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LA に長期滞在 (2009.5〜2009.6)


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6/30/09
    決して第二四半期の決算がある訳ではないのだが、仕事が山積み状態。やらねばと考える程やる気は消滅。毎度の事ながら、締め切りの直前になるまで放置するしかないのだろう。でも二つのannual report は書き上げました(本人の名誉のために)。◆他にも報告書を書いている人がいるはずなのだが、余り忙しそうに見えないのはなぜなのか?アメリカ人には、レポートは簡単な仕事なのか、質にこだわらなければいいだけなのか?もっとも、直前になってやっつけ仕事と割り切っている私に、質が重要とは言われたくないだろうが。

6/28/09
    ネタ切れの私が言うのも変な話だが、Michael Jackson がらみの報道には飽きてきた。何せ、FOX やCNN では四六時中それ関連のニュースを流しているので。それ以上に、今後、遺産相続でもめる様子がおもしろおかしく報道されるのかと思うと、故人にとっては気の毒なことだと言えよう。これもある種の有名税なのだろうか?なお、Medical center の前には、彼へのメッセージや花が供えられていた。夜になると、誰が灯したのか、キャンドルにも火が入れられている。有名になるのは、悪いことばかりじゃないと思いたいものですな。

6/26/09
    DOE のお役人が視察にやって来た。もっとも、彼とはすでに面識があることに加え、本質を理解していないのに何でも知っているかのようなプレゼンをやりかねないボスは欧州へ出張中。私が最近の進捗状況を大ざっぱに説明せねばならなかったとは言え、いつもより却ってお気楽な接待(?)だったような気さえする。その一方で、彼がラボに来ると分かったのは2-3 日前。ボスは、本人が把握している事は我々も承知していると勝手に思い込んでいる節があるが、私にとってはいい迷惑。この泥縄式、何とかならない物なのだろうか?

6/25/09
    ラボの学生が"Michael Jackson is dead" と触れ回っていた。もともと健康不安のささやかれる事の多かった人だったとは言え、驚かなかったと言えばウソになる。さて、その彼が搬送されたのはラボの目と鼻の先にある UCLA Medical center。病院の周りは報道機関、ヘリコプターそして(私を含めた)野次馬でいっぱい。良くも悪くも、影響力の大きな人間だった事が改めて証明されたように思う。ちなみに食堂、この一件のせいで休業だという。まぁ、病院内に関係ない人を入れたくないがための処置と言えば分からなくもないのだが・・・。

6/23/09
    Medical center の食堂のレジの女性に、休日だけ来るねぇと言われたのは数週間前。その時に、平日はラボに近いユニオンに行くから、と答えたのだが、学期が終わってしまった今は、ユニオンも4 時まで。図らずも、彼女に言われた、こちらにも来てよ、と言う言葉に従わざるを得なくなってしまった。両者の値段や味に大きな違いがあるわけではなく、ただ単に、元々はラボのすぐ隣にあった食堂が(中身は変わらないのに)遠くへ移転してしまったのが気に入らないだけ。よって新年度が始まるまでは、頻繁に通う事になりそうである。

6/21/09
    ネットの記事を見ていると、アメリカにいても何となく総選挙が近いと言う感覚だけは得られる。しかし、どちらの政党も、政権を取って何をするつもりなのかまともに説明できていない以上、選挙をすること自体が税金の無駄のような気がする。もっとも、老議員が老人(有権者)のための政策を考えているのが政治の現状だと言うことを考えれば、政治家の説明など若者には無意味な念仏にすぎないが。投票率の世代分布を操作するために、投票を携帯に限定したら?暴論(でもイランより民主的!)だが、何かが変わるかも知れない。

6/19/09
    ラボの某学生は、ちょっと前にお祖母さんを亡くしたのだが、その後、遺産を相続し約$100K の臨時収入を手にしたらしい。それを元手に、まで買ってしまったとか?◆iPhone のOS が更新された。何かが変わったのは分かるのだが、マルチタスクにならない以上はおもちゃですな。◆ひょんな事から、この辺りでは有名な寿司屋へ。$90 のお任せコースに挑戦したのだが、金額に見合った物を出していたように思う。もう少し、日本人が好みそうな上品さがお店にあればなおよいが、それを得るには更に$100 位払う必要がありそう?

6/17/09
    某学生が日本人は使用済みの下着を買うのか?と言う。後になって冷静に考えれば、それは一昔前に耳にしたブルセラショップの事だと分かるが、その瞬間に頭をよぎったのは、10 年間にわたり、海外に日本人は変態であるというウソの記事を配信し続けた毎日新聞のこと。思わず、日本人はそんな物は買わないし、そもそも日本のメディアには売国奴のような奴がいるので困る、と文句を言ってしまった。変なイメージを持たれるくらいなら、毅然とした態度で・・・。しかし、彼、ラボの他の日本人にもそんな質問をしているのだろうか?

6/15/09
    化学の研究では必ずしも原子やそれ以下のレベルの事象に着目する必要はないのと同様に、マクロ経済学にミクロの基礎付けは必要ないと言う意見があるそうだ。その真偽はさておき、数学的に難しい問題を解けば学者として評価されると聞くと、高価な測定装置を使って何かを測定したり、複雑な化合物を合成すれば例えそれが実用化とは無縁でも論文が書けてしまう化学の世界との類似性を認めずにはいられない。でも、この手の神学論争の根底にあるのは、分野間の仲の悪さとある種のねたみにしか見えないのは考えすぎ?

6/13/09
    どたばたしているうちに、あっという間に週末。しかし、今週は大学にとっても慌ただしい一週間だったに違いない。今となっては目新しさも無くなってしまったが、学期末恒例(?)のUndie run、それから、学内のあちらこちらで行われていた学科ごとの卒業式。とりあえず、大学としても一つの区切りを迎えた週だったと言うことなのだろう。◆区切りと言えば、ノアの三沢光晴の件。日本のプロレスと縁遠くなって久しくなるが、私も試合中の事故というニュースを知り絶句。プロレスの一つの時代が終わったような気がするのは気のせいだろうか。

6/11/09
    どちらかと言えば、私はラボ内における共同研究をあまり好まないのだが、いくつものプロジェクトに巻き込まれているように感じる。一度、そんな状況に置かれてみると、ラボ内のあるチームの成果は、別のチームには必ずしも評価されていない事に気付く。誰しもが自身の成果を過大評価(思い込み?)しがちだと言うことなのだろうか?その一方、得てして評価が割れる成果とは、短時間で成された研究である事が多いのも事実。どこかで手を抜いて、いい雑誌に論文を載せようとしても、分かる人には分かってしまうと言うことか。

6/10/09
    ボスがなかなか興味深いことを言っていた。論文を書くには、信じていないとダメだと。つまり、その結果がすごいと信じていない限り、その成果をよく見せることは出来ないと言うこと。しかし、うがった見方をすると、実験結果を解釈する際に、少なからずそれが恣意的に説明されていることもあり得なくはない、と取れるかも知れない。無論、実験結果を正しく説明しているとは思えない論文は決して珍しい訳でもないので(特にゴミ論文)、それらを区別するのは難しいけれど。「信じる事」と「思い込み」、その違いはどこにあるのだろうか。

6/8/09
    バス停のベンチを見たら、"BUS BENCH FOR HUMANS ONLY" と書かれていた。イタズラにしては出来すぎているし、何だろうと思いよく見たら、D-9.com と言う文字が。この夏に公開されるDistrict 9 と言う映画の宣伝だったようである。◆某学生は、今晩は冷蔵庫に残されているトマトと卵を簡単な料理するそうだ。なお、中国チームがオリンピックで着用したユニフォームの色合いが、その料理に似ていたため、ユニフォームの評判は散々だったとか。代表にとっても"I like tomato scrambled eggs." と言われては立つ瀬がありませんな。

6/6/09
    CA 州の財政破綻に伴い、シュワ知事は二年間で$100 million の予算カットを求めているらしい。元々は(二年間で)$115 million のカットを提案していたのだが、これが先月の住民投票で否決されたため、新たな方法を模索しているというのが真相。一方、大学側も給料カット、授業料値上げ、つなぎローンの活用などを考えているようだが、そう簡単にまかなえる額ではない。数日前、州議会宛に陳情の手紙を出そうというメールが、手紙の見本と共に送られてきた事を考えれば、学外者でも事態の深刻さは理解できるのではなかろうか。

6/5/09
    バスを待っていたら、中国語で話しかけられた。すぐに私が中国人じゃないことに気付いたようで、英語に切り替わったけれど・・・。ここまではどうでもいい話で、本題はここから。その彼、バスに乗り込んでから、今度は運転手に話しかけていた。私は彼が何を言おうとしていたのか大体分かったけれど、運転手がくせ者。下手な英語には関わりたくないのか「何を言ってるか分からない」と一蹴。こちらで暮らしていれば、決して珍しい事ではないのだが、サービス精神のかけらすら見あたらない。アメリカ人は親切?それは大きな誤解です。

6/4/09
    少し前から近所の床屋が改装作業をしていたのは知っていたが、内装を見てギョッとした。なんと外装は床屋のままなのに中はレストランになっていたから。おそらく、隣にあるイタリアンレストランに買収されてしまったのだろうが(ただし客を見た事はない)、三色の回転灯だけは外した方が。◆そう言えば昨日、久々に雨が降った。そろそろ梅雨の時期に入る日本とはかなり気候が違う。LA で雨が降るのは、東京で雪を見るような物なのだろうが、子供の頃に雪を見て喜んでいたような感覚には至るには少々歳を取りすぎたように思う。

6/2/09
    某学生がちょっと前に投稿した論文は、どうやらreject されたらしい。書き物としての体裁はうまく整えられていたが、学術論文としての面白みに欠けていたので、おまけの共著者である私から見ても当然の判断。まともなレフリーに当たったようで、内心、ホッとしている。◆最近、論文を投稿しませんかというお誘いがよく来る。これがまともな学会誌からの案内ならいいのだが、聞いたこともない出版社の雑誌ばかり。知名度を上げるにはいい論文を載せねばならないが、いい論文が無名誌に載ることはまずない。出版業も大変ですな。

5/31/09
    私のアパートの入居率(↓)との直接的な関係はないだろうが、最近、路上生活者の数が増えているような気がする。仮にアメリカの景気が底を打つ頃だとしても(←Government Motors (GM)の件もあるので、そうは思わないけれど)、遅行系列である雇用状況が改善するのは当面先。もうしばらくは、この手の人達を目にする日々が続くであろう。ちなみに彼ら、時々真夜中でもバス停(照明付き!)のベンチを占拠して宴会を。置かれた状況に応じて楽しむ姿勢は私も見習った方がいいのだろうが、後片付けだけは教えてやりたい・・・。

5/30/09
    少し前から、アパート内の郵便受けのいくつかに、VACANT! と書かれた紙が貼られている。こちらでは、USPS が郵便と共にチラシを入れていくので、この黄色い紙は、住人のいないポストには何も入れるなと言うメッセージ。意外だったのは、その紙の貼られたポストの数が意味する入居率 = 約90%。年度末が近いとは言え、空室率がここまで高かったとは・・・。新年度になれば、新たに学生が入ってくるのか、それとも不景気ゆえ無駄に家賃が高いアパートは敬遠される運命にあるのか、その答えは数ヶ月後に判明するはずである。

5/28/09
    ここ数日、Hydrogen Safety Plan なんて言う書類の作成で、結構な時間を取られてしまった。そもそも日本の大学は、とかくお金のかかる安全管理には無頓着。結果的に私には、未だその手の知識はおろか、安全に対する真剣味すら不足気味。そんな人間が、安全に研究をするためには、なんてことを書くのだから、英語以前の問題であるのは明らか。10 ページ程色々書き連ねた結果、それなりの勉強にはなったような気がするが、こんな事では本業に集中できるはずがない。この状況を打破するには水素ボンベに火を・・・(ウソ)。

5/26/09
    最近iPhone 上でAmazon の書籍を読むためのソフトに若干の改良が加えられた。大きな違いは、画面を横向きにしても本が読めるようになったこと。むろん縦だろうが横だろうが、読むスピードの遅い私に対する影響はほとんどありませんが・・・。なお、お試し版のしょうもない本ばかり眺めている限り、登場する女性が、心なしか気の強そうなキャラとして描かれているように感じる。アメリカ人の作家が書けば、そうなるのは当然なのだろうが、新たな発見をした気分である。しかし、映画を見てそう感じた記憶はない。なぜなのだろう?

5/24/09
    某中国人のPD に言わせると、中国政府が好きな人などいないらしい。今まで見てきた一握りの中国人の様子から察すると、彼のコメントはどちらかと言えば少数派のようだが、海外での生活が長くなり、様々な情報に接する機会に恵まれると、政府の方針に懐疑的な考えを持つ人も出てくるのだろう。なお、そんな彼らに、韓国政府は嘘つきだと言うと、その多くは笑い出す。良くも悪くも、中国人にとっても、韓国政府汚い手口は目に余るのだろう。もっとも、中国だって他国のことを言える状況にない事は、疑う余地すらないはずだが。

5/22/09
    日本のインフルエンザ報道は、端から見ていると些か過熱気味に映る。日本の医療の現状を考えれば、感染者数が他の国より高めに出るのは当たり前。さらに、感染者が回復すれば(抗体は持っているが)ただの人になるわけだから、いちいち累計を取る事に意味があるとも思えない。要は、おもしろおかしく「怖い話」を作るための数字遊びをしているのが実情なのだろう。感染力が強いとしても特に毒性が高い訳ではないのだから、国民を落ち着かせるような報道こそ成されるべきだが、そうならない理由はどこにあるのだろうか。

5/20/09
    大学の新聞によると歯学部の教授が論文の盗用の責任を取り辞職していたらしい。マイナー誌(?)にコピーを投稿したのは、一流誌じゃなければばれないと思ったからなのか?原著を読んでいない限りその類似点を指摘するのは難しいが、(学生ではなく)教授という立場を考えれば、大胆不敵としか言いようがない。だってその浅はかさは、無計画にコンビニ強盗を試みるような物なのだから。でも、見方を変えれば、論文の審査をするときは、そう言う不正を見抜かねばならないと言うこと?時間の制約もあるので簡単ではないですな。

5/19/09
    終バスでよく見かけるポスドクが言うに、彼のボス(女性)はクレイジーらしい。実験しろと口で言うだけに留まらず、2-3 時間おきにラボに現れ、姿が見えないと電話をかけてくるとは、確かに筋金入り。結果的に、新しいメンバーが入ってきてもすぐに辞めてしまうのだとか。どこかで聞いたような話のような気もするが、ある意味ではここよりもたちが悪い。彼が、ボスとしてあるべき姿を学ぶにあたり半面教師にはなる・・・とこぼしていた理由が分からなくもない。まぁ、それくらいじゃないと、のし上がれないのが現実とも言えるのだけれど。

5/17/09
    ここ数日、電動歯ブラシの動きが悪いと思っていたら、ついにご臨終を迎えてしまった。あれを買ったのは、つくばにいた時期なので、おそらく2002 年。7 年近く使い続けていた事を考えれば、電池の寿命が尽きたとしてもおかしくはないが、元日銀総裁と同じ時に任務を全うせずとも・・・(関係ないって?)。なにはともあれ、代替品を求めCVS へ行くことにした。私が買ったのは$20 程の以前と同様のモデルだが、棚には$100 近い高級品も。何が違うのかよく分からないが、7 年余りという時間の流れを実感するには十分だったように思う。

5/16/09
    昨日は化学科で年に何度か開かれるbeer tasting の日だった。聞くところによると、毎回GSA (graduate students association) がその資金を提供しているそうで、今回の予算は$600 とのこと。これを原資に近くの地ビール工場から特別価格でビールを提供してもらうと共に、ハンバーガー240 個分の材料を買ってきたそうだ(実際には予算オーバー)。さて、今日になって大学のトイレに行ったら、昨日飲み過ぎちゃった人がいたような傷跡が。学生に吐くまで飲むなとは言うのは、到底聞き入れられない相談であることは分かっているけれど。

5/14/09
    化学はお金にならないから、日本料理屋を開いた方がいいんじゃないかと言ったら、寿司屋の社長にあっさりと否定されてしまった。彼曰く、80 年代はよかったけれど、最近は魚の値段が上がりすぎてしまい、なかなか儲けに繋がらないらしい。カリフォルニアロールのようにあまり魚を使わない物で粗利を稼がねばならないとは、板前にとっても辛い時代であろう。ちなみに板前さんが言うには、最近は白人が寿司ランチを食べる一方、日本人は照り焼きチキンだったりすることも多いそうで。世の中も変わりつつあるのだろう。写真は、常節

5/13/09
    某PD は、子供が生まれてから6000 枚くらい写真を撮ったそうだ。単純計算すると毎日30-50 枚?連写すれば1 分程とはいえ、子煩悩ぶりが伝わってくるようである。そんな彼は、大昔にカメラをいじっていた私に対し、またカメラを買って写真を撮ればいいんじゃないか、と熱心に勧めてくれた。カメラを買うのは簡単だが、焼き付けをする根気はおろか、撮る時間さえも限られている私にとっては、写真撮影は趣味の範疇からは外れつつあるように感じて久しい。むろん、より簡単な趣味を持つことは可能だろうが・・・(昼寝とビール?)。

5/11/09
    小沢氏はついに辞任ですか。やましいことはないと考えているなら代表職を辞する必要はないが、説明できないなら議員も辞めると言うのが筋なのだろうが、二大政党制を作るためには悪魔(特ア三国)にだって魂を売ると言って憚らなかった男にとっては、筋を通せと言っても聞かないでしょうな。◆辞任ついでに言うと、ボスが土曜日に秘書をクビにしたと言う噂が。彼女は今日も来ていたけれど、最近の様子を見ていると、最後の日は遠くなさそう(お互い裏で文句ばかり)。次を見つけるのはクビにする以上に難しいと思うけれども・・・。

5/9/09
    ボスが言うに、大統領は水素貯蔵関連の研究費を40% カットし、より短期間で実用化できそうな分野にお金を配分することにしたらしい。確かにインフラの整備を含めたら、水素を燃料とする自動車が普及するのは数10 年先。税金の有効利用という点では、一般市民でも安全に扱えそうな電気自動車やバイオ燃料を普及させねばならないのはよく分かる。しかしながら、ラボの運営という観点からすればこれは大きな問題。大学では忘れられがちだが、人員削減(一割?)が必要となるのは民間企業に限らないと言うことなのだろう。

5/7/09
    某PD はボスにビザの更新を断られたらしい。この手の話を聞くたびに感じるのは、良くも悪くも、ボスに気に入られなければ淘汰されてしまうと言う現実。仮にいくら周囲が、彼の人徳を評価したとしても、ただ一人、権力者に嫌われたらどうにもならないのだろう。そんな状況(つまり人間関係)を緩和するには、論文を出し続ける事はいわずもがな。それに加え、他人の成果も自分の物と主張する位の図々しさと、ボスに媚びを売る表裏の激しい人間になることが必要か?日本人にはなじまない技術だが、そんな人もラボには存在する。

5/6/09
    ここ数日、某プロジェクトの今後について、話し合いが持たれている。しかし根底にある問題は、それがおよそ実現不可能なプロジェクトであるがために、誰もその実験に関わりたがらない(時間を無駄にしたくない)と言う現実を、ボスが直視しようとしない事のように見えて仕方がない。試してみなければ分からない、と言うボスの基本姿勢には賛成するが、論理的にこれ以上の値が出ないと分かっている実験は、学部生をだましでもしない限り、引き受け手を見つけるのは難しい。今後、この事態をどう凌いでいけばいいのだろう?

5/4/09
    コンビニで前の人が残していったレシートの内訳が目に入ってきた。Lotto Sale 216.00 が意味するのは、くじ購入に2 万円!前回のあたり分が引かれていたがたった$20。高額当選人が出ることもあるのだろうが、平均すると日本の宝くじ分くらいしか戻ってこないのだろう、きっと。しかし、この手のくじ、誤解を恐れずに言うならば、身なりのしっかりした人が買っている姿を見たことはない。楽してお金持ちになれるほど世の中は甘くない事を、暗示しているようである。働いたからといって、お金持ちになれるわけでもないんだけれど。

5/3/09
    英語で書かれたブログを見ていたら、それぞれの記事の下にNo comments, 1 comment, 2 comments と書かれている事に気付いた。なぜコメントが一つもないのに複数形になるのか、私の英語のセンスでは説明できない。某アメリカ人に聞いたところ、何個もコメントを書き込める余地があるけれど、現在はゼロ、と言う状況だからじゃないかという。逆に、何か質問されたものの、コメントする事がない場合には単数扱いになるそうである。この手の英語の感覚をつかむのはいつになっても難しいですな(と言うか、もう諦めましたが・・・)。

5/1/09
    アメリカでも、swine flu で死者が出たそうである。しかし、聞くところによると、亡くなったのはメキシコから一ヶ月かけて、船でこの地へやってきた(密航)一家の幼児だとか?つまり、彼が言いたかったのは、まだアメリカ人は死んでいないと言うこと。racist らしいコメントである。◆一般的にウイルスは、空気ではなく、手などを介して感染する。マスクの効果は限定的、なんて冷めた目で見てしまうのは私だけ?◆大流行時に必要になるのは、マスクより現金だとか?確かに現金輸送車が止まれば、ATM なんて無意味な箱にすぎませんな。

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