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LA に長期滞在 (2010.11〜2010.12)


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12/31/10
    LA の量販店で大型テレビを探せば、Samsung 製ばかりが目に入るが、実家のそばにあるビックカメラを覗いたところ、意外にも日本製品しか展示されていなかった。Samsung 製を仕入れてもあまり売れないのかもしれないが、この鎖国状況を見れば、多くの日本人が、未だに物作り立国と言う神話を信じている理由がよく分かる。ついでに言うと、国内で小さなパイを奪い合っているうちに、韓国勢に完全に打ち負かされてしまった現実も。失った競争力をどう取り戻すかを真剣に考えない限り、日本の将来は危ういのではなかろうか。

12/29/10
    こちらの人の顔をみると、中国人っぽい顔をしたベトナム人も多いが、知り合い(日本人)に似た顔がちらほら。その理由をでっち上げるなら、中国大陸から渡ってきた大昔の人々が別々に進化していったものの、偶然にも似たような顔が二つの国で出現・・・?◆某学生に、ベトナム国旗に対する感想を聞いたところ、あまり好きじゃないとこぼしていた。確かにあれは、旧ソ連か中国の国旗に何となく似ているので。しかし、彼曰く、国歌は好きだとのこと。国旗や国歌を肯定すると右翼と言われかねない変な国とは、ちょっと違うようですな。

12/27/10
    ベトナムの人々は、なぜか飲みに行くと、乾杯ばかりしている。ビールをついだら乾杯、のような人もいるので、常に飲み続けねばならないような錯覚に陥る。だからなのか、こちらのジョッキには、ジョッキの半分ほどのサイズのが入れられている(つまり、元々薄いビールが水割りビールになる)。氷が入っている理由を某先生に聞いたが、それは昔から入っているよ、と言うしょうもない答えが。しかし、外人相手のバー(外国人観光客が集まるエリア)に行くと、氷は絶対に出てこない。間違いなく、これはベトナム独自の文化なのでしょうな。

12/25/10
    こちらに来るまで、私はベトナムという国を全く理解していなかったのだが、近隣のカンボジア、タイ、ラオスとは異なり、中国の影響を受けているらしい。実際、前者の三カ国で使われている文字はインド的とのこと。とはいえ、フランス統治下において、独自の表記法を強制(?)されたベトナムでは、今となっては漢字を見かけることはまずないし、読み書きができる人も少数派。文化の消滅に関する感想を聞いたところ、某先生は肯定的だったけれど、最低限の保存策(基礎的な漢字教育)はあってもいいんじゃないかと言うのが私見である。

12/24/10
    蒸し暑い国に来たが、暦の上ではこちらもクリスマスイブである。仏教徒が多い所なのだが、日本と違わず、この時期は盛り上がるらしい(聞くところによると、単に騒ぐ理由が欲しいだけらしいが)。面白いことに、イブの日は、みんなで街の中心部に集まり(バイクではなく)歩き回る文化があるとか?実際に私も現地の学生と外に出かけたのだが、ものすごい人の数。それから、サンタの格好(赤い帽子を含む)をした人の多いこと。どう見ても、馬鹿騒ぎぶりは日本以上でありました。プレゼント交換をしている人はいなかったようだけれど。

12/22/10
    昨日ベトナムに向けて出発。もちろん、無事に着いたのだが、航空券に記載されていた氏名が逆になっていたためにチェックインに手間取ったり、機体の酸素マスクの故障で出発も一時間程の遅れ。でも、座席はなぜかeconomy plas へアップグレードされていた。◆ベトナムの入国ビザの必要性は未だにはっきりしないが、LAX では、ビザを持っているか確認された。SGN で見かけた日本人は、ほとんどビザなし渡航のようだったのに。◆SGN の空港は非常に近代的。迎えに来てくれた人によると、日本の援助で作られたそうである。

12/20/10
    こちらの人は、雨の日に車を運転する機会がほとんど無いからなのか、水たまりがあっても、減速せずに突っ込んでくる事も多い。歩道はそう広くもないし、傘でブロックするにも限界がある。水をかけられずにすむ方法はないものかと考えていたところ、いいことに気づいた。奴ら、水たまりは目に入らないが、歩行者には近寄ってこないので、敢えて、車道側を歩けば意外に無傷ですむ。◆その一方、防ぎようがないのが、ラボの雨漏り。コーヒー色の水(ドリップ製法?)が一晩でこれだけ溜まるとは、どんな手抜き工事をしたからなのか?

12/18/10
    ここ数日、スライド作りに追われている。合計6 日間も話をすると言うことは、少なく見積もっても数百枚のスライドを作らねばならないと言うこと。そりゃ、ある程度は使い回しもできるが、それらをシャッフルするだけでも、意外に時間がかかると言うのが現実。講義をいくつも持っている大学の先生は、一体どうやって準備をしているのだろう?ついでに言うと、頭を悩ませてくれているのはクイズ作り。演習をさせた方がいいとは言われても、気の利いた問題を作るのは難儀である。答えのない問題なら、簡単に作れるかもしれないけれど(笑)。

12/17/10
    日本人はベトナムにビザなし入国できるはずだが、ラボの秘書と旅行業者が、GC を持っているから念のため・・・としつこく言うので、仕方なくビザの手配をしたのが数日前。出発が近いので直接受け取りに行ったのだが、旅行業者の所在地が遠かったこと。◆現地について感じたのは、ベトナム語らしき表記がたくさん。どのあたりまでベトナム文化を反映しているのかは分からないが、ベトナム人街だったようで。◆ベトナム系の人はLA に約2 万人いるらしい。もっと移住してきているのかと思ったが、意外にも日本人よりは少なかった模様。

12/15/10
    某企業の人がラボにやって来たのが一週間ほど前。初めまして、と言われたので、実は2008 年にDC で立ち話をした事が、と返したら驚いていた。もっとも、私も彼の顔なんてほとんど覚えていなかったけれど。◆その彼から、2-3 日前にLinkedIn のグループに入らない?と言うメールがきた。リンクをたどってみると、知っている名前がちらほら。◆そのグループに登録したところ、今日になって、別の装置会社の人からLinkedIn の招待状が。この二人、直接繋がっている訳ではないのかもしれないが、業界の狭さを知るには十分ですな。

12/13/10
    今年もシークレットサンタの時期がやってきた。しかし今年は、1) 私の名前を引き当てたボスが、ゼミの最中にうっかりそれを漏らしてしまったこと、2) 当日、海外出張予定だった彼が、秘書にプレゼントを買っておくように頼んだこと、しかし3) プレゼントを買い忘れた彼女に、当日は何ももらえないけれど我慢してねと、なぜか4-5 日前に言われていたことから、興味は半減。その反動で、プレゼント探しの方にも力は入らず。なお、周囲を見ると変なものばかり飛び交っていたような気が。いつからガラクタ交換会になってしまったのだろう?

12/11/10
    ボスが突如、年末にベトナムに行かない?と言い出した。端的に言えば、UCLA がサポートしているベトナムのナノテク研究センターへ行き、一週間ほど学生に講義をせよと言うこと。しかしなぜこの時期に私が?と考えてみると、合点がいく。アメリカはクリスマス休暇だが、旧正月を祝うベトナムは平常日程。結果的に、私がラボにいなくても誰も困らないし、先方に取ってもいい機会。もっとも、私の休暇予定は全く考慮されていないので、Ho Chi Minh City 観光+日本経由の渡航を勝手に行程に組み込み、適当に息抜きをする事にしよう。

12/10/10
    ブッシュ前大統領の回顧録をのんびりと読んでいるのだが、それによると、当時のイギリスの首相だったブレア氏はブッシュ任期中に30 回もアメリカにやってきたそうな。イラク戦争などの重要懸案もあったとはいえ、タイトな結びつきだったこと。それと比べると小泉元首相なんて小さな扱いである。昨今の日本の首相はそれ以下なのだろうけど。が、それ以上の問題は、特に民主党政権下において、どこの国にも相手にされていない様に見える事。鎖国をしている訳じゃないのに存在感はゼロ。これじゃ、日本の将来が思いやられますな。

12/8/10
    缶総理は、この半年を振り返り、我ながらよくやったと語ったとか?一体何がしたいのか全く理解できないのだが、総理の座に留まる事が目的なら、筋も通っているし、よくやっているのかも。国民は困るだろうが。◆iPhone 上に表示されたUPS のトラッキング番号が青い表示になっていたのでクリックしたところ、直接UPS の追跡サイトに飛ぶではないか。上記の人とは違い、なかなか賢い事。◆そんな話を某学生にしたら、FedEx で届くはずの荷物が3 回行方不明になった経験があるそうで。こちらの方がアメリカらしい気もするが・・・。

12/6/10
    ラボの某PD が、Stanford の親しい知人が亡くなった、と悲痛な面持ちで話しかけてきた。彼曰く、ちょっと前に前歯が二本抜ける夢(韓国では身内または親しい友人の不幸という暗示らしい)をみたそうだが、それが、同じ飛行機でアメリカにやってきて、一緒に学位を取った友達のことであるとは想像すらできなかった様である。お気の毒にと思っていたら、夜になってボスからメールが。なんと韓国の親しかった先生が事故(?)で亡くなったらしいとのこと。少し前からメールを出さねばと思っていた矢先に・・・。これでまた、寂しくなりますな。

12/4/10
    今年の大卒の就職内定率は57.6%(史上最悪)ですか。企業の業績が回復しつつあるというのに、これが内定率に反映されないとなれば、別の理由があると考えるのが普通。端的に言えば、正社員を雇うと事実上解雇できないが故の採用見合わせ。労働基準法の解釈の見直しをしない限り内定率は改善しない。(一月分の給料で)解雇可能=中途採用の増加となれば、新卒として就職する事の意義も薄れようが、既得権者は抵抗勢力?構造上の問題を解決できない国では、この就活イベントがあと20 年は続くという事なのだろう。

12/3/10
    ラボのミーティングの際、某学生か必ずある学生に絡んでいる様に感じる。往々にして前者のコメントはごもっともなのだが、不幸にも、それを受ける方が、少なからずボスに洗脳されている、悪く言えばnaive な学生なものだから、何と言い返そうと毎回がんばっている姿が、私には些か痛々しく映る。ボスの望む実験をしていい論文を出したとはいえ、研究者として自立するために必要な核になる部分が形成されているかといえば疑わしい。そこを認めないと卒業後に苦労すると思うのだが、私にもsilly questions を投げかけてくるうちは・・・。

12/1/10
    近所のレストランで、カレーライスを頼んだ。お約束ながら"for here or to go" と聞かれたので、ここで食べると言ったのだが、何を勘違いしたのか彼女、お持ち帰り用の容器を持ってきた。もっとも、家で食べてもよかったのだけど。家に着き、何事もなかったかのように食べ始めたのだが、三分の一ほど食べたところで、妙な違和感を覚えた。何かがいつもと違うと思い、もう一度容器に目を移すと、ご飯とカレーがきれいに混ぜられているではないか。お店で食べる時は、そんなことはないのに。誰の発案だったのだろう、この暴挙(笑)。

11/30/10
    見知らぬ人からメールが来ていた。差出人は、人材の評価を行う会社のようで、とある人の特徴に合うものを三つ(要は、○△×)の中から選んでくれという。詳しいことは分からないが、採用の段階で、第三者機関が人材の査定を行い、採用元に報告書を提出するというのが流れであることはほぼ確からしい。設問は専門知識の有無などに加え、社交性、そしてHonesty/Trustworthiness、Reliability、Punctuality などの欄も。研究外の面であまりに否定的なコメントをもらった場合には採用を見送るとは、万国共通のようで(当然?)。

11/28/10
    半月ほど前からなのだが、Starbucks の店員が、支払いの時に、まじまじと私のクレジットカードを眺めている。分不相応なカードを持っているからかとも思ったが、どうもそうではなく、名前をチェックしていたらしい。以前から、よく来る客に対しては、愛想よく振る舞おうとしているのは認識していたが、今度は一歩進んで名前を呼び始めたので。でも、それと時期を同じくして、10% 近く値上がりしているんですよね。値上げ後も通ってね、という事なのかもしれないが、順序としては、態度の悪い数人を掃除係専属にする方が先のように思う。

11/26/10
    この10 日ほど、ある装置のご機嫌伺いに忙しい。ある部分が直ったと思ったら、ほかの部分が必ずおかしくなるので、結果的に何一つデータがとれないまま時間だけが過ぎ去っているのが現状。無論、こんな具合に時間を捧げても、何の評価にも繋がらないのは分かり切っているが、表向きの装置の管理者は、その仕組みをあまり理解していないことに加え、何とかしようという気持ちすら放棄しているので、丸投げもできず。データを取るという目的自体を破壊するのが現実策なんじゃないかとも思うが、この状況は釈然としませんな。

11/25/10(祝)
    今年もターキーをごちそうになるため、知人宅へ。今回も例年通りの顔ぶれゆえ、目新しさは特になかったけれど、メインは料理の方なので。◆Thanksgiving 翌日のセール(black friday)が話題になっていたが、私の周りに限っては、否定的な意見が多い。安く買えるとはいえ、最近はこの手のセールにもネット経由で参加できるので、無理に混雑に巻き込まれに行かずとも、と私も思う。◆考えてみると、この国でオンラインで買えないものはガソリンくらい?スタンドではセルフで給油しているのだから、これもいずれ解禁されたりして?

11/23/10
    バスの中で何やら言い争いをしている人たちがいると思ったら、目にしたくない事が起きていた。彼らのやりとりを聞いていた訳ではないが、白人の女性に財布を掏られたメキシコ系男性が、「荷物を見せろ」と迫っていた模様。事実、彼は彼女の上着のポケットに隠されていた財布を探し当てていたので。さらに驚きだったのは、その女性、時々バスで見かける顔なじみ。以前から普通じゃない(小綺麗なホームレスか無職?)とは思っていたが・・・。そんな状況に耐えられなくなったのか、彼女は次の停留所で下車。無理もない事ですが。

11/21/10
    バスに乗っていたら、老夫婦が地図を差し出し、今どこにいるのか教えてくれと言う。その地図はSanta Monica 近辺のものゆえ、現在地は範囲外。裏面の路線図を指さし、ここはUCLA のちょっと手前だと言ったのだが、状況を掴むまで少し時間が必要だった模様。要は、ビーチに行くには反対側のバスに乗ってしまっただけなのだが。ようやく状況を察した彼らは、道理で時間がかかる訳だと。お気の毒だが、一時間かけ、来た道を戻るしかない。今の私なら携帯のGPS で進行方向くらいは確認するが、彼らにはちょっと難しすぎたかな?

11/19/10
    ようやく新しいPC を手に入れたのだが、FedEx のトラッキングを見てびっくり。発送元の住所は塩尻だった。その後、成田とMemphis を経由しLA へ。そうと知っていたらアメリカの販売サイトで買うこともなかったのに。と言うのも、Windows 7 では日本語でPC の設定をすることもできるが、大元は英語版ゆえ日本で作られたソフトの一部は文字化けを起こし使い物にならない。結果的に、このサイトの更新は旧PC で行っているのが現状。新PC の動作速度は非常に優れているが、これを解決しない限りは中途半端な箱になるかも知れない。

11/17/10
    しばらく前に、携帯のstopwatch に刻まれている時間が、限りなく9999 時間に近い事に気付いた。昔のiPhone OS では999:59:59:9 のあと振り出しに戻っていたので、今回はどうなるのかと眺めていたが、あっさりと期待は裏切られ、新たな桁が出現。ちなみに、もう一桁増えるのを見届けようなら、10 年間待たねばならない。しかし、10000 時間(417 日)到達に至る間に、実は機種交換しているんですよね。iTunes が情報を媒介していると言うことは、10 年後に次の桁が出現するのを見届ける事も、あながち不可能ではないかも知れない。

11/16/10
    2-3 日前からか、アパートの敷地の隣に青いテントが出現。ホームレスが勝手に家を建てたのだろう。アパートの管理会社の人が、警察と一緒に眺めていたが、敷地外なので、何も出来ず。かなり昔に見た大久保の青いテント街に比べればどうって事のない代物ですが。◆どうでもいいことついでだが、変なページを発見。こちらのカップヌードルは、お湯を入れるとふたがはがれてしまう物もあるので、真似する気にはならないが、これぞコロンブスの卵的な発想。いや、カップヌードルにも電子レンジを使うアメリカ人の方が画期的かな?

11/14/10
    量的緩和(QE2)に関する素人向けビデオがネット上に出ている。リーマンショック後、アメリカも財政出動を続けてきたけれど、結果的にGS を儲けさせただけで、経済や失業率がなかなか回復しない事に対するいらだちが見えてくる。その意味では、先日の中間選挙で民主党が歴史的な敗北を喫したのは無理もない。しかし、これに懲りず更にお金を刷り続ける=ドル安+インフレ傾向が続くとなると、ちょっと考えてしまいますな。私の老後(?)資金の目減りもさることながら、製造業を切ったアメリカに投資先があるとは思えないので。

11/13/10
    Kindle を手に入れてから一月半ほどが経過。確かに本を眺める時間は増えたが、実際に読み終えたのは3 冊ほど。本の厚み(?)にもよるのだろうが、予想していたほどの読破数には至らず。もっとも、一番の問題点は読むスピードゆえ、当然の帰結なのでありますが。最近読み始めたのは、Decision Points(のサンプル版)。ちなみに書評を見ると、評価がきれいに割れている。この辺の評価は、在職中から全く変わっていないと言ったら言い過ぎか。面白そうだったら、続きを買って読んでみることにしますかな(でも$10 は高いかも)。

11/11/10(祝)
    今日は一応祝日である。何の日か分かる人は、日本にはあまりいないでしょうが。なおUK では、祝日扱いではないそうで。◆長らく放置していた大学のトレーニングセッションに参加。何と、UC で研究に携わる人は、研究に関連した道徳教育を受けねばならないのである。PC 上に現れる画面をクリックし、読み進めるだけなのだが、いくつかクイズがあるので、結果的に小一時間のコースになる。◆予想に反し、その中身は、副業をする上での注意点のような物が多かった。研究成果の実用化は、こちらでは、珍しくはないのでしょうな。

11/10/10
    最近業者とメールのやり取りをしているのだが、質問の答えが返ってこない事が多い。いや、必ず何かが抜けていると言うべきか。確かに相手の質問の意図をくみ取るのは易しくないが、顧客相手の仕事なら、送信前にもう一度相手からのメールを読み直した方が・・・。◆意図した答えが返ってこないとイライラするようになったのは、間違いなくボスの影響。ごまかそうとしても、質問に答えろ、と一蹴されるので。そうこうしているうちに、私にもその癖が伝染?玉虫色の答弁を由とする日本の政治家とは、もはや理解し合えないでしょうな。

11/8/10
    ラボの前にカマキリがいた。外国人が4 人集まりながらも、誰一人として英語名(mantis)を知らず。もちろん、そんな昆虫が存在することはみんな知っていたけれど。意外だったのは、その中の何人かはカマキリを手で捕まえたことが無いどころか、怖がっていたこと。私の実家の回りでは、決して珍しい昆虫でもなかったので、指を挟まれることですら、日常的(?)な出来事だったのに。もしかすると、彼らは木の枝に産み付けられたカマキリの卵鞘も見たことがないのだろうか?もっとも、今の東京は似たような状況なのかも知れないけれど。

11/6/10
    研究の世界にいると、今後の方向性が話題になることは珍しくない。現状分析+αについての雑談程度ことが多いが、私からの直接的なアドバイスを期待しているように見える人も。ただ、共通しているのは、簡単に成果を上げるにしては、この分野は成熟しきってしまったと言うことだろう。もちろん、やるべき事はたくさんあるが、時間的な制約に加え、特定の物質群を使うことの意味合いを考えると、将来的なテーマの設定は難しい。それを的確に読み切れる人は出世するけれど、必ずしもそうじゃない私は・・・と言うことなのでしょうな。

11/4/10
    ネットを見ていたら、海上保安庁の巡視船の衝突事故に関する映像(123456)がどこからか流出したと言うニュースが。Youtube 側は必死(?)に消しているようだが、もはや手遅れ(笑)。誰がどんな動機で流したのか知らないが、最初から公開しないからこんな事になるのだろう。そもそも隠すほどの映像じゃないのだから、仙谷がメスを入れると恫喝するのだって筋違い。巡視船の船員が海に突き落とされ、結果的に亡くなったという噂も流れているが、それが噂じゃなくなったらどうなるのだろうか?民主党政権が消えて無くなるかな?

11/3/10
    日本の某研究所からお客さんがやってきた。研究の話は適当に済ませ、夕食という名の下に近所の寿司屋へ移動。おそらく二ヶ月ぶり位なのだが、店内の様子が随分変わっていた(ちょっと悪趣味)。更に驚いたことに、昔その隣にあった寿司屋の娘が突然目の前に現れ「私のこと覚えてる?」と。二週間前からバイトをしているそうである。さて、日本からのお客さんと話をしているうちに同じキャンパスで大学院生活を送っていたことが明らかに。何だか皆さん色々なところで繋がっているようで。海外に高飛びしたつもりだったのに(ウソ)。

11/1/10
    早いものでもう11 月。まだ夏時間なのが不思議なくらいだが、それもあと一週間。◆共同研究先のラボとミニシンポがあった。私が関わっているテーマは、データの解釈を巡り真っ向から(?)対立しているので、本音を言うと、発表などしたくはなかったのだが、先方の教授に問題点を伝えると言う意味では、いい機会だったように思う。少なくとも、その先生からは、(うやむやにしなかったという意味で)感謝されたので。◆そういえばthanksgiving の日に遊びにおいでとのお誘いメールが来ていましたな。今年もターキーにありつけそう(笑)。

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