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LA に長期滞在 (2008.11〜2008.12)


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12/30/08
    今年も残りわずか。New Orleans/Ann Arbor への再訪のように数年越しの計画を成し遂げただけでなく、金融危機や大統領選といった直接的な関係を見いだしにくい事など、思い起こせば色々あったこの一年。世間ではとかく悪いことばかりが強調されたようだが、何一つ事件のない退屈な時間を過ごす事に比べれば、随分ましなんじゃないだろうか。来年がどんな一年になるか予想できないが、あるかも知れないこと妄想を書き留めておこう:新しいポストの獲得、ハリウッド女優(怪獣役は不可?)との結婚、プール付き豪邸の購入!

12/28/08
    日本で一番大切な休暇はいつなのと聞かれたものの、自分自身を納得させる解答を見つけ出すのは意外に難しい事に気付いた。歴史の洗礼を受けたとは言い難いGW はすんなり却下できるが、中国や韓国とは異なり、旧暦に基づかない正月やお盆を一大休暇と位置づけ盛大に祝うとしたら妙なことである。かといって、日本人に休暇は似合わないと言うのが結論だったら、あまりにも悲しい。明治以降、良くも悪くもご都合主義で生きてきた日本人には、合法的に休める時は休む、という現実だけが重要なのかも知れないけれど。

12/26/08
    ここ何日かで、おそらく一年以上前に買ったであろう4 枚組のDVD を夜な夜なチェック。ミシガンにいた頃から気になっていた結末にようやくたどり着き、積年の思いを果たした気分。とはいえ、どれだけ聞き取れているのかと問われれば、心許ない部分も多いし、ulcer, amnesia, vasectomy なんて単語は、話の筋から想像は出来ても、瞬時に理解するのは不可能。そんな訳で、アメリカにいるだけじゃ英語は上達しないという現実を再認識。来年こそは、単語力を増やすためにも、読書でもしようかな?(するわけないとは知りつつ・・・。)

12/25/08
    今日は、雨が降ったりやんだりという天気だった。ホワイトクリスマスを夢見ていた私(ウソ)だけでなく、ホームレスにとっては悪夢だったに違いない。多くの人は屋根の下に避難していたが、中にはこの雨でも、半ケツ状態で道路に転がっている人が。ここまで来ると、人間と言うよりは動物。認めたくないものだが、人間もここまで堕ちると言うことなのだろう。でも、これを見てしまえば、金融危機になろうと、まだまだ幸せは手の届くところにたくさんあるような気さえしてくる。私の現状を納得させるための、屈折した解釈のようだけれど。

12/23/08
    隣のラボの学生が、Xmas はどうするの?という。特に予定もないのだが、そう答えるのも気が引けたので、日本人にはあまり関係ない日だから・・・と返したところ、ユダヤ人の彼にも基本的には大きな意味を持つ日ではないらしい。あの顔がユダヤ系だったとは知らなかった。◆もうひとつのつまらない発見は、天皇が書いた論文の著者名。今上天皇がLast name を持たないことは知っていたが、論文上でAkihito と名乗っていたとは知らなかった。First author になるべく貢献をしたのか、と言う疑問は未だ解決していないけれど(^^;)。

12/21/08
    某コーヒーショップへ行ったらgingerbread cookie をおまけしてくれた。よく見かけるのは、人間の形をしているが、これは大福にしか見えない。見た目に違わず味も最悪。甘過ぎる・・・。◆Xmas の時期になると必ずおかしくなるのが、実験装置。毎年恒例(?)なので覚悟していたところ、期待を裏切らずポンプと真空計の調子が相次いでおかしくなった。◆そんな私の状況を予測していたのか両親から送られてきたXmas カードには、来年は明るいことがたくさんありますように、の文字が。いくつになっても両親には敵いませんな・・・。

12/20/08
    日本から来たメールを見るに、アメリカ経済が崩壊寸前と感じている人もいるようである。株の時価総額が半減し、投資銀行が潰れたという意味ではその通りだが、bailout 法案を否決する余裕があると考えれば、最悪の事態には至っていないと言えなくもない。預貯金の運用における損失や為替の変動に伴う値上げを含めれば、実害はゼロではないのだろうが、資産を持たない小生にとっては、信用収縮に端を発する金融危機の余波を肌で感じるのはもう少し先になりそう。感じずに済むのであれば、それに越したことはないけれど。

12/18/08
    バスを待っていたら、毛布を手にした人に話しかけられた。日本人か?英語は話せるのか?と矢継ぎ早に質問してくるので、なんだこの人はと感じたものの、仕方なく相手をしているうちに、神経分野の研究をしている人だと判明。とは言え、話の最中に小銭をくれと割り込んできた正真正銘(?)のホームレスまでもが、彼の事を同業者であると勘違いたくらいだから、その風貌が怪しかった事は否定しようがない。むろん、研究者なんて、単なるちょっと知的な変人なのだから、毛布くらいで驚いていてはいけないのかもしれないが。

12/16/08
    ここのところ、派遣切りに関する記事をよく目にする。解雇した側が悪いと言う理論が通用するなら、家賃が払えない人々を追い出す不動産屋も同様に叩かれてもよさそうな物だが、そんな話は聞こえてこない。憲法25 条を見る限り、国家でさえも国民の生活を100% 保証するとは規定していないのだから、大企業ばかりを責めるのは筋違い。戦略ミスは企業に限らず政府や日銀にもある。自身の責任を棚に上げ、政権が変われば・・・と妄想を抱かず、景気に関わらずやらねばならないことを自覚するのも大切なのではなかろうか。

12/15/08
    ボス邸でラボのXmas パーティーがあった。昨年同様、プレゼント交換をしたのだが、今回引き当てたのは"Master of deception" と言う本。英語で書かれているが、ページをめくるだけでそれなりに楽しめると言う優れもの。なお、不勉強の私は全く知らなかったのだが、本の中には日本人の名前も(福田繁雄北岡明佳)。年末年始に、いくつかの締め切りを抱えているだけに、本来ならばラボの邪魔者が一掃されるクリスマス休暇の時期こそ、自分の仕事に集中せねばならないが、予定を変更し、この本をゆっくりと読むことにしよう。

12/13/08
    某学生が持っていたボールペンは、リサイクル材を用いて作られたという触書になっていて、プラスチックで作る必要のない部分は、厚紙や間伐材に置き換えられていた。なお、ボールペンを見ているうちに気付いたのは、実はペンの各部名称を意識した経験が今までなかったこと。一部の学生に聞いたところ、同じようにフリーズしていたので、意外な盲点だったのかも知れない。胸のポケットに差す時に使う部分(クリップ)の名称を知ったところで、字がうまく書けるようになるわけでもないが、ちょっと賢くなったと考えることにしよう。

12/11/08
    ちょっと前に、某シンポジウムでポスター賞をもらってしまったのだが、忘れた頃にその授与式がやって来た。本来はPD より学生向けのコンペだったはずと言う意味で、引け目を感じたものの$200 を獲得。◆ボスが、私の着ていたジャケットを気に入ったらしい。ネットで買えると知るや否や、カード番号を秘書に聞き、色もサイズも同じ物を注文しろと言う。◆彼と同じ物をラボで着ていたら、傍目には兄弟のように映りかねない。と言うことは、私はまた別の物を買わねばならないと言うこと?悪銭(↑)身につかずとは、このことであったか。

12/10/08
    最近の内定切りは歓迎すべき事じゃないが、根底にある問題が議論されることは少ない。履歴に穴を開けずに卒業式の翌日から働く事をそれほど重視せぬ社会においては、長期にわたる就活の必要性はおろか、内定取り消しが絶望感をもたらす事などあるはずがない。若い人材を手っ取り早く採るには、現行の制度は便利なのだろうが、勉強したい人は勉強し、働きたくなったら会社へ行くと言う、こちらのやり方と比較すると、硬直感は否めない。近年の離職率を考えれば、青田買いにも限界がある事は明らかなのだから。

12/8/08
    最近、ボスはトラックを買ったらしい。その理由は定かじゃないが、一部の学生が言うに、使えないメンバーを山中に埋めに行くにはいいんじゃないかと(もちろん冗談で)。◆ここのところ、共同研究者から断続的に質問メールが。結果的に分かったのは、装置自体に構造的な問題があるるかもしれないと言うこと。でも、時々あるんですよ、そんな装置が。一見きれいなグラフを出してくれるけれど、そのデータが必ずしも信用できないことが。◆今こそがボスのトラックの出番(=装置の廃棄処分)、というのは悪い冗談なのだろうけれど。

12/6/08
    知人に、ネットアンケートに答えるよう頼まれた。ちなみに、レポートの課題は"online dating"。デートも宿題も、きっかけは全てネットとは、その是非はさておき、時代は変わったのだろう。◆また一人、学生がやめるという。その理由を読みほどけば、私にはラボの問題点が見えてくるのだが、それらが改善されることはおそらくない。◆ミシガンにいた頃から気になっていた曲を、偶然にもPandra で発見。でも、久々に聞いたら、大した曲でもなかった・・・。先日大学のテレビ(MTV?)で見た別の曲の方が、私にとっては、懐かしかった。

12/4/08
    数ヶ月前に頭を悩ませてくれた書き物が、ようやく表に出た(あと、原稿料が\5000!)。高校の理科の先生にはちょっと難しすぎたかも知れないが、これくらいの物を読もうという熱意がないようなら、理科の先生にはならない方がいい。つまり、それなりの理解力に加え、好奇心が伴わないようでは、学生に理科のおもしろさを伝えられるはずがないという事。現実には、教育学部出身(学士)じゃ、高校の理科の教師は務まらないというのが私の本音。なぜなら、基礎的な知識が先端研究とどう繋がるのか、解説できねばならないのだから。

12/2/08
    話ついでに、某アメリカ人(ただし移民組)にChapter 11 (いわゆる連邦倒産法)と言ったら、その手の事はよく分からない、と言われてしまった。以前から、歴史や経済が話題になる事がほとんど無かった事を併せて考えると、中途半端な年齢でアメリカに来たため、普通なら高校の社会で学ぶような事を、ほとんど理解していないようにさえ見えてくる。日常生活には差し支えないのだろうが、彼が社会人になるまでに知っておくべき事を、未だに押さえきれていなかったとしたら、これこそ移民の負の側面と言えるかも知れない。

12/1/08
    師走に入ったからではないが、近々やらねばならない仕事を思い浮かべてみた。なぜそんなにあるのか分からないのは別にして、一人で捌ける容量を超えているような感覚すら生まれるのは問題か。◆先日落とした電話が再度ポケットから落下。修理する気も失せ、AT&T へ行ったところ新品だと$399 だという。予想外だったのは、電話番号は変わらないが、新規の二年契約になったこと。$250 ほどで修理できるのだろうが、それに要する諸々の時間を考えれば、これもやむなし?でも、もう一度割れたらBlackberry に乗り換えてやる。

11/29/08
    最近知ったおもしろいHP(#1, #2, #3)。そもそもお役所のやる宣伝なんて犬も食わないと思っていたのだが、ここまでやってくれるとは。最後に出てきた緊急提言が、これまた自己批判だらけ。「批判 = 改革」という事ではないが、大臣が替わると、省内の方向性も大きく変わるとしたらいいではないか(石破さんは防衛だけでなく、実は隠れ農政通)。残念ながら石破大臣、国民的人気は無さそうだから、再度総裁選に出ても結果は変わらないだろうが、まじめに活動している国会議員が存在する事だけでも世の中に広めて欲しい物である。

11/27/08(祝)
    こちらはThanksgiving でお休み。昨年同様、家族でターキーを食べる機会に恵まれない人々(?)がラボに集まり、ターキーランチを開催。しかし、ターキーにはこれと言った味があるわけでもないので、肉を食べた気分にはほど遠い。その後、夕方から、某学生宅へ移動し、再びターキーに挑戦。昨年もお会いした、数人のすし職人は今年も健在。なお、困った事が一つ。ポケットからこぼれ落ちたiPhone のタッチパネルを見たら、とんでもない事になっていた。修理、買い換え、解約+再契約、どれを取っても同じくらいの出費になりそう・・・。

11/25/08
    Thanksgiving が近くなり、こんな私のところにも、一緒にターキーを食べようというお誘いがいくつか。しかし体(と胃袋?)は一つしかないので、断らざるを得なかった人も。◆Starbucks の店員は、毎日顔を出す私に対し、そのThanksgiving の日も休まず営業するから、ちゃんと立ち寄ってね、と宣伝してくれた。愛想が・・・と言うより、最近は売り上げが落ちているんでしょうねぇ、きっと。◆おなかが空いたので吉野家へ行ったら、なぜかつゆだく仕様になっていた。太った黒人のおばちゃんが気を利かせてやったとは思わないけれど・・・。

11/24/08
    あるサイトの、連休中も働かねばならない身分を卑下した「銀行のATM でさえお休みでいい身分」と言う記述を見て、バスの中で思わず吹き出してしまった。さて、何かとサービスの悪いアメリカだが、ATM は日本よりまともだと思う。同じ銀行のATM を使う限りは休日も手数料はなし。なぜ日本だと17 時以降に手数料が必要なのか合点がいかぬ。銀行員は5 時になったら帰るから口座維持手数料の代わりなのかも知れないが、努力が足りない。現金をほとんど使わない私にとっては、ATM に用はないと言うのが現状かもしれないが。

11/22/08
    ミシガン大のアメフトは今日で全戦終了。ここまで負けると(3-9)、「関係ないよ派」になるしかない。負け越しは41 年ぶりで、ポストシーズンへ進めなかったのは34 年ぶり。この惨状、夏にA2 へ行った時は想像していなかったけれど、最近、倒産が懸念されるクルマ屋さんと同様、後から考えれば、ちゃんと理由が見えてくるから不思議である。◆OSU に5連敗という現実を目の当たりにし、何となく閉塞感の漂う私の頭を醒ましてくれたのは、某掲示板への書き込み。これを見て、笑っているうちに「寝取られ派」にならない事を祈りつつ。

11/20/08
    今年も、Who's Who の登録時期がやってきた。ノミネートされましたと言うメールを送りつける行為自体が、宣伝になっている事は理解しているが、私も有名人だったかな、と錯覚しそう(ウソ)。◆ラボの某女の子曰く、髪がきれいでうらやましいとのこと。私が激安(99c)のコンディショナーしか使っていない事を知り、ちょっと困惑していたようだったが、遺伝が理由かと。◆遺伝と言えば私の体型も問題か?もっと食べろと他人に言われ、体型に明確な変化が認められるまで食べるのはバカ。体重が気になる人は食べない、が基本でしょう。

11/19/08
    iPhone を手にしてからという物、ネットウヨとサヨクのブログを見る機会が急増。それぞれが、異なる意見を持つのはいいが、互いに相手の言い分を否定する割に、意見の相違が生じる理由を考察する事は希。結果的に、事実を客観的に述べるだけのサイトとは対称的に、「ブログ主のシンパと敵対者しか存在しない世界」を覗く事に疲れてしまった。見方を変えれば、日本人の一部は煽動されやすい思考回路しか持ち合わせていないという事か。さすがに、このahoaho の戯言に惑わされるほどは堕ちてはいないはずだけれど。

11/17/08
    ひょんな事から、今まで私が見てきた数々の共同研究を思い浮かべたところ、おもしろい事に気が付いた。誤解を恐れずに言うならば、ボスの知名度に釣られ何となく共同研究を始めた場合は、必ずしも成功していないのだが、特定の人間の持つ技術をあてにした場合は、その成果が論文になっている事が多い。実験には結果が予測できない事も多いが、他人が一目置くような技術や知識がないと、長期的には研究者として生き残れないという事か。深く究められていないものは研究とは呼ばない、と言われればそれまでなのだけれど。

11/16/08
    日本で話題になっている給付金、冷静に考えてみると、大した金額ではない。独り身の私がこちらで受け取った一時金の小切手でさえ$600。多くの日本人が懐疑的に見ているように「ばらまき+地方行政の混乱」以外の効果は無いと断言できよう。もっとも、これこそ地域振興券の失敗から何も学ばなかった公明党が推し進めようとしている愚策と言う噂が事実であれば、納得出来るけれど。そうと知りつつ自民党が同意したならば、絶対に裏で何かを企んでいるはずである。それにより利益を得る人間がどこかにいるという意味で。

11/14/08
    私が洗濯をするのは、たいてい真夜中。今日も、およそ1 時間後に、一階のコインランドリーへ行ったところ、なぜか残り10 分という表示のまま止まっていた。様子が変だと思い、ドアを開けて見たところ、ドラムの下の方にはまだ水が残っていた。時間も時間だったので、隣の洗濯機でやり直す事にしたのだが、水を含んだ衣類の重たい事。冷静に考えればそんな物なのだろうが、二槽式洗濯機を知らない世代故の新たな発見か?ちなみに洗濯が終わったのは午前3時過ぎ。今から8 時間寝ようものなら、目覚めるのは・・・。

11/12/08
    以下は日本領事館からのメール。This message has been written in Japanese. Sorry for no English. If you have any question, please call to the nearest Embassy... これはどう見ても英語なんだけれど(笑)。それに加え、その下に書かれているローマ字(Kotirawa Zai Los Angeles Nihon Souryoujikan No Kinkyuu Issei Tsuuhou ...)なんて、読む気にすらなれない。日本語による緊急一斉通報(試験送信)なのは分かるが、緊急時こそ、迅速に情報を伝達するため、英語訳を加えるべきでは?外務省の人々、頭おかしいんじゃないの?

11/11/08(祝)
    夕方ボスが、スーパーへ行こうと言い出した。何で・・・と思ったのだが、夕食のサラダの材料を買うのが目的だったらしい。道中におけるしょうもない会話の中で、我々にはデートの相手が必要だと彼が言い出した。そのうち話がエスカレートし、先に彼女を見つけた方が、デート代を全ておごってもらえるように競争するのはどうか、とも。現実味は低いが、実験をさぼるにはいい口実かも知れない。それはさておき、彼が今日買ってくれた物は、わさび風味のグリーンピース、オレンジそしてビール。決して必要だった訳じゃないんだけれど。

11/10/08
    噂によると、某学生はラボを辞めると決めたらしい。遅かれ早かれあると感じていたので、今のうちに進路を修正できてよかったね、と言うのが私の本音。方向修正という意味では、こちらの大統領選も似たような物だったのだろうか?獲得選挙人の数(364/163 人)は、実際の得票率(53/46%)を反映しているとは言いがたいので、今後の政権運営には一抹の不安も残るが、経済政策が何かを解さない、偏差値レベル45 の太郎と40 の一郎による不毛な国盗り合戦を思い起こせば、アメリカには未来はあると言えるのかもしれない。

11/8/08
    ラボの中国人の半数は、なぜかカメラが大好きである。そのうちの一人は、$3000 以上機材につぎ込んでいるとか。むろん、今の私の収入を考えれば、彼らを黙らせるだけの装備を揃える事も出来なくはないが、彼のように月収の倍近い金額を投資する気にはなれない。普段写真を撮る機会がないことに加え、幸か不幸かはるか昔(高校時代)、才能のなさに気付いてしまった事がその主な理由。とは言え、彼らが撮った写真がとりわけ優れている訳でもない事を鑑みれば、才能の有無は気にする程の事でもないのかも知れないが。

11/6/08
    アメリカでの研究が認められてノーベル賞を取った日本生まれの研究者の顔つきは、生粋の日本人とは少し違う。海外で暮らす間に顔つきが変わるとすれば、同様な変化は、どれくらいではっきり現れるのかと言うのが、最近のささやかな疑問。と言うのも、鏡に映る自身の顔を見て、こいつどこから来たのか、と感じる事もあるので。しかし、誤解を恐れずに言うなら、語学学校の前でたむろしている日本人は、なぜかバカっぽい顔をしている。人間の顔というのは、暮らす場所ではなく、付き合う人々により強く影響されるのだろうか?

11/4/08
    こちらは大統領選挙の日。今回も、前回同様"I voted" と言うシールを胸に付けている人を多数発見。でも、選挙の結果は想定の範囲内だったので、これと言った感想はなし。◆予想外だったのは、スターバックスで、grande サイズのコーヒーが無料だったこと。以前の殿様商売ぶり(?)を知る者としては、最近の頑張りぶりは経営状況の悪化を示しているように見えて仕方がない。◆ついでにもう一つ、変なものを。高速の出口で追突事故が発生。幸いけが人はいなかったようだが、車は投資銀行と同様に(?)簡単に潰れるようです・・・。

11/3/08
    下の暴言の中の「周囲の目」で思い出したのだが、アメリカに比べると、日本ではセカンドチャンスを与えられる機会が少ないと感じることが多い。日本で製造されるある種の均質化された人間は、管理する側にはいいのかもしれないが、一度道を外れるとそこでおしまい。そうならないためには、小学生の頃から、とにかくいい子であることが必要か?格差が問題にされることが多い昨今だが、個人の能力を埋没させかねない平等主義ではなく、努力するものをいつでも受け入れる寛容さこそが、社会に望まれる姿なのではなかろうか。

11/1/08
    アメリカのニュースをまじめにチェックしていないからなのだろうが、毎日様々なニュースが配信される日本がうらやましい(ウソ)。幕僚長更迭って何?正しい歴史認識に基づいているとは言い切れない山村談話にそぐわないから、と言うのは、国家レベルの判断としては疑問が残る。友好関係を否定する気は全くないが、最近の日本は周囲の目(やメンツ)を気にし過ぎるあまり、本質的な問題を見誤っているような気がしてならない。昭和正論座を見ると、私が生まれた頃(?)には、まともな考えを持った人々は数多くいたようだけれど。

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