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LA に長期滞在 (2010.3〜2010.4)


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4/29/10
    某プロジェクトに関連し、電話会議があった。最近ようやく分かってきたのだが、彼らにとっては研究の進捗状況は二の次で、研究計画に沿って研究が順調に進んでいると嘘でもいいから言わないと満足しない。マネージメントの重要性を否定するつもりはないが、違和感を感じずにはいられない。そんな省庁だけに、一部の研究者からは不評を買っていると言う噂も。DOE などに比べ、無意味な制約が増えると、研究者にも敬遠されそうなのだが、日本と同様、国家の要であるお役人にとっては、彼らの成果の方が大事なのであろうか。

4/28/10
    最近またWestwood 通り沿いに空き物件が増えたようである。リーマンショック後の一年間よりも更に悪化しているのは、頑張って営業を続けたものの、どうにもならなくなった人たちが少なからずいるからだろう。その全ての店で、客の入りが悪かった訳でもなさそうだったのだが。◆その一方、当初、店をたたむ予定でいたのに、未だに営業しているレストランも。空き家にするよりは50%引きで貸した方がまし・・・といった事なのだろうか?◆なお、安泰に見えるのは、日常生活関連銘柄?電話コーヒー衣料品は比較的強いのでしょうな。

4/26/10
    おそらく今年に入ってからだろうが、アパートの同じ建物の一室に住む人々が、傍若無人気味の生活を送っているように感じられる。私が夜に家に帰る時間になっても、毎日のようにドア越しに結構な音量の音楽が聞こえてくるし、大きな声が聞こえることも。結果的に、一部の住人(もしくは警備員)とトラブルになっているようで、今日も「出て行け!」という大きな声が聞こえてきた(誰が叫んでいたのかは不明)。私自身は騒音公害に巻き込まれているわけではないのだけれど、近所迷惑にならない程度の暮らしを心がけて欲しい物である。

4/24/10
    500 人以上の子供と養子縁組をした人が子ども手当の申請を試みたそうだが、やはり出てきたなと言うのが感想。それも申請者は韓国人というのがおもしろい。◆その手当、今年は半額支給らしいので、その総額は2.5 兆円ほどだが、来年は5 兆円?後者は日本の防衛費よりも大きいことを把握している人は少ないでしょうな。◆更に続けるなら、防衛予算の半分は人件費。そこに思いやり予算も含まれている。GDP 比で2% 程度を確保し、最新の兵器をある程度導入しないと、100 年に一度の有事には備えられない筈なのですが・・・。

4/23/10
    ふと視界に入ってきたのは、カラスがリスを追いかけ回している光景。リスが動き出すとその上に飛んで行き、くちばしで突っつこうとしていたが、足で捕まえ、上空に持ち上げようとはしていなかった。カラスは、雑食性の鳥類として知られているが、執念深く追いかけてはいなかったと言う意味では、これも遊びの一つだったのだろうか?一方、リスからすれば、カラスこそ木に登った方が与し易いように感じたのだが、意外にも、平地を逃げ回っていたのが印象的だった。端から見ている限り、頭の良さでは、カラスに分がありそうですな。

4/21/10
    twitter で「米軍基地はどうしても日本国内でないと不都合があるのでしょうか?」と言う質問を見かけた。釣りなのかもしれないが、安易にそんな考えを持つ人は、国力に見合った軍事力がなかったらどうなるかすら考えたことがないのだろう。◆ポッポは、愚かな総理と自分で口にしたそうで。その立場を考えれば、それが新聞記事からの引用であっても、認めてはいけないような気が。◆ポッポの問題と言うより、全国民の問題がここに現れているのは紛れもない事実。歴史ある国家といえど、その末期はあっけない物なのだろうか?

4/20/10
    先週の安全管理査察の打ち上げと称し、某イタリアンレストランへ。以前から気づいてはいたが、一緒に行った中国人の学生は、ナイフとフォールの使い方を知らないようで、見るに見かねたボスが実演を(笑)。その様子を何となく見ていると、何故か日本人が信じている(しかし、こちらではまず見かけない)、フォークの背中に食べ物を載せて食べる作法に意外によく似ている。日本に入ってきた妙な習慣は、誤解の産物と言うことだったのだろうか。もっとも、慣れてしまえば、フォークの背中を使ってもきれいに食べられるのだけれど。

4/18/10
    私は未だに、衆院選でミンスを支持した人の気が知れないが、そんな彼らの変り身の早さには辟易している。内閣支持率の変化から勘案すれば、国民の半数はバカと言うことなのだが。◆ミンスのバラマキ法案には問題も多いが、外から眺めていると、最も重要な点が論じられていない事が気になる。ヘリコプター・マネーを実行しようが、それと同時に政府が潜在成長率を上げる(乗数効果の事ではない)ためのまともな政策を提示しているなら、バラマキも多目にみて貰えるであろうに。◆でも、財務大臣は社会主義政党出身でしたな。

4/16/10
    某雑誌に投稿していた(共同研究先がメインの)論文がreject されたのだが、それに関するボスのコメントが印象的だった。要は超一流誌に投稿すると、似たような研究をしているレフリーは、その論文をreject しようと試みるので、そうする理由が見つけられないレベルに仕上げてから投稿することが大事だとか。確かにレフリーのコメントは手厳しかったが、本質的な問題を指摘していたのも事実。良い論文を出すのが仕事とは言え、この日記欄すら満足に埋められない私では、そこまでの完成度に持っていくのは簡単ではないけれど。

4/15/10
    今月は、かつてない程の雑務が集中している。月末にかけて提出するべきものはまだまだあるのだが、今日の報告書で、一山超えた感じだろうか。しかし、書物に追われている間は、共同研究者がらみの実験はほぼ休業状態。おかげで、私が律速になっているような事を認めたメールを、複数の研究者からもらってしまった。そんな事態に陥ると、とかく、興味のない研究は後回しになりがち。その昔「興味があれば測定して下さい」と外部の先生お願いしていた某先生の真意を、今更ながら、理解したような気がする今日この頃である。

4/13/10
    某省庁がらみの研究に関連し、安全管理の調査団がラボにやってきた。詳しく話を聞いてみると、各々の所属はバラバラ(化学工学とか消防)なので、実際に彼らが一堂に会する事はまずないらしい。◆彼らが来る前は、ボスもかなり神経質になっていたが、結論を言えば、大きな問題もなく査察は終了。むしろ、かなりの好印象を与えた模様。そりゃ、昨年Safety plan を作った時も相当な時間を費やしたのだから・・・。◆安全関連の書類は、一度作ってしまえば、ある程度使い回しが出来るのが強み。いい勉強になったという事かな?

4/11/10
    ラボの数人の学生は、最近D 論を纏めている。聞いてもいないのに「何章まで書き終えた」と報告してくれるので、着々と進んでいるのはよく分かる。が、考えてみると、最近の私の生活も、D 論を書いている学生と大差なし。グラントの研究報告書やらスライドを幾つも並行して作っていれば、そんな錯覚に陥るのも無理はなかろうが、彼らとの決定的な違いは、報告書は予算がつく限り、書き続けねばならないと言うこと。十分な実験時間が取れなければ、書き続けられる訳がないだけに、定期的に成果を纏めねばならないのは大変ですな。

4/9/10
    この夏に、iPhone の時期OS が出るらしい。ネット上の情報を見る限り、使い勝手はよくなるようだが、発売から2 年になろうとしている私の機種は、目玉の一つであるマルチタスクには対応しない。確かに最近、反応が徐々に遅くなってきた事を考えると、PC 同様、スマートフォンも2 年で買い換えろ、という催促なのだろう。それにしても、古い物を潔く切り捨てる企業方針には、色々な意味で驚かされる。なお、この時期に新OS 発表なら、夏に新機種が出るのは確実。Apple 乗せられて買い換えるか否かは、G4 の前評判次第ですな。

4/7/10
    バスを待っていたら、何故かRapid と書かれた車体だった。私の利用する区間は快速運転とは無縁なので、変な所に連れていかれる心配はもちろんないけれど。◆きれいなのは外側の塗装だけかと思ったら、車内の様子もかなり違う。電車に例えれば、103 系と205 系程の違い?(E231 系には及ばない)それに加え、エンジン音が静かで、揺れも少ない。普段利用している車体がいかに旧式だったかを認識するには十分。◆なおCulver City のバスは、BigBlueBus よりきれいだが、儲かっているのかな?というのは私の素朴な疑問。

4/5/10
    何気なしに、アパート内のコインランドリーを覗いたら、洗濯機用のチャージ機が荒らされたような姿に変わっていた。最初は修理をしたのかと思ったのだが、隣のドアの鍵も壊されたような様子だったので、犯罪の可能性の方が高そう?確かに、一回のチャージ額からすれば、自販機を襲うより効果的なのだろうから。◆こんな事態を防ぐために警備員を雇っているのだろうが、あまり効果はなかった模様。まぁ、時給$8.75 じゃ、彼らに多くを期待するのは無理?もちろん、時給を上げても巡回頻度を上げるには限界があるんだけれど。

4/4/10
    例によってスタバへ行ったら、顔見知りの店員数人が"Happy Easter" と声をかけてくる。しかし、あまり心神深くない私にとっては、Easter と言われても・・・。◆天気が良すぎちゃったのか、道路で寝ている人が。しかしよく見ると、半分おろしたズボンから見えるお尻には、うん〓がついている。寝たまま排出とは、動物そのもの。人間も堕ちるとこうなるのですな。◆某雑誌から、また査読依頼が。誰かがやらねばならないとは言え、他誌を合わせると今年に入ってから、5 回目。道理で自分の時間が取れないはずである(ちょっと大袈裟?)。

4/2/10
    アパートにいる警備員に捕まった。彼、警備はそっちのけで妙に話(議論?)好き。日本には数回行った事があると言う話が発展し、日本に駐留している米軍についてどう思うかという質問が飛んできた。米軍出て行け、と言う答えを期待していそうだったので、日本人の半数は、憲法9 条があるから、攻められる事もないし、国防も不要と考えている。しかし、仮に米軍が撤収したら、中国が日本の目と鼻の先に基地を作るだけ、と返しておいた。でも、この手の質問に即座に反応するのは辛い。他の日本人はどう凌いでいるのだろうか?

4/1/10
    生協のそばにいたら、見知らぬおばちゃんが、「食堂に沢山の人がいるけれど、protest でもあるの?」という。お昼時ですから、と返しておいたが、信じてもらえたかどうか。食堂に沢山の人がいるのは、皆さん授業に出ている証拠。歓迎すべき事じゃありませんか。◆最近来た、某PD に言わせると、私の名前は、アラブ語だとcat を意味するとか?そんな事もあり、時々二人で「ニャォ」と意味のないやり取りをすることが。でもcat を意味する単語、ボスの発音を聞く限りは、日本語には存在しない音。アラブの猫になるのは難しそうですな。

3/30/10
    税金の申告書類に関し、忘れないようにメモ。例年、深く考えずに、前年度の書類を丸写ししていたのだが、CA 州の書類は540 NR よりも、540 2EZ を出すべきなんじゃないかという気がしてきた。せっかくなので、どちらの方が支払額が安いか調べてみたところ、ほぼ同額。当たり前の事かもしれないが、抜け道(?)はうまく潰してある模様。どうでもいい計算を繰り返さずに済むと言う点では、後者のほうが便利らしい。なお、今年の追徴金はおよそ$1300。いつ払ってもその支払額は変わらないとはいえ、重税感を得るには十分ですな。

3/28/10
    Caltech にいる知人に誘われて、Huntington library へ。私は、その運営形態まではよく知らないのだが、結構立派な植物園(あと博物館)がある。天気も非常に良かったので、(日本庭園のような)様々なテーマに基づく庭に植えられた植物を見て回った。私が最も強く引かれたのは、サボテンばかりを集めた区域。小さな小道を挟んで沢山のサボテンが出現したので、CA と AZ の州境があるんじゃないかと錯覚しそうだったのは別にして、見たこともないサボテンが幾つもあったので、新鮮味も大。次回は実物を見にAZ へ行こうかな?

3/26/10
    ご近所の寿司屋で働く日本人から聞いた話。俳優学校で勉強するために渡米したが、寿司屋でバイトをするうちに、包丁を持つ方が楽しくなったのだと言う。学校で役に立ったのは英語の発音を徹底的に教えたれた事。確かに、研究者とは違い、俳優は発音できなければ使ってもらえそうにない。なお、バイト自体は非合法で、10 年前は現金で給料を貰っていたらしい。なお、GC の申請はしているが、まだ時間がかかりそうだとの事(一般に経験3 年を学歴1 年に換算)。移民の多いアメリカでも、自由に働くには制約も多いのであろう。

3/25/10
    ラボの某学生は、その国籍ゆえ、空港で長時間足止めされた経験を持つ(危険人物リストに名前がない事を確認するため、毎回DC に問い合わせる)。そのため、今回もLA-SF 間をチェックの甘い電車で移動(片道10 時間)したそうな。飛行機なら、せいぜい1 時間で済むというのに。◆そんな話を、タクシーの運転手としたら、彼も同様の(身体検査を繰り返された)経験を持つという。911 テロの直後に、帰りの航空券を持たず、更に手ぶらで搭乗しようとしたのがその理由らしい。◆忘れがちだが、日本国籍の信用度は高いのです。

3/23/10
    Silly question が得意な某学生が言うに、論文の査読に際し、私が時々論文をreject するのが気に入らないらしい。私が全ての分野に精通している訳ではないのがその理由の一つらしいが、論文を書いた経験すらない学生にそう批評されるのは心外ですな(却下する際はその理由を示さねばならない)。◆彼のように独りよがりの考えに支配されているとろくなことないぞ〜、と思ったがもう遅い。彼が、応募しようかと考えている大学の先生には、(しつこく聞かれたのもあるが)私の評価を伝えちゃったからねぇ。「端的に言って使えない」って。

3/21/10
    夜はラボの人々と食事に行ったのだが、その後お腹が空いたため、一人でホテルのバーへ。空腹を満たし、そろそろ部屋へ戻ろうかと思っていたら、見知らぬ人が話しかけてきた。相手も同業者ゆえ、会話そのものは面白かったのだが、結果的に、一時間ほど拘束されてしまった。◆部屋に戻ったら、同じ部屋で寝ているPD が、かなりの音量のいびきを振りまいていた。濡れたバスタオルを顔にかければ静かになるかもしれないが、まともな解決法じゃない。明日からは、彼が寝静まるのを待つため、もう少し遅くまで飲むことにしよう・・・。

3/20/10
    日付の上では今日が誕生日なのだが、そんなことはお構いなしに、学会参加のためにSan Francisco へ移動。地図の上では近いのだが、LA へ来てからは再訪せずに終わっていたので、7 年ぶり位?当然、当時の記憶は、かなりおぼろげ。◆それにしても、同じ州にいるというのに、LA とは髄分雰囲気が違う。無論、LA とSF は、東京と大阪くらいの距離があるから当たり前ではあるけれど。久々に見てみると、ここは何となく、ボストンに似ているような気がする。Downtown に全てが揃っている点も、LA に比べると好感が持てますな。

3/18/10
    日曜日から、San Francisco で学会がある。つまり、これに参加する(発表する)人たちは、そのための準備をせねばならないはずなのだが、ラボの若い衆を見ていると、全く分かっちゃいない。ソフトの使い方や、話の作り方においては私に一日の長があるのだから、私が準備を終えたのを見て取り掛かっているようじゃ遅すぎると言う事を。そんな愚痴を、知り合いの先生に送りつけたところ、(予想通り)彼の学生も同じだと言う。私は、学生時代から、直前に慌てた記憶はほとんど無いのだが、彼らとの違いはどこにあったのだろうか?

3/16/10
    最近、特許がらみの書類にサインをしろというメールが何通か来たのだが、いつ誰が何について申請した成果に対する物かよく分からない。どうやら私の名前も片隅に入っている事だけは確かなようなのだが。そして今度は、似たような郵便物がEuropean Patent Office の差出人名で自宅に。そのタイトルから判断する限り、私はそのプロジェクトに殆ど関わっていなかったはずだが、誰が申請したのか?どうせ、私の手元に巨額の特許料が入ることはないので、深く考える程のこともないのだろうが、世には不思議な事もあるようで・・・。

3/15/10
    予告通り、US Census 2010 なる調査票が届いた。これ、要は国勢調査。こちらに来てから回答した記憶はないので、10 年ごとの調査なのだろう。同封されていた手紙には、今日記入しろ、と偉そうな事が書かれていたけれど、その中身は、日本の国勢調査とは違い、非常に簡単なものだった。ただwiki を見ると、昔は、long form の調査票も一部で使われていた模様。ざっとネットで見た限りでは、不法移民の扱いや台湾人と中国人の分類等が、論争になっている模様。そんな話を聞くと、調査に反対する人が出るのも分からなくはない。

3/13/10
    数ヶ月前にもお世話になったちょっと高い寿司屋へ行くことに。今回は少し控えめに食べたので、支払額は前回比で10% 減?普段の食費から勘案すれば、10 日分以上になるかもしれないが、一緒に行った方々も、財政基盤がしっかりしている方々なので気にすることもないでしょう(笑)。◆その後は、最近では定番となりつつある、居酒屋へ。ついつい話し込んでしまったことと、いつの間にか夏時間になり、時計の針が一時間ほど勝手に進んでしまったこともあり、家に着いた時には3 時すぎ。未だに学生時代のような生活ですな・・・。

3/11/10
    15 年くらい前にノーベル化学賞を取った人の講演があったのだが退屈だった。だいたい、ネットで調べれば分かるような話を延々とされてもねぇ。一体、何がポイントだったのか?学術的に優れた業績を残したからと言って、プレゼンが上手いとは限らないのだが。◆ラボの日本人PD がJSPS の硬直した業務体制に憤慨していた。同様の事は、私も5 年ほど前に感じたのだが、その体質は全く改善されていない模様。本来なら、研究者をサポートするのが仕事のはずなのだが、どうして足を引っ張り続けている事に気付かないのか・・・?

3/10/10
    今回は、某材料系の雑誌から査読依頼が来たのだが、その要旨の文句とは裏腹に、中身はひどかった。今まで査読した中でも、最低クラスの出来。しかし、なぜ、私のところに回ってくる論文はろくな物じゃないのか、と考えてみると、意外にも、認めたくないような結論にたどり着く。エディターは、審査出来そうな人にしか論文を回さないはずなので、結局、(一流紙に載るような)うまく書かれた論文の評価を公正に行う能力がある、とは見なされていないのだろう。ゴミ論文を見て我が振り直すのが、今の私に課された任務のようである。

3/8/10
    大学関連らしいが、よく分からない差出人から封書が送られてきた。中を見ると、いつもバスを使ってくれてありがとう、といったことが書いてある。一緒に同封されていたカードを見たら、某コーヒー屋ギフトカード$15)が挟まれていた。そんな話を、ラボでバスを使っている学生にしたが、彼らは何も受け取っていないという。バスカードの値段は半年間で$50 ちょっとなので、バス利用者の全員にギフトを送るとは考えにくい。手紙にははっきりと書かれていなかったが、今回はたまたま私が抽選に当たったと言うのが真相のようである。

3/6/10
    どうやらUCLA でも授業料値上げや予算カットに関連し、デモが起きているらしい。授業料が安いに越したことはないが、無い袖は振れないのが現実。そもそも、CA 州がGS 等にそそのかされ金融ゲームに乗り出し、リーマン破綻後は、ギリシャのように半ば粉飾決算紛いの事をしていると言うのは公然の事実。州財政がいつデフォルトしてもおかしくない以上、デモなど無意味。結局は、1/3 程の働かない職員を切り捨て、人件費を抑制するしかないのでは?残った人の給料を若干引き上げれば、これも案外支持されるような気がする。

3/4/10
    「日本の産業を巡る現状と課題」という、経産省の資料を見て、なんだかどっと疲れが出たような感覚に。何かと叩かれている官僚だが、現状認識的確。とすると、そんな官僚のレクチャーに聞く耳すら持たない政治家が、無能・無策ぶりを国民に見せつけているのが日本の現状なのだろうか?でも、この資料を見て日本の将来を案ずる人は、海外へ移住してもおそらく生き残る。生き残るための能力(や心意気)のない人こそ、再教育の必要がありそうなものだが、バラマキ政府が存在する限りは、彼らが覚醒する事もないでしょうな。

3/3/10
    先日、DL した生保に関する本を読破。むろん、完全に、理解した訳ではないのだが、生命保険の仕組みを大雑把な理解するには役立ったように思う。端的に言えば、独身生活を続ける限りは、(最低限の貯蓄は必要だが)生命保険に加入する必要性はほとんどないと言うこと。無駄な投資を続けているという点では、(海外にいるため支払い義務のない)国民年金と大差ないが、今後はどうなることやら。結婚や帰国の時期という不確定要素が、無視出来ないほどの支出額になりつつある、と言ってしまえばそれまでなのかもしれないが。

3/1/10
    何といつの間にか3 月に。言い換えるならば、LA に移り住んでから丸4 年が経過したと言うわけ?◆某石油会社を名乗る人から、採用に関するメールが来ていた。結論から言ってしまうと、これはおそらくニセメールなのだが、それっぽい事が書かれている。Ph. D 取得者からすれば、その給料だって、ありえない額じゃない。信じる人がいてもおかしくはないだろう。おそらく、何らかの情報収集か、転職をダシにして仲介料をだまし取ろうという算段なのでしょうな。◆せっかくだから、件の会社に、正規のルートで履歴書を送ってようかな?

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