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不定期日記 (2013.11〜2013.12)


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12/31/13
    三年ぶりに日本で迎える大晦日。もともと、年末年始には大して思い入れもないので、私にはのんびり出来る一日、と言う位置づけでしかないけれど。◆今回の帰省に合わせ、妹が実家に顔を出すと聞いていたのだが、結局姿を現さず。電話も繋がらないとは何を考えているのか?去年も直前で風邪のためにすっぽかされたことを勘案すると、実は嫌われていたのかな(笑)。◆日本は休日でも、アメリカは通常通り。案の定、仕事のメールが幾つも来ていた。適当に時間を見つけ片付けねば・・・、と思いつつもやる気は沸きませんな。

12/30/13
    早朝、無事に日本に到着。飛行機を降りて感じたのは、寒むっ・・・。日本の冬は寒いと知っていても、これは。◆電車の中で、東銀座に行きたいという外国人に遭遇。英語で話をするのはいいが、東銀座なんていう駅は記憶にない。ちなみに彼、最初は私の隣にいた女性に英語は分かりますか、と聞いていた。残念ながら、日本人はあまり話せないという認識なんでしょうな。◆実家の周囲は相変わらず。ベトナムの喧噪を見た直後だっただけに、実家周辺の活気のなさが際だって仕方がない。都内はそうでもないと思うが、気になりますな。

12/28/13
    学生の研究報告とactivity を兼ねて、Saigon river のほとりへ出かけた(車で30 分ほどの距離)。ちょっとしたセミナー以外にも結婚式も出来る、かなり本格的な施設だった。◆学生の発表は、良くも悪くも想像の範囲内。少しずつは進んでいるけれど、実験量の少なさまでは隠せなかった模様。◆夕食はバイキング。何度もこちらには来ているけれど、未だに見たことのない料理が幾つも並んでいた。◆夜はHCMC 市内に戻り、学生とカフェで軽く一杯。ベトナムの女性はあまり飲まないようなイメージがあったが、そうでもなかったみたい。

12/27/13
    ちょっと前にSickweather と言うアプリの存在を知った。風邪の予防という意味で実用的と言えるのか否かはさておき、風邪を引いている人が沢山いる地域にはSick 表示が出るようになっている。当初は、アメリカだけで使える物かと思っていたのだが、意外にもサウジでも表示が出ていた。確かにweb で仕組みを見てみると"I'm sick" というtweet 等に反応するようなので、英語で情報発信をする人がいたと言うことなのだろう。じゃベトナムはどうなのかと言えば、ここでもアラートが。観光客が風邪を引いて・・・なのかもしれないけれど。

12/25/13
    学生が先月とは違う鞄を持っていたので、買い換えたのと聞いたら、マウスが・・・と言いだした。最初は何の事を言っているのか分からなかったのだが、要は鞄の中にケーキを入れておいたら、ネズミに鞄をかじられたらしい(笑)。家の中でネズミを見る事なんてまず無いので、パソコンのマウスのことだと思いこんでしまったが、ベトナムはちょっと違うのですな。◆夜はHue の料理を食べに出かけた。味は料理によりけり。私好みの料理もあれば(左)、不思議な味の食べ物も(右、透明のスープをかけ、下に隠れているご飯と混ぜる)。

12/24/13
    飛行機が予定より30 分早く着いたので午前1時過ぎに空港の外へ。しかし、お迎えが来ていなく45 分程待ちぼうけ。分かっていたら、勝手にタクシーで行ったのに。待っている間に、この空港が日本の協力で建てられたという証拠を発見。◆前回の訪問の時にインストールされた装置をチェックしたのだが、そのうちの一つは既に壊してしまった模様。US$100K 以上したのに・・・。事実上、FL に送り返さねばならないでしょうな。◆夜は、日本のすき焼き風のお店へ。メインは肉や野菜よりキノコらしいのだが、日本人受けするような味でした。

12/22/13
    昨日の未明、アパートのエレベーターで吐いた人がいたようで、昨日はエレベーターに悪臭が漂っていた。今日、意図的にもう一台のエレベーターを使ったところ、張り紙がしてあった。もっともですな。特にこの時期は、清掃の人も休みを取っているだろうから。幸い私は今日からベトナムへ出張なので、そのエレベーターには当面乗らなくて済むけれど。◆今回は香港経由なのだが機内は満席。アップグレードも出来なかったので香港までの14 時間超は、疲れる旅になりそう。エコノミーと分かっていたらUA 便にはこだわらなかったのに。

12/20/13
    この地図に、全米各州の最下位となる項目が書かれている。失業率(MI)や肥満度(MS)のように何となく想像できそうなものが多いが、gonorrhea(LA)、breast cancer(CT)の比率のように知らなかった物も含まれていた。◆AK 州の自殺率は全米平均の2 倍。なぜそんなに高いのだろう?日本並と言ってしまうと元も子もないけれど。◆ちなみに、CA 州は全米でもっとも大気汚染のひどい州であった。確かに排ガス規制等は厳しいが最下位なのか。中国の大気汚染に比べればましなのだろうが、肺ガンにならないように気をつけないと?

12/18/13
    ラボの秘書が、ボスにクリスマスのギフトを贈るべきか悩んで(?)いるようだった。確かに年明けに移ってきた彼女にとっては、最初のクリスマスだというのもあるが、仕事を超えた領域でいい人間(友人)関係が築けていないと贈りにくいが、何もしないのも気が引ける・・・と言うのが本音のようである。さらに悩ましいのは、欲しい物は何でも手に入れていそうなボスに、中途半端な物を贈っても喜ぶとも思えない点。まぁ、確かに。そういった問題を回避するには、ラボの全員からのギフトという形で何か用意した方がいいんでしょうかねぇ?

12/16/13
    飛行機の出発時間は2:25am だったのに、9:15 頃にお迎えが来てしまったため、空港で待つこと4 時間超。ラウンジもないので、暇すぎ。◆FRA 行きの飛行機、私にとっては寒すぎた。真夜中に機内食を食べる気にもならなかったので、毛布をかぶって寝ることに集中。◆FRA のLH のチケットカウンターの人はなぜか日本人だった。この辺りも日本人観光客が多いのだろうか。◆実は、このサイトのアップは久々。サウジ滞在中はVPN を使ってもサーバーにアクセスできなかったので。大学(政府?)が情報発信を制限していたのだろうか。

12/14/13
    ゆっくり出来る最後の夜と言うこともあり、こちらの先生が自宅に招待してくれた。彼の説明によると、アラブ風の料理と言うことなのだが、アメリカとあまり変わらない物も。おいしければ、いいんだけれど。◆食事ついでに、イスラムの習慣を幾つか説明してもらった。女性には絶対に話しかけてはいけないのかと思っていたが、必要最低限に限っては問題ないらしい。ふ〜ん。◆この辺りに野良猫はいても犬を見ないが、と聞いたらペットは禁止されていると返された(大学の宿舎のみ)。特に犬は狂犬病防止のため、殺してしまうとのこと。

12/12/13
    毎日チキンとまずいコーヒーばかりなので、些か食傷気味。ならば、せめて新しいコーヒー豆を・・・と思いスーパーへ行ったら、運悪くお祈りの時間に重なってしまった。15 分程待てば店も再開するだろうと思っていたが、そうはいかず、結果的に45 分も外で待つことに。◆Arabic coffee と書かれた高そうな豆を買い、封を切ったところで絶句。豆そのものは薄い茶色(大豆みたい)で、不思議な香りがするではないか。勝手にアラビカ豆の事だと思っていた物が、これだったとは。不幸中の幸いは、決して飲めない代物ではなかったことかな。

12/11/13
    化学科主催のセミナーで1 時間弱話をした。難しい事をしゃべりすぎないようにしたが、どれだけ理解してもらえたのかは不明。数年前のベトナムでの講義と同様、聴衆のレベルが私の想定していたレベルに達していなかったのだろうか?◆私と似たような研究を数年間続けているという若手の先生と話をしたのだが、その割には(論文に出ている個々の事象には詳しくとも)その包括的な理解度は今ひとつ。教官がこれでは、学生のレベルは推して知るべし?◆仮に私の講演の内容が全く伝わっていなくても驚いてはいけないのかな?

12/9/13
    CCS ワークショップの中で、講演者がポリシーを強調していた。中東のリーダーを目指すのはいいが、誰かがCCS の研究をせねばならないはず。理想と現実の乖離が・・・。◆サウジの先生の多くは海外で学位を取っているし、研究費もあるので、大学の潜在能力は高いはず。ただ、国に戻り教官になった途端に研究への興味を失い、改悪マネージメントに走る人も多いとか?◆結局サウジ人が偉く(でもやる気ゼロ)、彼らが外国人に仕事をやらせる仕組みを改めないと、長い目で見たら、この国が先進国に追いつくことはなさそうである。

12/8/13
    前回こちらへ来たとき、まともなコーヒーが飲めず残念な思いをしたので、今回は満を持して携帯用のコーヒードリッパーとペーパーフィルターを持ってきた。はこちらのスーパーで、挽いてある物を買ったのだが、予想に反しかなりまずい。というより、以前コーヒーショップで飲んだ、何となく塩味の効いたコーヒーとよく似た味がするではないか。こちらの味なのか、のせいか、それとも豆を煎る段階で何かしているのか定かではないが、失望させられたと言わざるを得ない。またここに来るなら、豆も持参せねばならないのだろうか?

12/6/13
    入管にいる職員のやる気のなさは相変わらず。もう夜遅いからと言って、突如一番左側の窓口を閉めたため、そこにいた人々が、私のいる列に入ってきた。更に、女性や家族の旅行者を列の先頭に並ばせるので、なかなか前に進まない。また3 時間待ちかと思っていたら、再度左の窓口が開けられ、出稼ぎ労働者っぽくない人(要は欧米人と私)はこっちに来ていいよ、と言うことになり、最終的には1 時間ほどで入管を通過。旅行者の並ばせ方には、もう少し工夫のしようがあると思うのだが、このに期待してはいけないのでしょうな。

12/5/13
    着陸後、機内で30 分ほど待たされたが、フランクフルトに到着。Lufthansa のハブだからなのだろうが、空港が大きすぎ乗り継ぎの移動が大変。ずっと歩かされている気がしてならない。◆機内で気になったのは、意外にインド人が多かったこと。インドに行くには欧州経由の方が近いんですかね。考えてみると、日本行きの便で、インド人を見たことはあまりなかったような気はするんだけれど。◆機内のトイレに、この水は飲めないと言う表示があったのだが、紙コップも同時に用意されていた。このコップは何のためにあるのだろうか?

12/4/13
    予定によると、今日パスポートが戻ってくるのだが、昨年の苦い思い出があるため、研究所のReceiving まで出向くことにした。幸い、今回は荷物がどこに向かっているか分かったのでそこで待っていたところ、無事に配達人が現れ、一件落着。今回もちょっと冷や冷やしたけれど。◆アパートのロビーに、なぜかどら焼き(日本製)がおいてあった。持って行っていいよとは書かれていたけれど、出発までに食べきれないから断念。あと2-3 日早く置いてくれればよかったのに。◆風邪気味なのか喉が痛い。日曜日に友達からうつされたな・・・。

12/2/13
    Amazon で買った物がネットを見る限り配達済になっていたのだが、家に帰ってみると、何も届いていない。実はこれ、この半年で3 回目。不思議なのは、いつも無くなるのはUPS で配達された場合で、他の運送業者を介した場合はちゃんと届いている。つまり、誰かが玄関先から盗んでいると言うわけでもなさそう。まさかドライバーが家に持って帰ったとは思わないが、ここまで偶然が重なると、そんな可能性も疑いたくなる。とはいえ真相を知るには、ビデオカメラをアパート内にいくつか設置せねばならないので、今の私には難しいですな。

11/30/13
    気のせいかもしれないけれど、昨日はBlack Friday 用のメールが数多く届いたように思う。まぁ、一部の品は本当にお買い得なのかもしれないが、購買意欲をかき立ててくれる物は見あたらず。◆その一方で、この国の一部の人々は、早朝から安売りの品をめがけ量販店へ出かけたはず。いったい何を買ったのか?中には格安テレビなどを買った人もいるようだが、あなた、テレビくらい持ってるでしょ?◆みんなが散財し、景気がよくなるならいいけれど、安売りの品の大半は輸入品。果たしてどれだけの経済的効果があるのだろうか?

11/28/13(祝)
    今日はThanksgiving day でお休み。LBL に行けば、野生のターキーが手にはいるかもしれないが、シャトルバスは動いていないし、と言うわけで、昨年と同様、単なる休日として過ごす(要は家でお仕事)。◆ネットに1799 年に出版されたというのコピーが出ていた。様々な言語のアルファベットを紹介しているのだが、日本語は読める字もあるが、そうとは認識できないな物も(笑)。◆今年はやった言葉というのも見たが、そうなのかな?と言う気がしないでもない。だってファイルエラーのcode 404 なんて今に始まった物じゃないでしょ?

11/27/13
    数日前、ラボの某PD と共に申請書を書くよう言われた。彼の草稿にちょっと手を入れて送り返したところ、改訂版が戻ってきた。しかし、不可解なことに、改悪されている点が多くある。まぁ、英語だけ直したのかなと思い、再びつながりのある話になるように書き換えたところ、再び脈絡のない話(=不要な情報が多すぎる)をつなぎ合わせたような改訂版が戻ってきた。要するに彼、何のために申請書を書いているか理解していなかったと言うこと。研究のアイディアがあっても予算が取れるわけではない理由は、こんな所にもあるのでしょうな。

11/25/13
    こちらの戻ってきた直後、つまり、口内炎がひどくて堅いものが食べられなかった時に、柔らかいものでも食べようかと、圧力鍋を注文。しかし、実際に届けられたのは、それなりに堅いものも食べられるようになった頃。今後いったい何に使うんでしょうね、この鍋。まぁ、それなりに深さもあるので、パスタをゆでる時には重宝できそうだが、圧力をかける必要はないし・・・。なお、軽く調べてみると、圧力鍋の仕組み歴史が色々出てくるが、冷静に考えると、やっていることは水熱合成と大して変わらないですな。う〜ん、食欲なくなりそう。

11/24/13
    色々やることはあるのだが、この週末は長めの睡眠を取ることにしてしまった。一日の半分くらい寝ていたんじゃなかろうか?それで疲れが抜けたのかと問われれば、もう少しゆっくりしないと・・・と答えるしかないのだが。◆偶然にもこんなを発見。在韓の米軍基地でやればいいのに、奴らの行動は意味不明。◆どうでもいいことついでにこれも。このあたり、と言うかシリコンバレーで働く人には、やはり外国人が多い点など、はっきりと認識していなかった事が書かれているように思う。さらに興味のある方は、こちらを参照してください。

11/22/13
    所用で銀行に行ったら、今回も投資を勧められた。ちょっと話を聞いた中で印象的だったのは、リスクを取ることは勧めないと断言されたこと。アメリカの株は最近およそ5 年ごとにクラッシュしているので、低リスクの商品(例えばS&P 500 に出てくる銘柄の抱き合わせ商品)でも2-30% の損をする事もある。よって、最低でも5-10 年のスパンで持ち続けられる額以上は投資に回さない方が賢明と言うことのようである(数年内にお金が必要なら、手は出すなと言われた)。なるほどね。ちなみに最近の株価を見るとクラッシュは近そうな気が?

11/20/13
    私が留守にしていた間に雨季が到来したのか、朝から雨が降っている。韓国やベトナムでも雨に降られたので、それが珍しい訳ではないが、どうしても運が悪いと感じてしまう。◆大学内に新しい研究所が設立されたので、今後どのような研究を進めるか、に関するセミナーがあった。中身は退屈そのもの。◆セミナーも終わりに近づいた頃、突然火災報知器が鳴りだした。外に出るしかないのだが、近くのラボにはクリーンルームで作業をしている人たちも。彼らはどうするのかなと見ていたら、そのままの格好でちゃんと外に出て来ました。

11/19/13
    アメリカへ向けての長旅が始まった。ベトナムを真夜中に発つと、アメリカ行きの便に乗るにはどうしても夕方まで待たねばならない。現実には空港ラウンジで時間を潰すしかないのだが、接続の悪さはどうにかならないのかねぇ?◆これにも関連するが、アメリカとの接続という意味ではICN ってハブ空港でも何でもないですな。NRT の方が明らかに格上。誰が「ICN はでかい空港・・・」って吹聴していたんだろう?アジア路線と貨物便用のハブ空港にならなれるかもしれないけれど。◆成田で買った本も何冊か読んでみた。読書も久々・・・。

11/17/13
    日曜日とはいえ、今日も予定が詰まっていて、朝から学生とのディスカッション。退屈と言ってしまえばそれまでだが、ビデオを通じて話すよりは、面と向かって話をする方がいいですな。◆体調は徐々に回復していると思うが、口内炎が全く治まる様子を示さないため、堅い物は言わずもがな、辛い物も食べられないのが問題。せっかくベトナムにいるのにおいしい物が食べられないとは(また近いうちに来るとは思うけれど)。◆今日の夕食も学生がどこかで買ってきたヌードルスープ。他の選択肢もないとはいえ、ちょっと飽きてきたかな?

11/15/13
    かれこれ一週間近く熱が下がらないので、現地の外人向け病院へ行くことになった。病院の雰囲気は思ったよりもよく(ホテルみたい?)、アメリカの大学病院に似ている気がした。◆意外だったのは、担当医と血液検査をした看護婦の両者が、英語は話せるかと私に尋ねたこと。ベトナムに来る日本人の多くは、確かに英語とは無縁かもしれませんが、アメリカ在住の私は最低限の英語なら。◆診断の結果はおよそ予想通りで、血液検査も異常なし。ただ熱が下がるにはまだ時間が、と言うことのようでした。もう十分待ったと思うんだけど?

11/14/13
    今回宿泊しているのはNikko Saigon なので、建物の中に日本人が沢山いる。今まで利用したことのあるベトナムのホテルで日本人を見かけたことはほとんどなかったので、このあたりに遊びに来る日本人は限られているのかと思っていたけれど、決してそんなことはなかったようで?◆ちなみに一泊のお値段は$120 なので、平素よりアメリカのバカ高いホテル代を見ている私にとっては、割安に見えて仕方がない(内装だって悪くはない)。問題はエレベーターの待ち時間が長いこと。23 階建てならせめて6 基は設置してくれないと・・・。

11/12/13
    5 時前に起き、次の目的に地に向かうため空港へ。韓国も空港内は英語や日本語表示があるが、高速バス乗り場はハングルのみ。バス停くらいもう少し工夫してくれればいいのに。◆ほんの数日間滞在した限り、韓国の物価は日本の7 割程に見えた。国の面積や人口もそんな物だろうから、国家の総合力が、日本を凌駕することは当面なさそうですな。彼らが反日に興じるのも、ごまめの歯ぎしりにすぎないと捉えれば、いちいち相手にするのは時間の無駄かと?◆何はともあれ、夜の10 時過ぎにHCMC に到着(なぜか成田経由・・・)。

11/11/13
    KAIST 二日目。昨日は日曜日だったので、実験室には入れなかったが、今日はいろいろな装置を見せてもらった。いやー、色々持ってますな。これだけの装置をそろえるには相当使ったに違いない。装置があってもいい論文が量産できるわけでもないが、韓国政府はよほど期待しているのでしょう。◆ただ、私の知る限り、海外から研究者をたくさん招聘しているが、いい意味での共同研究が進んでいないような気がしてならない。韓国にお山の大将を作ることは、ノーベル賞級の研究を立ち上げることとはむしろ正反対にも見えるのだが。

11/10/13
    昨日の夜からどうも体が重く感じられるのだが、午後から予定通りDaejeon へ向けて出発。高速バスで二時間ほど走っただけなのにこれだけ南下してしまうとは、韓国も小さな国だったのですな。◆ホテルに荷物を置いた後は、ボスを含め何人かの知り合いと会うためKAIST へ向かったのだが、これまたどこかで見たような風景が目に入ってきた。どうみてもAIST そのものではないか。◆その後は夕食のためにふぐのお店へ。食欲はあまりなかったのだが、メインはふぐ鍋だったのでなんとか味わうことが出来ました(ふぐ刺しも食べた)。

11/8/13
    韓国に到着。昔からいつでも行ける国だと思っていた物の、全く機会がなかったのが不思議なのだが、SFO から半日以上飛行機に乗って来るべき場所ではないかな。機内でも仕事をせねばならなかったからかもしれませんが。◆せっかく韓国へ来たので、焼き肉屋へ連れて行ってもらった。時差ぼけにも負けず、腹いっぱい食べ大満足。なお、焼いた肉は野菜に包んで食べるのか・・・。この点はベトナム料理と共通するようで?◆ソウルの町並みは、日本によく似ていますな。昔よく見た馬場や新宿の景色を思い出すには十分である。

11/6/13
    明日から出かけるというタイミングで、また変な仕事が舞い込んできた(ベトナムから)。彼ら、悪い人たちじゃないんだけれど、どこか人を徹底的に利用しようという雰囲気が見て取れる事がなくもない。スライドを作るのに何時間かかると思っているのか。そもそもこれはボランティアなんだぞ・・・。◆出張中に締め切りが来る予算申請書の草稿を何とか仕上げた。採択されないのは不愉快だが、採択されても仕事が増えるだけ(給料は変わらず)と言う代物なんだけれど。毎回、何のためにこんな物を書いているのか、未だに謎である。

11/4/13
    AIChE の学会がこちらで開かれているために、知り合いが何人かやってきた。私にはなじみのない学会なのだが、展示に参加している会社の人々と話をしたかったので、参加登録もせずに潜り込むことにした。日本からの参加者に聞かれたのは、「いつ日本に戻ってくるの?」「まだ独身?」「今の身分は?」「Berkeley はどう?」ばかり。まぁ、私が逆の立場でも似たようなことを聞くと思うけれど、特に最初の二つは答えようもないですな。もっとも、この数年、その返答に変化が見られない事を問題視せねばならないのかもしれないけれど。

11/2/13
    ボスが言うには、ラボに新しく来る学生やPD と話をすれば、およそ95% の確率で、彼らが成功するか否か分かるという。その割には、これまでに結構な数の外れを引いてきたというのは、まじめに面接をしなかったからなのか、それともそんな学生しかいなかったからなのか?願わくば、多くの人にチャンスを与えた、と言うことにしておきたいけれど。◆ついでに、「私はどうだったのか?」と聞いてみたら、案の定、第一印象は、外れ組だったらしい(笑)。もっとも、当時は英語力がほぼゼロ。会話にならなきゃ、当たりようもなかったんだけど。

11/1/13
    春に別のラボに移った某PD だが、移籍先の研究費が足りないので、出戻りできないか打診してきたという。ただ現在就活中の彼を数ヶ月間雇っても、ラボにとってプラスになるか疑わしい。研究で生き残るのは大変だと、再認識していたところ、別のPD も難しい状況に置かれていることが判明。数日前にボスと話をしたという彼の話から、一応、契約は更新してもらえると思っていたが、今日になって否定的な内容のメールが来たという。そうなった理由を後から考えるのは易しいが、手遅れになる前に何とか出来ないのはなぜなのだろう。

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