某学生がちょっと前に投稿した論文は、どうやらreject されたらしい。書き物としての体裁はうまく整えられていたが、学術論文としての面白みに欠けていたので、
私から見ても当然の判断。まともなレフリーに当たったようで、内心、ホッとしている。◆最近、論文を投稿しませんかというお誘いがよく来る。これがまともな学会誌からの案内ならいいのだが、聞いたこともない出版社の
5/28/09
ここ数日、
Hydrogen Safety Plan なんて言う書類の作成で、結構な時間を取られてしまった。そもそも日本の大学は、とかくお金のかかる
安全管理には無頓着。結果的に私には、未だその手の知識はおろか、安全に対する真剣味すら不足気味。そんな人間が、安全に研究をするためには、なんてことを書くのだから、英語以前の問題であるのは明らか。10 ページ程色々書き連ねた結果、それなりの勉強にはなったような気がするが、こんな事では本業に集中できるはずがない。この状況を打破するには水素ボンベに火を・・・(ウソ)。
5/26/09
最近iPhone 上でAmazon の書籍を読むためのソフトに若干の改良が加えられた。大きな違いは、画面を横向きにしても本が読めるようになったこと。むろん縦だろうが横だろうが、読むスピードの遅い私に対する影響はほとんどありませんが・・・。なお、お試し版のしょうもない本ばかり眺めている限り、登場する女性が、心なしか気の強そうなキャラとして描かれているように感じる。アメリカ人の作家が書けば、そうなるのは当然なのだろうが、新たな発見をした気分である。しかし、映画を見てそう感じた記憶はない。なぜなのだろう?
5/24/09
某中国人のPD に言わせると、中国政府が好きな人などいないらしい。今まで見てきた一握りの中国人の様子から察すると、彼のコメントはどちらかと言えば少数派のようだが、海外での生活が長くなり、様々な情報に接する機会に恵まれると、政府の方針に懐疑的な考えを持つ人も出てくるのだろう。なお、そんな彼らに、韓国政府は嘘つきだと言うと、その多くは笑い出す。良くも悪くも、中国人にとっても、韓国政府の汚い手口は目に余るのだろう。もっとも、中国だって他国のことを言える状況にない事は、疑う余地すらないはずだが。
5/22/09
日本のインフルエンザ報道は、端から見ていると些か過熱気味に映る。日本の医療の現状を考えれば、感染者数が他の国より高めに出るのは当たり前。さらに、感染者が回復すれば(抗体は持っているが)ただの人になるわけだから、いちいち累計を取る事に意味があるとも思えない。要は、おもしろおかしく「怖い話」を作るための数字遊びをしているのが実情なのだろう。感染力が強いとしても特に毒性が高い訳ではないのだから、国民を落ち着かせるような報道こそ成されるべきだが、そうならない理由はどこにあるのだろうか。
5/20/09
大学の新聞によると歯学部の教授が論文の盗用の責任を取り辞職していたらしい。マイナー誌(?)にコピーを投稿したのは、一流誌じゃなければばれないと思ったからなのか?原著を読んでいない限りその類似点を指摘するのは難しいが、(学生ではなく)教授という立場を考えれば、大胆不敵としか言いようがない。だってその浅はかさは、無計画にコンビニ強盗を試みるような物なのだから。でも、見方を変えれば、論文の審査をするときは、そう言う不正を見抜かねばならないと言うこと?時間の制約もあるので簡単ではないですな。
5/19/09
終バスでよく見かけるポスドクが言うに、彼のボス(女性)はクレイジーらしい。実験しろと口で言うだけに留まらず、2-3 時間おきにラボに現れ、姿が見えないと電話をかけてくるとは、確かに筋金入り。結果的に、新しいメンバーが入ってきてもすぐに辞めてしまうのだとか。どこかで聞いたような話のような気もするが、ある意味ではここよりもたちが悪い。彼が、ボスとしてあるべき姿を学ぶにあたり半面教師にはなる・・・とこぼしていた理由が分からなくもない。まぁ、それくらいじゃないと、のし上がれないのが現実とも言えるのだけれど。
5/17/09
ここ数日、電動歯ブラシの動きが悪いと思っていたら、ついにご臨終を迎えてしまった。あれを買ったのは、つくばにいた時期なので、おそらく2002 年。7 年近く使い続けていた事を考えれば、電池の寿命が尽きたとしてもおかしくはないが、元日銀総裁と同じ時に任務を全うせずとも・・・(関係ないって?)。なにはともあれ、代替品を求めCVS へ行くことにした。私が買ったのは$20 程の以前と同様のモデルだが、棚には$100 近い高級品も。何が違うのかよく分からないが、7 年余りという時間の流れを実感するには十分だったように思う。
5/16/09
昨日は化学科で年に何度か開かれるbeer tasting の日だった。聞くところによると、毎回GSA (graduate students association) がその資金を提供しているそうで、今回の予算は$600 とのこと。これを原資に近くの地ビール工場から特別価格でビールを提供してもらうと共に、ハンバーガー240 個分の材料を買ってきたそうだ(実際には予算オーバー)。さて、今日になって大学のトイレに行ったら、昨日飲み過ぎちゃった人がいたような傷跡が。学生に吐くまで飲むなとは言うのは、到底聞き入れられない相談であることは分かっているけれど。
5/14/09
化学はお金にならないから、日本料理屋を開いた方がいいんじゃないかと言ったら、寿司屋の社長にあっさりと否定されてしまった。彼曰く、80 年代はよかったけれど、最近は魚の値段が上がりすぎてしまい、なかなか儲けに繋がらないらしい。カリフォルニアロールのようにあまり魚を使わない物で粗利を稼がねばならないとは、板前にとっても辛い時代であろう。ちなみに板前さんが言うには、最近は白人が寿司ランチを食べる一方、日本人は照り焼きチキンだったりすることも多いそうで。世の中も変わりつつあるのだろう。写真は、 常節。
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5/13/09
某PD は、子供が生まれてから6000 枚くらい写真を撮ったそうだ。単純計算すると毎日30-50 枚?連写すれば1 分程とはいえ、子煩悩ぶりが伝わってくるようである。そんな彼は、大昔に
カメラをいじっていた私に対し、またカメラを買って写真を撮ればいいんじゃないか、と熱心に勧めてくれた。カメラを買うのは簡単だが、焼き付けをする根気はおろか、撮る時間さえも限られている私にとっては、写真撮影は趣味の範疇からは外れつつあるように感じて久しい。むろん、より簡単な趣味を持つことは可能だろうが・・・(昼寝とビール?)。
5/11/09
小沢氏はついに辞任ですか。やましいことはないと考えているなら代表職を辞する必要はないが、説明できないなら議員も辞めると言うのが筋なのだろうが、二大政党制を作るためには悪魔(特ア三国)にだって魂を売ると言って憚らなかった男にとっては、筋を通せと言っても聞かないでしょうな。◆辞任ついでに言うと、ボスが土曜日に秘書をクビにしたと言う噂が。彼女は今日も来ていたけれど、最近の様子を見ていると、最後の日は遠くなさそう(お互い裏で文句ばかり)。次を見つけるのはクビにする以上に難しいと思うけれども・・・。
5/9/09
ボスが言うに、大統領は水素貯蔵関連の研究費を40% カットし、より短期間で実用化できそうな分野にお金を配分することにしたらしい。確かにインフラの整備を含めたら、水素を燃料とする自動車が普及するのは数10 年先。税金の有効利用という点では、一般市民でも安全に扱えそうな電気自動車やバイオ燃料を普及させねばならないのはよく分かる。しかしながら、ラボの運営という観点からすればこれは大きな問題。大学では忘れられがちだが、人員削減(一割?)が必要となるのは民間企業に限らないと言うことなのだろう。
5/7/09
某PD はボスにビザの更新を断られたらしい。この手の話を聞くたびに感じるのは、良くも悪くも、ボスに気に入られなければ淘汰されてしまうと言う現実。仮にいくら周囲が、彼の人徳を評価したとしても、ただ一人、権力者に嫌われたらどうにもならないのだろう。そんな状況(つまり人間関係)を緩和するには、論文を出し続ける事はいわずもがな。それに加え、他人の成果も自分の物と主張する位の図々しさと、ボスに媚びを売る表裏の激しい人間になることが必要か?日本人にはなじまない技術だが、そんな人もラボには存在する。
5/6/09
ここ数日、某プロジェクトの今後について、話し合いが持たれている。しかし根底にある問題は、それがおよそ実現不可能なプロジェクトであるがために、誰もその実験に関わりたがらない(時間を無駄にしたくない)と言う現実を、ボスが直視しようとしない事のように見えて仕方がない。試してみなければ分からない、と言うボスの基本姿勢には賛成するが、論理的にこれ以上の値が出ないと分かっている実験は、学部生をだましでもしない限り、引き受け手を見つけるのは難しい。今後、この事態をどう凌いでいけばいいのだろう?
5/4/09
コンビニで前の人が残していったレシートの内訳が目に入ってきた。Lotto Sale 216.00 が意味するのは、くじ購入に2 万円!前回のあたり分が引かれていたがたった$20。高額当選人が出ることもあるのだろうが、平均すると日本の宝くじ分くらいしか戻ってこないのだろう、きっと。しかし、この手のくじ、誤解を恐れずに言うならば、身なりのしっかりした人が買っている姿を見たことはない。楽してお金持ちになれるほど世の中は甘くない事を、暗示しているようである。働いたからといって、お金持ちになれるわけでもないんだけれど。
5/3/09
英語で書かれたブログを見ていたら、それぞれの記事の下にNo comments, 1 comment, 2 comments と書かれている事に気付いた。なぜコメントが一つもないのに複数形になるのか、私の英語のセンスでは説明できない。某アメリカ人に聞いたところ、何個もコメントを書き込める余地があるけれど、現在はゼロ、と言う状況だからじゃないかという。逆に、何か質問されたものの、コメントする事がない場合には単数扱いになるそうである。この手の英語の感覚をつかむのはいつになっても難しいですな(と言うか、もう諦めましたが・・・)。
5/1/09
アメリカでも、swine flu で死者が出たそうである。しかし、聞くところによると、亡くなったのはメキシコから一ヶ月かけて、船でこの地へやってきた(密航)一家の幼児だとか?つまり、彼が言いたかったのは、まだアメリカ人は死んでいないと言うこと。racist らしいコメントである。◆一般的にウイルスは、空気ではなく、手などを介して感染する。マスクの効果は限定的、なんて冷めた目で見てしまうのは私だけ?◆大流行時に必要になるのは、マスクより現金だとか?確かに現金輸送車が止まれば、ATM なんて無意味な箱にすぎませんな。