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LA に長期滞在 (2011.11〜2011.12)


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12/31/11
    今年の10 大ニュースでも探そうかと思ったけれど、ベトナムに行った事の他は、ここに記すべき大きなニュースが思い浮かばなかったので断念。来年は、もう少し人間らしい生活ができることを期待しつつ・・・、なんて言う前に、自分で何とかせねばならないのでしょうな。◆おととい、成田で父親から手渡された「化学と工業」誌を見て、ここ数年間の私の生活の集大成となるべきアメリカ研究留学法毒舌が、ようやく(?)世間に公表された事に気がついた。宣伝するほどの物ではないが、同業者の方には目を通して貰えるとありがたい。

12/29/11
    ようやく帰国。SGN-LAX 間は機内泊2 日だったのに日付は1 日しか変わっていない。何か変な感じ?◆LA の上空から道路に沿って高層ビルが並んでいる場所がふと目に入ってきた時、妙な光景だなと感じたのだが、その周囲をよく見直してみると隣にUCLA があるではないか(笑)。すぐそばにある私のアパートも簡単に確認できたのでした。◆帰国後、意外に時間を取られたのは税関。私は申告すべき物もなかったのだが、いつに無く待ち時間が長かった。◆楽しいこともあったが、疲れる旅でした。なので、しばらく飛行機はいいや。

12/27/11
    昨日に続き講義をする。今回も去年も似たような話をしたのだが、未だに十分に理解していない模様。基礎学力の問題に加え、私の英語を理解してくれていないのだろう。それ以上の問題点は、学生を指導できるレベルに達した研究者が現地にほとんどいないこと。これじゃ、いくら我々が現地を訪問しても、指導の効果は限定的になってしまう。しかし学生が言うに、優秀なベトナム人は、祖国には戻って来ないのだとか?ベトナムのような国の科学技術(基礎研究)レベルを、短期間で欧米並みに引き上げるのは、かなり難しそうである。

12/25/11
    飛行機の乗り継ぎとはいえ、日本で短時間のXmas を満喫(ウソ)。AA の機内食も何の変化もなかったので、私にとってはXmas と言えど普段の日と何も変わらなかった気がする。◆SGN まではJAL の飛行機に乗ったが、「なぜJAL が経営破綻したか」を悟るには十分だった。シートの間隔が日本人仕様の(狭い)割に、運賃は高すぎる。こうなると、機内食等のサービスを磨いても、客は集まらないでしょう。一度経営が悪化すれば、機体の更新も難しくなるので、後は推して知るべし?しばらくは、JAL との共同運航便は避けようっと。

12/24/11
    一年振りのベトナムに向けて出発。Xmas ゆえ空港がどれだけ混雑しているのか分からず、余裕を持って出発したが、平常並み。今日実家に戻る人もいるのだろうが、その数は限定的だったのだろう。◆待ち時間をつぶすため、空港のラウンジへ行ってみた。(入り口は狭いので)どこにそんなスペースがあるのかと思っていたが、上の階だったのですな。◆今回はラウンジ目的でAA にしたのだが、AMEX のおかげで無料アクセスが可能になるなら、メインの航空会社を考え直すのも悪くはないかも知れない(そこが狙いだとしても)。

12/23/11
    AT&T から、High Data Usage Alert が届いた。端的に言えば、3G でのデーター通信料が多すぎる(上位5% らしい)ので、なるべくWi-Fi を使ってくれと言うこと。確かに、最近はちょっと思い当たる節もなくはないと思い、以前の通信量と比較してみたが、警告されるほど激増しているようには思えない。ついでに言うと、データ通信の時間帯が、最もトラフィックの多い時間帯に重なるのかどうかも重要だが、その辺には触れられていない。意図は分かるが、現在の課金状況(= 高すぎ)を考えると、素直に聞き入れられることではないですな。

12/21/11
    バスで良く見かける人々が、実際に働いている場面に遭遇。一人は大学のそばの小さな安ホテルのフロント係、もう一人は路上の本屋の店員だった。私を含め、バス利用者の収入は低いに決まっている、と言う偏見には合致しそうな職業だが、後者はあまり接客業には向いていない様な雰囲気が?◆仕事ついでにもう一つ、Medical center 内の食堂の従業員には怠け者が多い。しかし、一人、知的障害っぽくみえる人だけは、いつもやり過ぎだろ、と言うくらい働いている。周囲が彼を見習えばいいのだが、それだけはないでしょうな。

12/20/11
    銀行へ行ったら、saving の残高が、そのまま預けておくには多すぎるので、投資しませんかと言われた(確かに毎月の利息はほぼゼロ)。彼が言うに、(Merrill Lynch)の専門家がアドバイスするそうだが、得体の知れないpackage 商品は買いたくないし、株にしても、元本割れせずに運用する自信はないから、投資はしないと断ってしまった。私が慣れない投資などしよう物なら、どうせ損切りできずに穴を開けて終わるのだから。しかし、よく考えてみると、既に国民年金という不良債権を掴まされているのでした。これこそ清算したい・・・。

12/18/11
    クリスマスが近づいてきたからなのか、大学の周りの人口密度が減少しつつあるように感じる。近くのレストランでも、店員に「家(おそらく日本のこと)に帰らないの?」と聞かれた事を併せて考えると、多くの(働く)人にとっては、2011 年のお勤めはほとんど終わったと言うことなのであろう。私にとっては、年明け早々に大挙してやってくるいくつもの締め切りをやり過ごすための最後の追い込みの時期になるはずなのだけれど。本音を言うと、来週ベトナムに行くような余裕はないのだが、雑用はこんな時に限って集中するものなのでしょうな。

12/16/11
    三ヶ月ほど前から、ラボの隣の空き地に何かが作られていたのだが、ようやく完成。大学にしてはかなり立派な公園になっていた。もっとも、ボスが言うには、5 年前に作ってくれと頼んだのに・・・と言うことだったから、きれいに仕上げるしかなかったのかも知れないけれど(笑)。◆韓国で実験をしている学生からのメールに、silkworm を食べたと書かれていた。現地の人にとっては、おもてなしのつもりなのだろうが、私はそんな話を聞いただけで気持ちが悪くなりそう。もっとも、戦前は日本でも食べられていたに違いないと思うけれど・・・。

12/15/11
    某学生が再投稿していた論文のコメントが戻ってきた。結論から言うと、追加実験を拒否し、原稿の書き換えだけで済ませたのが裏目に出た訳だが(戦略ミス)、ボスはその非を認めようとはしないでしょうな(レフリーコメントもreject するのが目的のようだったので)。ただ、自分の査読意見に対する、著者からの返信を読み、一度でもなめられていると感じた経験があれば、今回の改訂原稿がどう受け止められるか容易に想像できたはず。レフリーが敵意をむき出しにしている時こそ、慎重にやらねばならないのだろう(自戒を込めつつ)。

12/13/11
    Meeting は予想通り退屈だったが、予期せぬ人に再会。◆ランチの時にノーベル賞受賞者の講演があった。準備不足だったのは否めないが、知らないことは知らないと言う潔さと、彼の研究が実現した場合、どの程度の数値が出るのかを非常に強く意識していた事は、覚えておいてもよさそう。◆帰り道は、IAD までシャトルバンを利用したのが間違いだった。pick-up time が気に入らない人が、友達とご飯を食べているから1 時間待てと言ったそうで、彼を待つため途中で30 分近く時間つぶし。結局、その彼は現れなかったんだけど・・・。

12/12/11
    あまり気が進まないとは言いつつも、またDC(のそばのArlington, VA )までやって来た。目的は、明日行われる新しいプロジェクトのkickoff meeting の会場に丸一日いることと、今後しばらく一緒に仕事をするであろう共同研究者との顔合わせ。で、今日は移動と時差3 時間分のロス(?)でおしまい。◆考えてみると、冬場にDC 近辺まで来たのは初めてである。雪は降っていないし、気温もAnn Arbor 並なので、耐えられない程の天候ではない。ただ、LA の気候に慣れてしまうと、この程度の寒さでも、新鮮に感じてしまうものなのですな。

12/10/11
    ちょっと前に、来客があるのでベトナム行きをキャンセルしろと言われたのだが、実際に彼らがやって来たのは(VN 行きとは重ならない)今週の半ば。4 人の訪問者が二日間滞在するとは秘書も知らなかったようなので、出張日程を変えざるを得なかったのは仕方がない事だったのかも知れないが、私にとって迷惑なのは航空券の再予約。電話でやりとりをするのは、いつも問題なく終わるとはいえ、好きになれないので。ちなみに、追加料金は新規の格安航空券の値段と変わらない。わざわざキャンセルする必要はあったのだろうか?

12/8/11
    真珠湾攻撃のあった日に、オバマの娘達が通う学校で、アジア料理が給食に出したらしい。案の定、過剰反応している人がいる模様。◆私には、その豪華さの方が気になって仕方がない。味は分からないが、大学生協よりもましな料理に見えるので。その一方、アメリカの公立学校では、スプーン二杯分のトマトペーストも野菜としてカウントしていい、と言うレベルの献立だったはず(だから、ピザだって野菜になりかねない)。◆大統領の娘だったら、名門の私立学校に通うのかも知れないが、この格差を是正する方法も考えた方が・・・。

12/6/11
    USPS の財政難を耳にするようになって久しいが、郵便料金が来年から1 セント上がって45c になるそうだ。こちらにはforever stamp なるものがあるので、現在の料金を覚えている必要はないとは言え、ここ数年、公共料金の支払いもチェックを郵送せずにネットで済ませている私は、郵便と縁遠くなりつつあると言っても過言ではないだろう(ネットで買った物を受け取るだけ)。郵便物の総量が減ると、わずかな料金改定では焼け石に水。もっとも財政難の元凶は福利厚生らしいので、財政再建に必要なのが何かは言うまでもないけれど。

12/4/11
    どれくらい使えるのかわからなかったのだが、iPhone に音声認識のソフトをインストールしてみた。結果は想像以上で、基本的な日本語は大体認識してくれる。この手のソフトがあると入力はスムーズに進むかもしれないが、基本的に言い直せないので、あらかじめ頭の中を整理しておかねばならない。言い換えるならば、ソフトが「ここ書き換えて」という語句を、命令として認識できないようでは、仕事の効率化には繋がらないだろう。現時点では、推敲を必要とする原稿作成ではなく、ふと思いついたこと活字にするための道具でしょうな。

12/2/11
    日本では、沖縄防衛局長の不適切発言で盛り上がっているみたい?◆ラボのレバノン人が、数年前に一時帰国した際、その前日からイスラエルによる空爆が始まったそうだ。彼がベイルートに着いた時は、既に戦争の臭いが漂っていたとか。空爆で千人以上が死亡し、その中には彼の友人6 人も含まれていたという。またイスラエルによる攻撃のため、彼の家族はシリアへの避難を余儀なくされたらしい。◆沖縄問題になると感情的になりがちな日本人だが、現実の戦争の話を聞いた後では、なんだかなぁ?と感じずにはいられない。

12/1/11
    この世界で働いていると、私の所にも、研究内容に関連する問い合わせが来る。少しは調べてから質問しろ、と言うレベルの物が多いが、それ以上に腹立たしいのは、返信してやっても、その後"Thank you" とすら言わない輩が半分くらいいること。30 秒で返信できる質問ならいいけれど、下調べの後に、書いていいことと、いけないことを注意深く考えてメールを書こうものなら、意外に時間かかってしまう事を理解して欲しい。癪なので、次回からは、お礼のメールが来なかったら「メールが届いたか」と逆質問してみることにしよう(ウソ)。

11/29/11
    ベトナムに行けと言われたのは、thanksgiving の直前。航空券やビザの手配を終えたと思ったら、今日になって週末に来客があるのでキャンセルしろ(=大学にいろ)と言う。その後、しぶしぶ旅行会社に電話をしたのは言うまでもない。全てをもう少し早めに伝えてくれれば、この手の手続きでどたばたせずに済むというのに。だが、真の問題は、今回の二つの仕事は、共に私がやらなくても済むレベルである点。うまく仕事を割り振れば、こんな事にはならないはずだが、なぜか雑用の多くは、常に少数の人間の元に集まってくるようである。

11/28/11
    好まれる記事を書く方法は、論文の書き方に通ずる点があるように感じる。多くの研究者は、どのように論文を書くべきか、何となくはイメージしているだろうが、そうすべきでない項目くらいは、意識して頭に入れておいた方がよさそう。端的に言えば、論文でも(どれだけ実験をしたかのような)無駄な部分は極力そぎ落とすために、もっとも重要な点は何かよく考えろ、と言う当たり前の方法論に至る。それができれば、意味不明な論文を書く確率は格段に下がるものだが、査読をすると、そうなっていない物にも、結構、出くわすのでねぇ。

11/26/11
    ちょっとした書き物をせねばならないので、その雑誌の見本に軽く目を通してみた。面白いことに、ある先生が、海外での大型プロジェクトの場合、応用研究に重きが置かれているようだが、日本のプロジェクトではでは、基礎研究と応用研究の協力体制がうまく機能したと言う趣旨の事を書いていた。これ正気?基礎がなければ応用研究などできない事が頭から抜け落ちている。基礎研究は重要だが、それは数値が出ない時の言い訳にはならない。そんな真剣勝負を強いられる点が、アメリカの強みだと言ってしまえばそれまでだけれど。

11/24/11(祝)
    今日はthanksgiving である。ターキーを食べるため、昨年同様、知人宅へ。以下に会話の一部を忘れないようにメモしておく。◆レストランを売買する際の価格は毎月の売り上げの2-3 倍程度になるらしい(バブル時の半分以下)。◆例えば新たに寿司屋を出そうとしても、近所に寿司屋があると、許可されない(よく似た料理は出せない)事が多いらしい。その場合は、ラーメン屋やカレー屋を出し、寿司とのセットメニューを作るのだそうだ。◆端的に言えば、成功に必要なのは立地条件(契約上の問題を回避と潜在的な客足)とは納得。

11/23/11
    ルームメイト(RM)2 人と部屋をシェアしている学生が言うに、今月のガス代は$24 程だったそうだ。しかし、RM の一人が更に切り詰めたいので協力してくれと言っているらしい。すでに部屋の温度設定は15 C だというのに。25 C 超設定で昼夜つけっぱなしにしていた私への請求額は約$33。どうみても、これ以上寒い思いをしながら節約する事に意味があるとは思えない。同様の考えを持っている彼には、私なら「$20 余計に払うから、ヒーターを使わせろと言うだろうな」とは言っておいたが、無事にRM の理解を得る事ができるのだろうか?

11/21/11
    この時期になると、スタバのカップがホリデーシーズン仕様になるのだが、今年はそれだけでは飽きたらず、iPhone 用のアプリも出したらしい。実際の使い勝手を調べるため、久々にホットコーヒーを頼んでみた。結論から言うと、コツがあったのかも知れないが、なかなかカップが認識されず閉口。一度、認識されると、キャラクターが動いたり、雪が降ったりするので、良くできているとは思うけれど。なおこのアプリ、撮った写真をメールに添付すると、Xmas card になると言う優れものでもある。ただ、アメリカ限定だったような気が・・・?

11/19/11
    Kindle Fire について補足。巷では、辛辣な意見が多く出ているようだが、そこまで酷い出来だとは思わない。iPad の半分のサイズだから価格も半分(でも機能は同等)であるべきだと信じていれば、不満は出るだろうが、それは無い物ねだりでしょ。私が不満を持っているのも実は同じで、早い話が、今のハイスペックノートPC からキーボードを取った物を求めているからであろう。◆で、中身について興味がある人は、ここここを参照のこと。それからどうしても日本語入力が必要な場合は、こんながあるらしいが、私には理解不能。

11/17/11
    昨日、新しいKindle が届いたので、ちょっといじってみた。どう動かせばいいか、大体見当は付くが、かゆいところには全く手が届かないと言うのが現況。仄聞するところによると、そのままでは日本語入力もできないようなので、本を読む以外のことをすると、不満が噴出する(日本)人が多く出るかもしれない。iOS に慣れてしまい、Android だから戸惑っているのかも知れないけれど。web 等の閲覧は、悪くはないが、パソコンには色々な点で及ばない。まぁ、日本在住者は、表だった問題点が解決されるまで、待った方がいいでしょうな。

11/16/11
    帰化で思い出したが、知り合いの寿司職人曰く、市民権を取る時に、本人が希望すれば名前を変えることも許されているとのこと。Rothschild やRockefeller に苗字を変えても良かったが、全ての名前(銀行や免許)を変えねばならないのでやめたそうだ。これを悪用すれば、私も世襲親王家っぽい名前くらいなら、簡単に名乗れそう(笑)。◆市民権を得ると、当然、アメリカで享受できる事は増えるが、ヨーロッパで就活をした際、アメリカ人だからという理由で採用されなかった経験もあるとのこと。彼は青森生まれだというのにねぇ・・・。

11/15/11
    少し前に見つけた資料を斜め読みしてみた。おおざっぱな日系アメリカ人の歴史や、アメリカでの位置づけを知るには良くできている。まぁ、一般的な、日本人の性格がにじみ出ているような項目(勤勉さや離婚率など)もあるので、特別驚かされるような結果ではないけれど。印象的だったのは、日本人の帰化率が他のアジアの国々に比べかなり低いこと。二重国籍を認めていない国と比較しても同様の傾向がある事が示唆するのは、日本はいい国だと言うことなのだろう。それに気付いていない自虐的日本人は極東に沢山いるけれど。

11/13/11
    昨日辺りから、どう控えめに言っても顔がほてっているように思う。高熱にうなされるような事はなく、平時に比べ1度ほど高めだが、薬を飲むと平熱に戻ってしまうレベル。仕事が無ければ心おきなくゆっくりするのだが、こんな時に限って、他の人には押しつけられない(=彼らの手には負えない)締め切りが幾つも迫ってきているのである(相手は某省庁や企業だったりする)。体温が38度を超え、体が動く事を拒否し始めれば、余計なことは一切考えない、と言う思考回路に切り替わるのだろうが、まだ食欲だって普通にあるのでねぇ・・・。

11/11/11
    某学生の彼女がおでんを作るから食べに来いと、招待してくれた。味そのものに関しては、文句を付ける必要もないが、以下のような日本でよく見かけるおでんとの違いも。それは、練り物系がたくさん入っていた、こんにゃくがなかった、大根のサイズが通常の1/4 程だったことなど。◆LA とはいえ、夜になるとヒーターを付けた方が快適。しかし、睡眠中も、ヒーターが動いているおかげで、部屋の湿度はかなり低そう。のどの調子が芳しくないのもそのためだろう。これが元で、体調を崩してしまう前に、加湿器を買った方がいいのかな。

11/9/11
    私も前々から気付いてはいたが、ここのラボにも、女の戦い?が存在する。厳密に言えば、ある女子学生が、同期の学生に一方的に敵意をむき出しにしている、と言った方が正確か?ただ、そんなことになっている理由は、彼女たちと同学年の男子学生にもよく分からないし、そもそも、そんな戦いには首を突っ込みたくないとのこと。◆偶然にも殻に入ったウニを食べる機会に恵まれた。日本でも見かけたことのない物をLA で見るとは不思議な気分。ウニの殻に醤油をかけたらトゲが動いていたが、これは塩味に反応していたのだろうか?

11/8/11
    日本の科学雑誌の編集部から、ガス貯蔵について2 ページほど書いてくれないかと言う依頼が来た。日本語だとはいっても、意外に時間がかかるんですよね。まぁ、流れから言って、執筆命令なのは分かっているので、書くしかないのですが。◆そう言えば、日本化学会向けの記事をそろそろ仕上げねばいけなかった、と思い書き始めたのが数日前。ところが、今日になって、原稿の進捗状況はいかがでしょう、と言う督促のメールが。締め切りを一ヶ月間違って記憶していたらしい。数日中に脱稿すれば、一月号の印刷までには・・・。

11/6/11
    AT&T からの請求書を見て、目が点になった。その金額ではなく、先月分の支払いが済んでいなかったという事実に・・・、ですが。自動引き落としになっていると思いこんでいたことに加え、電話の利用も止められなかったので、全く気付かなかったのだろう。信用度(credit score)が低ければ防げたのだろうか(笑)。◆変な方程式を見つけたので、自分でも試しにグラフを描いてみた。excel だとあまりきれいには見えないが、その数式が正しいことは確認。でも、どうやってこんな方程式を導き出したのだろう?私にとっては大きな謎である。

11/5/11
    ここ数ヶ月の間に、何人かのPD が入ってきた。彼らがどんな分野で仕事をしてきたのかよく知らないけれど、彼らがゼミの時にどんな質問をするか観察していると、今までどうやって研究に取り組んできたかは、何となく察しが付く。端的に言うならば、知っていること(ふと思いついたこと)を口にしてしまう(けれど、そこにあまり意味はない)人と、いい所に目を付けたんじゃないかと思わせる人がいる。前者が圧倒的に多いのは気になるが、アイディアが100 個出てくれば、一つくらいは当たるので、彼らの今後の活躍に期待する事にしよう。

11/3/11
    スタバのバイト経験者数人が言うに、スタバで売られているペストリーの類は、ドル箱なのだそうだ。だから、どうせ同じ金額を出すならCoffee Bean のペストリーを買った方がいいとのこと。確かに、最近はその量の劣化が著しい。言い換えれば、景気の悪さも相まって、コーヒー目当ての客足が遠のいているのであろう(コーヒーの単価もかなり安いそうなので、これも収益減に直結しているはず)。ただ、内情を知れば知るほど、購買意欲が失せそうなので、ある程度は、情報の非対称性の恩恵に授かる方が、精神的には良さそうである。

11/1/11
    前回の話にも関連するが、不誠実な研究者は身の回りにもいる。近々去りゆく某PD は、先行研究があると知りつつも、彼の研究が初めてだ、と論文の草稿に書いていた。研究を引き継いだPD が、たまたま先行研究を探し出し、彼を問いただしたため発覚したのだが、浅はかなやり方を目の当たりにし呆れていたのは無理もない。だって、そのレベルのウソで身の保身を謀った所で、切り抜けられるのはせいぜいラボのゼミ程度なのだから。まぁ、そんな事をしていたからボスに愛想を尽かされたと捉えればいいのかも知れないけれど。

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