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ビザ手続きに関する覚書 #3.5

〜 ラボ解体編 〜

 ミシガンの冬の気候に辟易したボスが、冬でも暖かいLAに移動すると言い出しました。こうやってまとめてしまえば簡単な引っ越しに見えるかもしれませんが、私にしてみれば、当時の憂鬱やイライラを思い出すには十分です。


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2/24/06
    いよいよ荷物の積み込みを開始。8時過ぎから始めたが、意外にもすんなりと終了。2時前には18-wheels がLAに向けて旅立っていった。全てが無くなったラボの中は随分と閑散としている。

2/21/06
    ラボの大半の人は、今日からLAへのドライブを開始したはずだが、私は居残り当番。つまり、引っ越し業者の人が、ラボにある装置や器具を箱詰めしているのを眺めているのが仕事。暇と言えば暇で、時々彼らから来る質問に答える以外には、大した仕事もないので、コーヒーを飲みながらその他の雑用を進めることにした。
    ちなみにラボの引っ越し費用は$2400 程度、一方、個人の家財道具の引っ越しにかかる費用は$1300。どう見たって、ラボにある荷物の容積の方が大きいのに(段ボール400個に加え、大型装置がある。さらに、ラボの引っ越しでは、業者が全てタンボールに詰めてくれる!)、値段はあまり変わらない。結局、トラックでの移送費用が大きな割合を占めていると言うことなのだろう。

2/20/06
    電気とケーブルテレビの解約のために電話をする。なんだかんだ言いつつ待たされるので、意外に時間がかかる。さらに、UCLAで使う予定の試薬類を3月頭に間に合うように発注するために、試薬会社に電話をして、それらの値段を確認することに(ボスの命令・・・)。必要な試薬のカタログナンバーを一つ一つ読み上げていったので、これだけで、30分以上の通話になったような気がする(really crappy...)。

2/19/06
    引っ越し業者の都合上、荷造りした荷物(机やベッドなども)を近くに住むラボの人の家に運び込んだ。つまり、今日からは家で寝るにもベッドが無いということ。キャンプよりはいいのかもしれないが、体が持つのか一抹の不安が。

2/17/06
    家にある荷物の片付けを開始。何でもかんでも運べるわけではないので、最近着ていなかった洋服などは全て処分することに。アメリカに来た時はスーツケース+α だったことを思い起こすと、いつの間にこんなに買い込んだのだろうと言う気がしてしまった。

2/15/06
    そして今日からは、ラボの共通機器や試薬類の整理。なのに、何人かの学生は相変わらず時間通りに現れない。どうしていつも中国人と韓国人は時間にルーズ(そして、作業に対しても非協力的)なのだろうか?(bull shit)

2/14/06
    今日からラボの掃除と解体作業を始める(pain in the ass...)。まずは、個人の実験台の片づけから開始するが、意外に作業が進まない。数日前から少しずつ勧めていたのにもかかわらずこんな状態だと、本当に引っ越せるのか不安に・・・。

2/8/06
    ラボの引っ越しに使う段ボールが運び込まれてきた。さすがにこれらの箱の山を見てしまうと、もはや現実から逃げられないという事も容易に悟れる・・・。

2/4/06
    本格的にアパート探しを始める。大学のそばを歩きながら、電話番号の出ているアパートに電話をかけてみたが、案外、空室あり、という物件が見あたらない。藁にすがる気持ちで(?)、このあたりで配っている賃貸情報の無料雑誌に出ていたアパートのオフィスに電話をしたら、それなりの物件がある事が分かった。結局、今回同行していたラボのメンバーのうち6人がそのアパートに入ることに(笑)。私が契約したところは、studio(いわゆる1K)だが、家賃は$1225(holy cow!!!)。決して安くないが、こればかりは仕方がない。

2/3/06
    LAでの新居を探すために、ラボのメンバーと共に現地に赴く事に。昼過ぎのフライトで、UCLAのそばに着いたのが4時頃。アパート探しにはちょっと遅すぎるので、夕食を食べ、付近を軽く散策する事に。大学のそばは、ミシガンより栄えているが、その分、キャンパス内はゴミゴミしている気がする。

1/26/06
    アパートの引っ越しのため、引っ越し業者が、家にある荷物の量を確認しにやってきた。しかし、寝るために家に帰っている私がたくさんの家具や荷物を持っているわけもなく、その確認はあっという間に終わってしまった。
    ついでに、アパートの契約を2月末で終わらせるために、アパートのオフィスにも行って来た。手続きそのものは簡単で、予め用意されているフォームに解約日や新たな連絡先を書き込みサインをするだけ。ただ、契約期間の途中で解約するために、2ヶ月分の家賃を後日払わねばならない。なお、解約後、アパートのない相当が著しく破壊されていた場合は、いわゆる敷金を使って精算するとの事。

1/11/06
    2月上旬にLAへ行き、アパート探しをすることにしたので、飛行機と宿泊先の手配を済ませた。航空会社は、私の嫌いなNorthwest だし、ホテルはネットでは予約が出来ず大嫌いな電話をする羽目に。LAに行く前から、イヤな予感が・・・(無事にアパートが見つかるのだろうか?)。

1/10/06
    ラボでの荷造りも、頭の痛いところ。基本的には引っ越し会社が箱詰めしてくれるという話だが、どこまで信用していい物かよく分からない。彼らに粗雑に扱かわれたとしても問題ないように、ある程度の荷造りは自分でする必要があるのだろうか。ただ、それ以上にやっかいなのは、試薬類。基本的に溶媒は運べないし、一般に危険性が高いと言われている試薬も、引っ越し業者は運んでくれないと言う。処分したくなければ、うまく隠して持っていかせるか、UPS で発送してしまうか、のどちらかになりそう。

1/9/06
    個人の引っ越しはどうなるのか、というと、ラボのメンバーでトレーラーを一台借り、荷物を一緒に運んでしまおうという話に。しかし、噂で聞くに、大きなトレーラーを数日間借りると、何人かで割っても、一人あたりの負担は1000ドルを下らないこともあるとか。私のように、大した荷物を持たない場合は、現地で買い直した方がかえって安く済んでしまうのであれば、迷惑な話である。

1/7/06
    移転に関する話が、かなり現実的に語られるようになってきた。書類に限って言えば、DS-2019のトランスファーが必要。そのためには、1)書類上とは言え、移動する日にちを決定すること、2)UCLAでボスが給料を払うという事を書面で示してもらう、3)数種類の申請用紙(UMとUCLAの両方が、それぞれ様式の異なる申請用紙を持っている)を書き上げ、それぞれの大学に提出、と言うのがおよその段取り。しかし、混乱しているのは言うまでもない。

10/7/05
    UCLAは4学期制(クオーター制)を取っているので、開始は3/1/06になるらしい。現実には、2月末でこちらを引き払い、3月上旬にLAのセットアップを済ませる事になるようだが、引っ越しやら、その他の手続きのことを考えると憂鬱になる。

10/3/05
    ついにというか、ようやくというか、ボスがLAに異動することを決意したらしい(つまり正式決定)。LAに行くか行かないかの意思表示を10/9までにして欲しいとのこと。私の場合は、事実上、選択肢がないんだけれど・・・。

8/19/05
    移転の話、さらに具体的な事が出てきた。どうやら、私を含む数人が11月中に移動し、残りのメンバーも年明けの3月までに移動することになりそう。なお、一つだけいいニュース。移転にかかる最低限の経費(アパートの解約代金と引っ越しの直接経費)は、なんとかボスが負担する方向で調整してくれるとのこと。もっとも彼、言ったことをよく忘れるから、100% 信用できないのが難点なのだが。

8/13/05
    ボスが、他の大学に移るというのは、どうやらほぼ確定らしい。彼に、クリスマス前までに、UCLAに異動できる?と聞かれたが、そりゃ、現地への移動はできるだろうけれど、家を解約したり(さらに違約金が必要)、DS-2019を再度修正してもらったり・・・なんて事もあるから・・・。今後起こりそうな問題を列挙するだけでも、気が滅入りそうである。

7/20/05
    何も今回が初めてではないのだが、ボスが、他の大学に移るかもしれないと言いだした。他の大学に移る=私もお引っ越し、となるので、そんな話は迷惑極まりないのだが、他に職がなければどうしようもない。今後どうなるのだろう?

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