がるまでに数回リロードせねばならない事が多かった。ちなみに、意図的にアダルト系に繋ごうとすると、サウジは言わずもがなバーレーンでもブロック。でも、Tumblr に流れてくる怪しい画像までは規制しきれていなかったようだけれど(笑)。

10/17/12
    長かったサウジ滞在も今日で終わりである。まだ大学にいるので、ちゃんと出国させて貰えるか分からないが、周囲の人に聞く限りは、入国よりはましだろうとのこと。ただし、昨日からの巡礼休暇のために、空港は混雑しているんじゃないかというのが、こちらの先生の弁。とにかくアメリカに戻るのに丸一日かかるので、出発時のように最初から躓くような事だけは避けたいというのが本音。◆写真は夜の給水塔。大学の設立当時はちゃんと使われていたが、現在は普通の時計台と化している模様。でもその時刻、実は不正確でした。

10/15/12
    今日も夕方から違うモールへ出かけた。もちろん、サウジ土産のような物は全く見あたらず、アメリカで手にはいるような物が大量に並んでいた。モール内には、小さな遊園地のような物もあり、いくつかの激しくないアトラクションがあった。驚いたことに、スケートリンクまであり、20 人あまりの子供が滑っていた。なお、こちらの先生曰く、オイルマネーでモールが乱立し始めた頃、一人に一つずつモールが手に入ると揶揄されていたとのこと。でも、サウジの平均的な給料は、高級品を扱うモールで買い物をするには十分ではないと思うが?

10/14/12
    夕方、近所のモールへ連れて行ってもらった。品揃えは、アメリカにそっくりだが、特にブランド品の値段は日米より2-3 割高め?なお、サウジの女性は、外ではアバヤを着ているが、店内には女性向けの洋服店が沢山あった。外では黒装束でも、家の中では着飾っているのでしょう。Food Court では、男性と女性の席が分かれていて、前者にはカラフル、後者向けには白黒のテーブルが置かれていた。印象的だったのは、お祈りの時間になった途端に店の電気が消え、大勢の人が、モール内のモスクに駆け込んだこと。同行した学生も・・・。

10/13/12
    学内には、インスタントコーヒーが飲めるカフェはたくさんあるが、普通のコーヒーを出すところは少ない。今日、ようやく初日に連れて行かれたまともなカフェまで自力でたどり着いたので、アメリカンコーヒーを頼んだのだが、飲んでいるうちに、何か妙な味がすることに気付いた。どうやら、水が完全に脱塩されていないためらしい。ビールが飲めないのだからせめてコーヒーくらい・・・。ちなみに、近所のスーパーにはコーヒー豆とフィルターは売られているが、ドリッパーがない。もし、またサウジに来ることがあれば、これを持参するかな?

10/11/12
    夕方から、大学の所有するリゾート地(海と砂丘がある)へ案内してもらった。そこから車で10 分くらい走った海岸沿いには、ちょっとした市場があり、ラクダも歩いているではないか。ネタとして乗らせてもらったが、あまり乗り心地のいい物ではない。馬車のように、上に乗らなければ乗り心地は改善するのだろうか?夕食は、サウジの伝統的な料理のお店でライスの上に乗ったチキンを食べることに。スパーシーだと言っていたが、実際にはマイルドな味。なお、アラブ料理はインド料理に何となく似ているような気がするが、気のせい?

10/10/12
    サウジの週末は、なぜか木金である。週末に行けそうな場所はないのかと聞いたが、この辺りには何もないらしい。それでも夜は、シーフード店へ連れて行ってくれた。味はまずまず、アルコール代わりにアップルサイダーを飲んだのが普段との違い?◆その後、周囲を車で回った。現地の人曰く、4-5 年前まではあまり開発が進んでいなかったが、最近は欧米系店舗の出店も進んでいるとか。海岸沿いを整地するにあたっては、砂浜に岩を敷き、そこを平らにしてからビルや道路を造ったらしい。地震(液状化)が無いならいいけれど・・・。

10/9/12
    サウジに来てもやることが無いんじゃないかと勝手に想像していたが、意外にもスケジュールがびっしり詰まっている。昨日は、石油会社の人と会い一時間ほどプレゼン、今日も大学の先生方を相手に同じような話しをすることに。それ以外にも、大学内の様々な部門(学科)の研究者と会うので、もはや顔と名前が一致するのは一部のみ。◆学生と話しをしていたら、突如火災報知器が鳴りだした。すぐに外へ出ましょうと誘導されたところを見ると、それなりに安全教育もなされている模様。実験室はそうでもなかった気がしたんだけれど・・・。

10/7/12
    9:35 のフライトに間に合わせるため、仮眠を取った程度で起床し、空港までタクシーで移動。出国審査は簡単で、待ち時間は空港ラウンジでレポートを書いて過ごした。飛行時間は20 分ほどなので、搭乗と共に機内サービスを始め、出発後は、CA 共々ずっと着席だった。問題はここから。入国審査の列に並んだ物の、人によっては5 分以上かかるので、全く前に進めず二時間半ほど並んで待つことに・・・。大学の人に言わせると、最近酷いのだそうな。ここまでトラブルが続くなら、ここにはもう来たくない、と言うのが正直な感想である。

10/6/12
    私のパスポートは、全く関係のない建物に配達されていた事が夜になって分かり、出発当日の朝に回収。その後18 時間程のフライトと乗り継ぎをこなし、無事にバーレーンへ到着。お迎えが来ていたので、これで安心と思っていたら、そうではなかった。結論を言うと、バーレーンからサウジまでは、航空券を取り直した関係で、車で移動することになっていたのだが、ビザには空路で入国すると書かれていたため、何と国境で入国拒否に(写真)。バーレーンのホテルに一泊し、BAH-DMM 間を飛行機で移動するしかないだろうという結論に。

10/4/12
    本来ならば、昨日からサウジに出発する予定だったのだが、ビザ申請の代理店からの報告で、サウジのLA 領事館のビザ印刷機が壊れたのでビザの発給が一日遅れると分かったのが一昨日。で、昨日、代理人がビザが出たので山の上の研究所にパスポート+ビザを送ったと電話をかけてきた。これで、明日は無事に出発できると思っていたのだが、午後になっても、書類が届かない。仕方なく、所内にある郵便物の管理をしている部署へ行ったら、FedEx の封筒が行方不明になっている、と言うではないか。なんかまたイヤな予感が。

10/2/12
    驚いたことに、昨夜アパートの周囲で大停電が発生。電気がつかないのは商店街だけではなく、大半の信号もダウン。そんな状況ゆえ、アパートに入るための電子ロックが解除できるか不安だったが、そこは誰かがゴミ箱を置いてくれたため無事に突破。◆建物に入り、真っ暗な階段を登りながら頭に浮かんだのは、以前ハリケーンに巻き込まれ停電・断水・食糧難の三重苦(?)に陥った時の事。あれは7 年前だったのですな。◆ちなみに、数ブロック離れた所に住んでいる学生は、何の問題もなかったそうで。運が悪かったのだろうか?

9/30/12
    First aid の講習会に参加するため、日曜だというのに朝から大学へ。普段は行くこともない小さな講義室へ入ったらかわいらしいイスが沢山転がっているではないか。講習の先生によると、授業中に生徒が動き回るので、destructing だということだったが、学生の時に一度くらい使ってみたかった。◆講習自体は決して難しくはなかったのだが、とっさの時に、その知識を利用して救命できるかと問われると、その自信はあまりない。生かせる人を殺してしまうのもイヤだしねぇ。あと数回、似たような講習を受ければ考えも変わるのだろうか?

9/28/12
    最近の不摂生が祟ったのか体調不良。やることは沢山あるが、急ぎの仕事は、昨日のうちにある程度片付けてしまったので、今日は家でゆっくり寝ることに。考えてみると、ここ二週間あまりゆっくりと寝た記憶すらないかも?◆そう言えば、ラボの秘書が、辞めるらしい。表向きは「彼女にLA に戻ってこいと言われたから」のようだが、最近参っていたようだったので。前任者も似たような状況に陥ったので驚くほどの事ではないが、後任が見つかるかどうかが問題。そのしわ寄せは私の所にも来るので(というか、既に第一撃は襲来済み)。

9/26/12
    日本滞在は今日で終了。追い風のため、飛行機は30 分ほど早くSFO へ着く予定だったが、機長曰く空港が満杯のため、上空で待機するとのこと。上空で輪を描きながら飛ぶと思いこんでいたが、実際はゼムクリップのような飛行経路ではないか。更に、4 周もしたのにその航路にぶれがない。自動操縦なのかな?◆トイレに籠城した日本人が機内にいたようで、着陸後、警察が乗り込んできた。CA が日本語で話しかけていたが、それも無視。結局、機外に出るのに30 分ほど待たされる羽目に。何だか、トータルで1 時間損した気分。

9/25/12
    今回会った同世代の研究者は、皆さん頑張っているようだった。いい仕事が評価され、学会の実行委員になったのだろう。その一方、みんなで「先生、先生」と呼び合っているのを見て、薄気味悪くなった。◆気になったのは、研究費の繋がりが人間関係に強く影響している様に見えたこと。若手の先生には仕方がないのかな。◆一度講演をドタキャンすると信用回復に10 年かかるとか、名前を売るには地道な努力が必要なんて言う話しも出ていましたな。あの先生の口からそんな言葉が出てくるとは意外だったが、経験談なのでしょう。

9/24/12
    今日から学会も本番。とはいえ、午前中に発表も終わってしまったので、あとはお気楽。そもそも、分野がちょっと違うので、世の中にはそんな研究をしている人がいるのか、を知ることが目的になっているような気がする。◆研究の質はさておき、発表のうまい人とと下手な人の差を痛感した会議だった。下手な英語でも語りかけてくる人の発表は頭に入ってくるが、棒読み口調だと右から左に・・・。慣れの問題なので、誰でも修正できそうな物だが、日本にいると難しいのでしょうな。◆夜は、同じセッションの参加者との情報交換(懇親会)。

9/22/12
    横浜に来たのはおよそ10 年ぶり?NEX から見た限り周囲の様子もかなり変わっているような気がした。◆チェックインしてから、パソコンに電源を入れようとした途端、穴が二つしかない事に気付いた。アメリカでも日本の電気製品は使えるが、日本のコンセントにはアース用の穴がない。仕方なしに、階下のファミマで変換器を購入。千円もしたところを見ると、結構売れているんだろうな。◆日本ならではのものを食べるためにラーメン屋へ。魚味スープのラーメンを食べながら、こんな味の店が早稲田にもあったのを何となく思い出す。

9/21/12
    今日からまた日本へ。今回ほど無感動(?)のまま日本へ向かったのは初めて。学会会場では友達に会えるはずだが、それ以外は特に誰かと会う予定もないからかな。現地4 泊なので、あまり時間もないんだけれど。◆飛行機の中では、寝る暇を惜しんでスライド作りを進めることに。枚数はだいたい揃ったので、あとは当日にどう話すかでしょう。◆機内で隣に座っていたおばちゃんはよくしゃべる人だった。ついでに客室乗務員のやることに、何かと文句も付けていた。何人か無愛想なのがいたのは事実だったが、UA だからねぇ・・・。

9/19/12
    洗面台の脇にある鏡を拭こうとした際、鏡の奥に小物用の戸棚がある事に気付いた。と言うより、何で3 ヶ月以上も気付かなかったのかが不思議(笑)。最近のアパートは良くできているとつくづく感心。とは言え、ちょっとした煙でも火災報知器が鳴ってしまう程の近代的な建物なので、戸棚くらいあって然るべきなのかも知れないけれど。◆日本の学会が近いというのに、スライドを作る時間がほとんど取れない。うかつに引き受けなければ良かったと思ったが、時既に遅し。発表前日の23 日が勝負ですな(友達と飲みに行く時間はなさそう?)。

9/17/12
    研究所のシャトルバスの中で、運転手と乗客の会話を何となく聞いていたら、乗客がそれは何のためのスピーカー?と尋ねていた。運転手曰く、音楽用だよ、主にラジオだけどね、と。昔はラジオを聞いてもよかったが、誰かが文句を言ったため、彼の上司が音楽・ラジオ禁止を決断したようである。10 秒ほどラジオをつけた彼、あった方がいいのにねと笑っていた。周りの乗客もほぼ同意していた模様。私はむしろ、大声で会話をしている運転手の方が苦手と言う意味で、ほどよい音量のラジオで済むなら文句を言うことはないでしょうな。

9/15/12
    Walgreens へ行ったら、カボチャ細工用の道具が売られていた。こんなの10 年以上前から売られていたに決まっているのに、今まで見た記憶がない。確かに、ハロウィーンともあまり縁がなかったので、気付かなかったとしても驚きはしないんだけれど。◆中国人に、反日暴動について聞いたら、もはや政府がコントロールできるレベルじゃないんじゃないかと言っていた。彼曰く、一般的な民衆は全てに不満を持っているから政府の言うことなんて聞かないとのこと。でも、アメリカにいる中国人もデモをやってたはず。じゃ、奴らは何なんだ?

9/14/12
    某雑誌に、政府が原発を2030 年代に全廃する方針を固めたと書かれていた。脱原発の方向性は正しいと思うが、その現実味とそれに伴う出費を、国民はおろか政府も正しく把握しているのかどうか、些か疑問。自然エネルギーなんて使えないと言っても、聞く耳を持たない人達には、毎年5 兆円にもなるという出費(アラブの王族への貢ぎ物)を目で見て理解させるためにも、街中で札束を燃やすデモをした方が効果的だったりして?せめて私は、コラムにもあるように、次の内閣(自民党?)が考え直す可能性があると信じることにしよう。

9/12/12
    昨日に引き続き内輪の研究報告会。ボスは、論文になっていないデータは(真似されると困るので)表に出すなというが、他のラボも同じような研究をしているので、果たして、我々が先行しているかどうかすら怪しい、と言うのが率直な感想。相手を牽制する(同じ事をするなと言う)意味では、多少は未発表データを出した方がいいんじゃないかというのが本音。それに、報告会の意義を考えれば、全てが発表済みだったら聞いていてもつまらないしねぇ。でも、他人と違うことをやらないと生き残れないことを再認識するにはいい機会でした。

9/11/12
    明日、iPhone 5 が発表されるので、iPhone ユーザー数人に新しいのを買うの?と聞いてみたが、その予定は人それぞれ。某PD は金がないと言っていたが、こちらの電話会社も日本と同様に二年縛りをかけてくるので、iPhone 4S を持っている彼なら、今回は見送るのは自然?意外な答えを返してくれたのは隣のラボの学生。裏のカバーが外れかけているので、買い換えるそうだが、何をすればそんなことになるのか?私はケースにも入れずに使っていたけれど、ほぼ無傷。変な落とし方をしたら、逆にタッチパネルが割れるだろうし・・・。

9/9/12
    月末に、また遠出をするので、スーツケースを新調することにした。前回に購入したのは、渡米前だったので10 年程使っていた計算にはなるが、実際に使ったことは何度あったことか。本体は問題ないのにタイヤだけが壊れるとは、カバン屋の陰謀?それはさておき、最近のモデルは、以前より軽くなっているような気がする。さらに、タイヤの動きも滑らか。素材の進歩は見ただけでは分かりにくいが、技術の進歩が容易に認識できる点があると、買ってみるかという気にさせられますな。で、次に買う頃にはどの部分が進歩するのだろう?

9/7/12
    ここのところやっつけ仕事になりつつある査読を二つ仕上げた。一応、ちゃんと読んだけれど、変な査読意見を書いていないかちょっと心配。著者よりも、編集部へ与える印象という意味ですが・・・。◆ようやく、山の上のラボで本格的に実験が出来そうな雰囲気になってきたので、キャンパスに置いてある荷物を再び段ボールへ詰め込んだ。LA からの移転時に大量に処分したと思っていたが、未だにかなりの書籍類が机の上にあった事を再認識。まぁ、今度の机は、今よりも大きいので、しばらくは捨てずに様子見する方がいいかな?

9/5/12
    雑誌の目次を見て気付いたのだが、Fleischmann が亡くなっていたらしい。私の大昔の研究テーマからすると、ラマン(SERS)と微小電極の人なのだが、常温核融合スキャンダル(?)でもちょっと有名になりすぎてしまいましたな。◆ボスが、部屋に飾ってあるMarie Curie の写真を指さしながら、彼女がなんて言っているか分かるかと言う?彼に言わせると、もっと出来るだろう、もっと頑張れと言っているのだそうな。確かにもっと出来そうな気もするが、彼のやる気とこちらに回ってくる雑用の量に相関関係がある可能性を考えると・・・(笑)。

9/3/12
    私の研究分野では、単純な実験がやり尽くされたのか、ここ数年、いい雑誌に論文を載せるのが難しくなってきた。そんな状況でもいい論文を出す研究者はいるが、小狡いやり方で論文を出している人々も目につくように思う。ライバルが発表した化合物を、自分で合成したかのように書いたり、都合の悪いデータをSI に隠したり、というのがその手口。論文をしっかり読めば分かるので、査読者が騙されているというよりは、お友達ゆえ見逃しているんでしょうな。長い目で見た場合、そんな小細工がプラスに作用するかは分からないけれど。

9/1/12
    月曜日がLabor day のため三連休だ・・・、と思っていたところ、またしても、至急の仕事が舞い込んできた。そもそも、そんな仕事が入らなくても山積している仕事を片付けねばならない状況だっただけに、更に予定が狂い、いい迷惑。◆偶然知ったのだが、ベトナムは、9/2 が独立記念日(それも日本から)なのだそうだ。今年は日曜日と重なったので、月曜も休み。よって、ラボのみんなで某学生の出身地でもあるQuy Nhon へ遊びに行くとのこと。暑いこと以外に、どんな所なのかまでは知らないが、ネットを見る限り、悪い所ではなさそう?

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