Workshop @Hong Kong #3
Workshop の最終日が、香港で遊ぶ時間が取れるように・・・、と言うことでフリー設定になっていました。とは言え、買い物をする気がなければ、香港のディズニーランドにも興味のなかった私は、前回同様、深川へ行ってみることにしました。以前とはまた変わった姿が見られることを期待して・・・。
[HKUST] [香港市街地] [Shenzhen(深川)]
深川の駅前
香港が中国に返還されたとはいえ、依然、ここには国境(?)らしき物が存在します。しかし、前回とは異なり、ビザを取る必要はありませんでした(1 day visa を取りに行ったら、必要ないと追い返された・・・)。駅前の光景は、随分変わったような気がします。深川の鉄道の駅などは同じ場所にありましたが、内部はかなり近代化されていました(自動改札もある!)。この8 年間の間に、大規模な開発が進んだのでしょう。
近代的な街中
以前の記憶からすれば、きれいな建物がたくさんあることくらい容易に想像できたのですが、一応、そのうちの一部を・・・。と言うか、実際に私が食事を取った建物の紹介と言うことで。
マーケット
私が見たかったのは、どちらかと言えば、私が勝手にイメージしている中国の風景(もちろん、日本やアメリカでよく見かける食料品店にも入ってみたが、これらはあえて無視)。前回は、あまりに怪しかったので、足を踏み入れることさえできなかったのですが、アメリカ暮らしが長くなるにつれ、度胸も据わってきたのか、今回は何のためらいもなくふらふらと・・・。
鶏やアヒルは、これが欲しい、と言うと店員が捕まえてその場で調理しやすいように処理してくれるそうです。手作業でやるわけではなく、機械に鶏を入れると、全自動で毛をむしってくれるとは、ラボの中国人に聞いた後日談。肉や魚をそこら辺で切り刻んでいる光景は、中国では決して珍しくはないようですが、日本人の感覚では、その後、火を通すにしても、あまり買いたくないと言うのが本音なのではないでしょうか?
深川の辺りでは、HK$ が通用すると言うのが通説ですが、スターバックスでは、HK$ の受け取りを拒否されました。もちろんカードで支払えるので問題はありませんが、いろいろな国の通貨が通用する地域というのは、日本人には理解するのが難しい気がしないでもありません。ちなみに、香港の空港でも、円と米ドルが使えました(ただし、おつりは現地通貨)。
鉄道
前回の訪問時に、次回は電車に・・・と思ったのですが、当然今回もそんな時間はなく。仕方がないので、今回も写真を撮って終わりにすることに。次はないかもしれないけれど。
以下はいろいろ雑感
- 前回も感じたことですが、依然、貧富の差が見て取れたというのが感想(場所によって激変する)。日本で言われる格差なんてかわいい物としか言いようがありません。
- 案の定と言うべきなのか、中国語ではなさそうな怪しい言語で、たくさんの女性がマッサージか何かの誘いと称し近づいて来ました。しかし、まったくまともなコミュニケーションになっらなかったので(彼女たちは英語を理解しないようだった)、何をするとどれくらいなのか・・・は分からずじまいでしたが。
- 予想に反し、ホームレスのような人々はあまり目につきませんでした。公園かどこかで涼んでいたのでしょうか?そんな事じゃ金は稼げないはずだのだけれども(だからホームレスなのか?)。
- 国境を越えて気になったのは、空気の汚れ。汚れなのか、霞んでいたのか、本当のところは分かりませんが、体に悪そうな色をしていました(澄んではいない)。
- 深川に限ったことではないのですが、何度中国語で話しかけられたことか。彼らから英語で話しかけられなかった事からすると、怪しい無国籍アジア人のように見られていたのかもしれません。少なくとも、典型的な日本人観光客には見られていなかったようです。前回は、中国語で話しかけられることなどほとんどなかったというのに!
- 深川で見かけた車の多くはVW 。中国人に言わせると、VW が日本企業よりも早く進出したので、ドイツ車が多いとのこと。先行企業もうまく商売ができれば莫大な利益を上げられると言うことなのでしょう。
- 確かに中国が発展しているのは分かるけれど、いわゆる特別地区なのに、人口密度があまり高くは見えない・・・と言うことを考えると、このような発展を全土に広げるのは所詮無理がありそうな気が。この国の貧富の差は、今後ますます広がっていくんじゃないかと言うのが私の予想。むろん、いわゆるバブルの崩壊が起こらなければの話ですが(厳密に言うなら、バブル崩壊後の政策を日本のように見誤らなければ)。
- 今回の旅行で一番面倒だったのが、なんと、アメリカへの再入国。何で入国審査の列で2時間近く待たされねばならないのか・・・。Cathay Pacific の到着ロビーが、UA とは違ったため、審査に時間のかかりそうな(チェックの厳しい)台湾人やインド人がたくさん並んでいたのもあるだろうが、LAX 職員をもう少し増員してくれてもいいのではなかろうか。
- 帰りの空港シャトルバンの運転手(黒人)は、どう見ても、racist 。控えめに言っても、海外から学歴のある人が流入したために、アメリカ人の職(や給料)が奪われると言う現状が気に入らないと言った感じだった。その気持ちは分からなくはないが、私に言われても・・・。でも、いろいろおもしろい話も聞けたので、よしとしましょう。
[HKUST] [香港市街地] [Shenzhen(深川)]
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