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ミシガン放浪記 (2005.12〜2006.1)


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1/30/06
    世の中には、ただ聞くだけで英語が身につけられると謳っている英語教材がある。しかし経験上、知らない単語は100回聞いても認識できないし、単語が全て聞き取れても意味が取れるとは限らない。つまり、英語力68 へのアップは可能でも、一般的な日本人の英語の能力(12 くらい?)を10 まで伸ばそうものなら、相当な努力が必要になる。アメリカ人でも10数年かけて学ぶのに、普段使わない英語を、短期間で簡単に身に付けられる方法があると信じているうちは、どんな教材を使っても結果は見えているのではなかろうか。

1/27/06
    学内で配られている新聞"Students like sex" という記事を見てびっくり。だって、深夜の大学の図書館の中で、エッチをしている人が・・・とあったから。確かに図書館の書架や壁で仕切られた机には、大学側が意図している事とは異なる使い方があるのかもしれないが、明らかに私の想像力を凌駕している。なお、アメリカらしいと感じた点(?)は、図書館といえども同性同士でエッチをしている人がいる事。いずれにしても、これ以上の説明は大変なので、興味のある方は、原文を読んでみてください → [pdf]

1/26/06
    「研究留学中にやるべき事」をランク付けすると、英語の特訓や論文執筆より、帰国後も連絡を取り合える共同研究者(や生涯の友人)を見つける事の重要性に気付く。むろん、優れた共同研究者を見つけるには、それに見合うだけの仕事をせねばならないが、情報収集を含め、個々の力で出来る事には限りがあるのも事実。結局行き着くのは、相手が外人でも、全ては信頼関係を築くことから始まると言う当たり前の事。最近、ボスから回ってくる大量の雑用も、将来的な人脈作りのための一環と割り切るしかなさそうである。

1/24/06
    某ポスドクが職探し用のproposal を書かねば・・・とぼやいていたように、アメリカで大学の教授になる際には、これまでの研究業績よりも、現実的な研究計画が重視される。これはカナダでも同様で、研究の15 年後を問われる事もあるとか?研究なんて思い通りに進む物ではないにせよ、現実味を伴った研究計画書は、ごまかしでは通用しない。更に、現実味を評価する中で、これまでの研究の質も見極められているに違いない。そう考えると、研究の質より量を求める日本の評価法に、違和感を感じずにはいられない。

1/22/06
    新聞の日曜版に、最悪の独裁者は誰か?というランキングが載っていた。こんな物を作る感覚は日本の週刊誌によく似ているが、ちょっとびっくり。日本人的な発想だと、いくつかの(東南)アジアの国が上位にランクされそうに思えるが、このランキングのトップはスーダン。国連が問題視しているイスラム教徒の民族浄化が大きく関係しているのだろう。ちなみに、考えようによっては独裁者ともいえるブッシュ大統領は圏外だった。アメリカの新聞だからなのか、一応、選挙で選ばれているからなのか、真相は闇の中である。

1/21/06
    最近、何度か蜜柑を口にする機会に恵まれた(私がわざわざ買う事はまずない)。A2 で手に入るミカンも、外見は日本のそれによく似ているし、味がアメリカナイズされている事もない。しかし、一つだけ、見過ごせない問題がある。それは、こちらのミカンは、毎回、あのオレンジ色の皮をむくのに苦労させられると言う事(グレープフルーツのように?)。リンゴを丸ごとかじっているアメリカ人はたくさんいるのに、ミカンを食べている人を見かける頻度が少ない理由は「食べやすさ」という点とも関係があるのだろうか?

1/19/06
    最近はテレビを見る時間もあまりないが、"Project Runway" と言う番組だけは時々見ている。デザイナーに洋服を作らせ、毎週一人ずつ出来の悪いのを切っていくというありがちな構成なのだが、ファッションショーという、私には縁のない世界の出来事なので、これが意外に面白い。なお、今週のテーマはフィギュアスケートのコスチューム。素人(つまりahoaho博士)目にはよく出来ている作品でも、モデルや審査員に酷評されていたのが印象的だった。その道を極めるには、才能がどれだけあっても足りないという事なのだろうか。

1/17/06
    退屈な実験について書いても仕方がないので、今回も新聞の話。ちょっと前に(9/23/05参照)、UM vs. OSU のアメフトのチケットのオークションについて触れたが、どうやら、それがらみの詐欺で逮捕者がでていたらしい。つまり、eBay を使い、少なくとも138 件の偽取引で、6 万ドル以上稼いだ(?)オハイオの男が捕まったそうだ。しかし、その時彼がいたのは、Daytona ビーチ(FL州)のバーだったとのこと。逃亡中のつもりだったのか、6 万ドルで豪遊していたのか分からないが、これもある意味、悪銭身につかずと言う事なのだろう。

1/16/06
    新聞にハリケーンKatrina で水没したTulane 大学で、4ヶ月遅れのオリエンテーション(新入生対象)が行われた、と言う記事が載っていた。全ての学生が大学に戻ってきた訳ではないそうだが、このように復興の兆しが見えるのはうれしく思う。とはいえ、大学の修復に200億円以上かかるので、500人あまりの教官を解雇し、スポーツ部門を切り捨て、さらには一部の授業(コース)も統廃合せざるを得なかったようである。172年の歴史を持つこの大学が、Katrina の影響から完全に脱するのはいつになるのだろうか。

1/14/06
    昨年通達(12/7/05を参照)があったとおり、随分な額の光熱費(水道やゴミ収集代を含む)の請求書が送られてきた。先月$35.00 だったものが$70.89 まで跳ね上がっているところを見ると(天然ガス分は3倍!)、業者の赤字補填もさりげなく行われているのだろう。それはさておきアメリカの問題は、末端価格が多少上がろうと、ガスそのものは供給されること。ガスが手に入る内は、ここの人間は節約なんかしないのだから、3日に一度くらいガスの供給を止めてしまい、節約の重要性を体で覚えさせた方がいいのかもしれない。

1/12/06
    ラボのポスドクに、たかが2 ページの英文を書くのに3〜4 日かかった、と言ったところ、英語を母国語とする彼らでも、それは決して楽じゃない、と言う返事が戻ってきた。確かに、私が時間を要したのは、その構想を頭の中でまとめた時。つまり、単なる英訳なら半日あれば十分。話の筋が出来ていれば英語は直せるが、中身がダメなら手の施しようがない、と言う彼らの言葉を併せて考えれば、日本語が書けない人間がNova に通っても時間の無駄なのだろう。そんな人のための日本語の作文教室は、どこかにあるのだろうか?

1/11/06
    テレビを見ていたら、プレハブ小屋(?)のCM が目に入ってきた。車が数台入れそうな建物を、一般人向けのテレビCM として流してしまうアメリカ人の感覚(や彼らの家の敷地面積)が、日本人のそれとは随分異なるのは言わずもがなだが、自分で組み立てれば節約できる、というところまで話が飛躍してしまうと、どう頑張ってもついていけない。ちなみにこの建物は、"30 YEAR WARRANTY" らしい。それだけ自信を持って設計されているならば、どこぞの耐震強度偽装マンションよりも、優れた物件と言えるのかもしれない。

1/10/06
    寒さに震えている日本をあざ笑うかのように、今年のミシガンの冬は暖かい。毎日の最高気温が40 F 前後になるので、雪ではなく雨が降る。結果的に、例年あちらこちらに出現する雪のぼた山もほぼ消滅。おそらく、昨年に比べ、10〜20 F 暖かいのだろう。このような状況は、なにもA2 に限ったことではないようで、テレビでも"Taste of spring" なんて言うテロップと共に、オープンカフェ(当然、屋外)でコーヒーを飲んでいる人が映し出されていた。なるほど春も実感できようが、暖かすぎる冬には、物足りなさを感じなくもない。

1/8/06
    昨日と今日、化学科の建物の中で妙な光景を目にした。一日のある時間になると、どこからかイスラム教徒が集まり、お祈りをしている。今までは、みなさんモスクに行っていたはずなのに、突如として、大学の中で祈り始めたのは、ちょうど今がメッカへの巡礼月だからなのだろうか?ちなみに印象的だったのは、前列は男性、ちょっと離れた後ろの方に、女性が並んで祈っていたこと。イスラム教だと、お祈りをする時も、男女の立場は厳密に区別されると言うことなのだろうか。

1/6/06
    大学のアメフトもようやく全日程が終了。昨シーズンのRose Bowlミシガン大と戦ったテキサス大は、今年のRose BowlUSC を撃破し、全米タイトルを取ったのに対し、Alamo Bowl も落としたミシガン大は最新のランキングで25位にも入れなかった(歴史的屈辱?)。新聞には、来シーズンのための学生(選手)をリクルートしていると書かれていたが、プロスポーツと異なりFAで選手を集める訳にもいかないだけに、来シーズンも期待薄。新人の発掘もいいが、そろそろヘッドコーチを解任する時期に来ているような気がする。

1/5/06
    どこかの掲示板で「エレベータでは・・・」などと、レディーファーストについて語っている人がいたが、これは大きな勘違いだと思う。アメリカ人は男性の友達と歩いていても、先にドアを開けて"Go ahead" なんて言っているように、レディファーストは女性に対して気を遣う事を、必ずしも意味しない。重要なのは、そういった振る舞いが自然に出ると言う事実に加え、そんな振る舞いの根底をなす心の余裕を持っていると言うこと。「男性は女性に・・・」なんて言っているうちは、マナー教室(?)に通ったところで、得られる物は何もない。

1/3/06
    人によっては二週間にも及んだクリスマス休暇もだいたい終わったようで、ラボの人口密度がだいぶ高くなってきた。休み中に●♂◇をしていた・・・、と言う学生さんの話を聞くのも、悪くはないが、実験(とボスから押し付けられた雑用)の都合上、その間ずっとラボに軟禁(?)されていた身にとっては、そんな彼らの楽しそうな口振りは、「私にも冬休みを!」と言う願いを助長するだけ。とは言え、現在の我が身の状況を考えれば、冬休みが欲しければミシガンから脱出する(= 新たな職を探す)しかなさそうである。

1/1/06(祝)
    明けましておめでとうございます。一部の人からの忠告もむなしく、今年も実験をしながら新年を迎えてしまった。もっとも、私にとっては、3 回連続同じ事を繰り返しただけのことで、日本にいた頃、9 年連続で菅平の某ホテルで年を越した記録には遠く及ばない。だからといって、記録更新のために、ミシガンにあと6 年間も留まりたいとは全く思わないけれど(笑)。そんなA2 は、今日も曇り空。どう考えても初日の出が見られるような気はしない。冬でも太陽が見える土地に住むようになる日は、一体いつになるのだろう。

12/31/05
    2005年最後の更新にあたり、自分なりにこの一年間を振り返ってみたが、悲しいかな、旅行先での幾多のトラブル以外には、何かを得たという実感がない。むろん、渡米当初に比べれば、考え方に幅が出てきたのは事実だが、加齢による分を差し引いたらどうなる事やら・・・。と言うわけで、結局、このサイトを更新し続けることによって蓄積された数ページの書き物(旅行記+毒舌集?)だけが、この一年で形になった物だったと言う結論に。そうと分かればこの体験記、いつの日か出版して、元を取るぞ〜(ウソ)。

12/30/05
    ついに出たかと思ったのは「耐震偽装マンション、東京・稲城市が公費支援を拒否」という記事。住民税は保険じゃないし、古い建物が現在の建築基準を満たしていない事を考慮すれば、建物の解体費用を含め、市に責任が生じる理由は見あたらない。さらに言うならば、あの阪神大震災でさえ、(表向きには)個人補償はなされていない。被害者には気の毒だが、行政判断には一貫性が求められる。法や規則というのは、その時の感情が、物事の判断基準に影響を及ぼす事を防ぐ役目も果たしているのだから。

12/28/05
    ミシガン大のアメフトは、Alamo Bowl でも負け、最悪の形でシーズンを終えたが、Detroitに本拠地を持つ他のスポーツは、今期も絶好調。昨シーズンはFinal で破れたNBAPistons の他に、久々に再開したNHLRed Wings も東地区の首位に立っている。ただ、某カナダ人にとってはRed Wingsは嫌いなチームの一つだそうな。でも、その理由を聞いて妙に納得。同じ地区のカナダのチームがしょっちゅう負かされるため、目の上のたんこぶのような存在に見えるらしい。弱いのは論外だが、強すぎるのも問題と言うことか?

12/25/05
    今年のクリスマスは、珍しく雨にたたられてしまった。雨が降るくらいなら、吹雪いてくれた方がいいような気もするが、こればかりは仕方がない。でも、今日の新聞の見出しは、一応、クリスマスらしくなっていた。ちなみに大学の中は、昨年と同様、閑散としていたが、ラボには、数人の独身人間が来ていた。しかし、こんな時に大学にいるものだから、(これまた独身の)ボスに、つまらない仕事を頼まれてしまった。う〜、そんなありがたくないクリスマスプレゼントは受け取りたくない・・・。

12/23/05
    年末に誕生日を迎える某日本人のお誕生日会のため、4人で集まることになった。彼女は、今日はお誕生会ではなく忘年会だと言い張っていたが、そんな物はどこ吹く風。どこからか仕入れてきた風船に、ラボにあったヘリウムガスを充填して彼女にプレゼントした後は、「29」と書かれた紙を持たせて記念撮影を強行。誕生会と言うより拷問だったかもしれないが、ばかげたパーティーはアメリカらしくていい。右側の写真は、くだらない計画を遂行した後に、満面の笑みを湛えている某博士(でも、ちょっと眠そう?)。

12/21/05
    お金も暇もない私には無縁だが、大学の掃除のおばちゃんとクリスマス休暇の過ごし方について話をする機会があった。彼女のプランは、暖かいフロリダに行き、そこで、親子5世代が一緒になって、写真を撮る事だそうな(ちなみに、彼女は2世代目)。私の周りでは、4世代続いている人たちだって珍しい存在だったので、5世代と言われてもあまりピンとこないが、長生きしていれば、そんな写真が撮れる機会も巡ってくるのだろう。むろん、私の場合は、跡取りよりも、お嫁さんを探すことの方がさしあたっての課題なんだけど。

12/19/05
    変な話だが、韓国の教授のデータ捏造疑惑の報道を耳にした時の第一印象は「どうして表に出てきたのかな?」だった。捏造は日常的、とまでは言わないが、論文を発表する際、データを都合よく解釈する事を厭わない研究者を方々で見てきたことが少なからず影響しているように思う。これが意味するのは、強度偽装マンションと同様、「不正の程度が小さければ、告発されることもなかっただろうに」という事に他ならない。論文や研究費は必要だが、研究の真の目的を見失わないようにしたい物である(自戒を込めつつ)。

12/17/05
    最近のファッションを、時々web でチェックしている某学生さんは「女の子にとって、洋服はどれだけたくさんあっても少なすぎることはない」という。その努力も実り(?)、彼女の服装が2年前よりましになったのは事実だが、元がひどかっただけに、未だ、洗練されているとはいい難い。長い時間かけて身につけた雰囲気は、とっさに洋服を替えた程度では隠しきれないと言う事なのだろう。ちなみに、これを私に当てはめるなら、周囲も認める一人前の研究者になるには、やはり「長〜い時間が必要」と言う事になるのだろうか?

12/14/05
    私がアメリカにいる間、牛肉に不安を感じた事や、BSE牛肉を食べて死んだアメリカ人の話を聞いた記憶は全くない。それにも関わらず、牛肉輸入解禁を論じたM 新聞社の記事は、元を正せば、その危険性を誇張して報道した故のつじつま合わせにすぎないというのに、白々しくも、消費者の信頼を・・・、と連呼している。メディアの視聴率稼ぎの報道により(思考停止状態の日本)国民が洗脳されると、結果的に、無駄な税金が投入される、と言う形で返ってくるだけに、こんな対岸の茶番を嘆かわしく感じる今日この頃である。

12/13/05
    最近、この随筆集(毒舌日記?)を見ていると、明らかに、テレビや新聞の感想が増えている。所詮は自己満足の書き物なので、辛口のコメントが増えるのは結構だが、身の回りの出来事について触れなくなったという意味で、ミシガンでの生活が、もはや意外性のあるネタを生み出さなくなりつつある事は、少し残念に思う。もっとも、一日の大部分を大学と家(含む、Brown Jug?)で過ごしていれば、これも当然の帰結。リフレッシュのために、年末のAlamo Bowl (Michigan vs. Nebraska)でも見に行こうかな(ウソ)。

12/11/05
    某スポーツチャンネルのscuba diving の番組で、ガスボンベの圧力について解説していた。圧力は重さを面積で割れば求められる、というのは中学校でも習うが、問題なのはその単位。ポンド・ヤード系の単位を使うアメリカでは、圧力の単位も当然psi(pounds per square inch)。つまり、実験でガスボンベを使っていても、atm(1 atm = 14.7 psi = 101,325 Pascals)に慣れてしまった私には馴染んでくれない。アメリカ人だって、論文を書く時は他の単位を使うんだから、psi なんて廃止して欲しいと願うのは身勝手ではないはずだ。

12/9/05
    新聞に、来年の3月から流通するはずの、新しい10ドル札の写真が載っていた。その見出しに"Color coming to your wallet" と書かれていただけあり、紙幣の一部に赤い色が使われていが、カラーと言うには物足りない。もっとも、カラー化の理由は偽造対策であって、財布の中を色とりどりにすることではないけれど。そんな10ドル札の平均的な寿命は3年ほどで、1ドル札(22ヶ月)に比べるとちょっと長いそうだが、その寿命を全うする頃には、どこかの国が、偽札を作っちゃうんだろうなぁ(笑)。

12/7/05
    実は、アメリカは天然ガスを大量に消費している国なのだが(55%の家が暖房に利用している)、ハリケーンの影響でその価格が急騰している。1999年に$2.00 per million Btu (1 Btu = 252 cal = 1.05506 kJ)だった物が、10月末には$14.00。さすがに天然ガスの価格が日本の2.5倍になれば、社会問題になるのもうなずける。そしてついに、その影響は私のところにも目に見える形でやってきた。つまり、アパートの管理会社曰く、来年1月からから暖房費を値上げするとのこと。「は〜・・・」ため息しが出てこない。

12/6/05
    某Y新聞研究投資が生きる仕組みを作れと説いていた。おそらく科学技術基本計画の骨子があまりにお粗末だったからだろう。つまらない研究結果を集めても基盤技術になり得ない事は、研究者なら誰もが理解しているはずなのに、未だ不毛な研究が続けられているのは、科学技術予算の配分方法に問題があるからに他ならない。必要なのは、国家の研究戦略を明確にすると共に、(装置や施設ではなく)優秀な人間に投資すること。一般企業並みの合理化を進めれば、研究内容も多少は洗練されるのではなかろうか。

12/4/05
    某学生さんの生後2ヶ月になる娘(4人目!)の名前はAlauna。一見普通に見える名前だが、実は、Al(アルミニウム)・Au(金)・Na(ナトリウム)と金属元素名が順番に並んでいる。名前を付ける際に、彼がちょっと遊んだのだろう、きっと。しかし、同様のことを日本語で試みるのは難しい。確かに麗奈(ReNa=レニウム+ナトリウム)とか桃(MoMo=モリブデン)のように許容範囲内に収める事は可能だが、漢字を当てはめるのは絶望的。某サイトを見る限り、すず(錫)よりまともな名前が思い浮かべられない言う意味で。

12/3/05
    ひょんな事から、A2にある日本食レストラン(台湾人経営と言う噂だが、日本人シェフがいる店)へ行くことになった。メニューを見ると、確かに日本でよく食べたような物が並んでいるので、日本に戻ったような気分に浸る事はできるが、問題なのは料理の値段。平均すると、日本で食べる時の倍の値段になっているので、ちょっと飲んで食べただけでも、一人あたり5000円近くかかってしまう。コストパフォーマンスだけを考えるならば、アメリカ的な分厚いステーキを食べに行く方がいいのかもしれない。

12/1/05
    Xmasプレゼントは、こちらのXmasには欠かせない物のようだが、毎年多くの人を悩ませるらしい。新聞によると、"Oh, um, thank you" なんて言われないようにするには、"what NOT to buy" を考えた方がいいとのこと。つまり、誰かがその年に贈りそうなはやりの物、バーゲンで探した安物、相手の年齢を無視したり、年齢を思い出させてしまうような物(例えばelastic-waist pants for women)はダメ。とは言え、これらのアドバイスもある種の常識だけに、今年も、多くの人がつまらない物を贈ってしまうんだろうなぁ(笑)。

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