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LA に長期滞在 (2008.7〜2008.8)


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8/31/08
    久々に会った友人の弁。「共和党は基本的に金持ちのための政党なので、金持ちと言えるレベルの収入がないとその恩恵に与る事はない(だからMaCain には投票しない)。中絶禁止を唱えるのはいいが、結果的に子供が5 人になった場合、共和党は子供たちを学校に行かせてくれるのか?子供が増えても助けてくれないのが共和党。それに加え、減税の対象となるのはキャピタルゲイン。これこそ債券等にあまり縁のない低所得者には関係ない話・・・」民主党が全てを解決するとは思わないが、不満は鬱積しているようである。

8/29/08
    いよいよミシガンに向けて出発。空港での待ち時間は相変わらず退屈そのものだが、時間のつぶし方は少なからず変わったように感じる。以前は、ターミナル内を無意味に散策することも多かったが、今回はネットにアクセスするうちに二時間余りを浪費。なお、こちらではPC を空港内のコンセントに繋いでいる人も多ければ、(日本のように?)それが元で逮捕される人もたぶんいない。コンセントを譲り合って使っている点を勘案すれば、多少の電気は無断で拝借しても、アメリカ人はそれなりに大人であると言えるのではなかろか(笑)。

8/28/08
    モロッコから来ているVisiting professor の送別会を兼ねたBBQ がボス邸で催された。後々周囲の人々が言うに、私は随分と楽しそうにしていたそうだ。明日の夜からミシガン巡礼の旅に出ることも関係していたのだろうが、そんな事を言われるとは予想していなかったので驚いた。あるPD に至っては、私がそんなに楽しく飲むのなら、もっと頻繁に外へ連れ出す事にしようと言い出した。彼が言うほど毎日の生活がserious だとは思わないが、日頃からリフレッシュする機会がそれなりにあるのなら、それに越した事はないような気もする。

8/27/08
    なぜそうなったのかは定かじゃないが、クレジットヒストリーの構築法を某学生が指南してくれた。彼が言うに、車を買う時はたとえ一括で払えても二年以上のローンを組んだ方がいいとの事。つまり、継続的な支払い能力を示すことは、信用度の向上を意味するので、家を買うために数10 万ドルを借りたとしても、金利の利率は低くて済む。車のローンを組んだ場合に求められる、車体保険の金額なんて、家を買う際の利息に比べれば知れている事を思い起こせば、この手の知識を独力で学ぶには限界があると言うことなのであろう。

8/25/08
    韓国からある先生がやってきた。ミシガンにいた頃、一度お目にかかったことがあったのだが、今回受けた彼の印象は、以前とは随分違う。当時の、傲慢とも取れそうな雰囲気とは180 度異なり、人間的に随分丸くなったような感じだった。韓国ついでにもう一話。韓国から戻ってきた学生が、おみやげに、USB 接続の卓上扇風機を買ってきた。決して小さくはない箱を、スーツケースに入れて持ってきてくれたのかと思うと、ちょっと感激(?)。なお箱にはDAISO の文字が。日本の100 円ショップは韓国でも商売をしていると言うこと?

8/23/08
    おそらく一月ほど前だろうか、Westwood の交差点が、スクランブル化された。某学生が言うには、もともと日本で多用されていた方式で、アメリカでは少ないとか?しかし、Wiki を見ると、発祥の地はアメリカらしい。アメリカに来てから、(歩行者として)信号無視の頻度が飛躍的に上昇したことに加え、こちらでは、赤信号でも車が右折できる交差点が多いことを考慮すると、交通容量を犠牲にしてまでスクランブル交差点を導入する意義はあまりないような気も。警察にとっては、事故さえなければどうでもいい事なのかも知れないが。

8/21/08
    先日送別会を催した例のPD は、今日が最後だという。最後の挨拶を兼ね「いずれ近い将来、共同研究をしよう」とみんなに触れ回っていたのだが、それを聞いた別のPD は「共同研究をすれば、今のボスを打ち負かせるんじゃないか」と言う。むろん、束になってかかれば、彼が将来やるであろう実験の先を越すことも可能だろうが、彼と似たような研究をするのが本当にいい事なのかというと、これまた別の話。独創的な研究を発案し、遂行するのは、口で言うほどやさしくないと言う、ボスの高笑いが聞こえてきたのは気のせいだろうか。

8/19/08
    先日、不幸にもインストール中に部品が破損した測定装置のセットアップを完了すべく、業者の人がやって来た。彼とのつきあいはかれこれ2 年以上にもなるので、仕事のあとに軽く一杯となる事が多いのは学習済み。そして今回は、偶然出くわした焼鳥屋で飲み食いすることになった。カウンター越しに焼いてくれるので、日本の焼鳥屋の雰囲気を思い出させてくれるのだが、その分、値段は高め(一人あたり$50 強)。ところで、ウズラの卵やトマトの焼き鳥は一般的なのだろうか?私には、日本で食べた記憶はほとんどないのだが。

8/17/08
    昨日(土曜日)はアパートの塗装作業があった。ペンキが乾くまでドアを開けておくように言われていたので、夕方まで家でゆっくりしていた。ところが今日ラボへ行ったら「昨日はどうしたの・・・」と。毎日ラボで見かける人間が、たまに見あたらないと、理不尽にも怪しまれる(?)と言う意味では、密告組織に囲まれているような気分である。変わらない事と言えば、某学生の父親曰く、私は"never get drunk" なのだそうだ。周りがそう見ているなら、飲みつぶれる訳にはいかない。今後は、壊れるまで飲まないよう、気をつけることにしよう。

8/15/08
    某PD の送別会を兼ね、インド料理を食べに行った。中には、あまり好みじゃない物もあったが、総じて見れば合格点。◆終バスを待っていたところ、それらしきバスは来たのだが、乗客を乗せることなく走り去ってしまった。こちらのバスは、この手の意味不明な行動に出ることも少なくないとは言え、迷惑千万。歩いて帰るべきか考えていたところ、同様にバスを待っていた、見知らぬ中国人の学生が、ルームメイトが迎えに来るから家まで送ってあげると言う。世の中、悪い話ばかりではない(こちらで出会う中国人の多くも親切である)。

8/14/08
    こちらでは、NBC とその系列のいくつかのテレビ局がオリンピックを放送している。しかし、言うまでもなくアメリカ人を対象とした番組編成なので、体操や水泳は中継されても、(私がテレビを見た限りでは)柔道の放送なんて皆無。日本では関心の薄い、水球やボクシングですら放送枠があることを考えれば、アメリカにおけると柔道は、その程度の位置づけなのだろう。なお、日本びいきの前評判を耳にすることのなかった私にとっては、前半戦の成績はむしろ上出来にも映るが、日本ではどのように解釈されているのだろうか?

8/13/08
    昨日、ラボの数人と某日本料理屋へ行ったところまでは良かったのだが、最後に飲んだ熱燗のせいだろうか、日が変わってからも異様に体が重い。ほんのお銚子二本ほどだったのにこの顛末。あの日本酒には絶対に、工業用エタノールが大量に(?)混ぜられていたに違いない・・・、なんて今さら文句を言っても遅いのだが、素性の分からない日本酒(本醸造)は、特にこの地では、飲まないに越したことはないと言うことなのだろう。久々に食べたウニやハマチはおいしかったのだが・・・(ちなみに板前さんは生粋の日本人)。

8/11/08
    ここ数週間、次から次へと仕事が降ってきたおかげで、なかなかゆっくりする時間が取れなかったのだが、先週の金曜日にラボのゼミを終えた事に加え、今日からボスは海外出張。2-3 日は、ネットで遊んで(?)リラックスしようと目論んでいたところ共同研究者からメールが。偶然にも、今まで曖昧にしか理解していなかった問題に関するヒントが書かれていたため、ネットサーフィンの時間は消滅。結果的に、自身の勉強不足に気付くことになったのだが、いつになってもそのレベルから抜け出せない理由は、どこにあるのだろうか?

8/9/08
    某ポスドク邸に招かれ、夕食をごちそうになった。出された料理は、中国の家庭料理に近いようで、ちまたの中華料理屋で見かける物とはちょっと違う。でも、全体的には、日本人にも食べやすい形に料理されていたように思う。なお、会話の中で、福田首相についての感想を求められ、困ってしまった。そもそも存在感がないので。彼は、中国びいきっぽいので中国では人気があるのかと思っていたけれど、中国のことを知りすぎているので、かえって人気がないとか?まさに何の取り柄もない政権になってしまったと言う事のようである。

8/8/08
    ボスが言うに、私が書く論文は、Wall street journal 向けのように感じられるらしい。むろん研究者によって同じ結果について論文を書いたとしても、その切り口には差が出るものなので、(私が細部にこだわりすぎるという)彼の意見も分からなくはない。しかし、私から見た彼のやり方は、少年マガジンに似たようなネタを連載しているようなもの。読み物として、一見良くできているが、中身が薄いことが少なくないのも事実。どちらも一長一短なので、バランスが取れるようになるといいのだろうが、うまくいかないのはなぜなのだろう?

8/6/08
    某学生が、なぜかおにぎりを作ったと言って持ってきてくれた(人望かな?)。ノリを別の袋に入れて持ってきた点から察するに、しっかりと日本の文化を吸収しているようである。が、面白かったのは、具として入れられていた鮭が饅頭の中のあんこに匹敵する量を占めていたこと。申し訳なさそうな量の鮭の破片(?)が入っていることが多い日本のおにぎりとは対称的である。文句ばかり言うなら、おにぎりくらい自分で作れと言われそうなので、これくらいにしておくけれど、味は日本でよく口にした物と大差なかったことは事実である。

8/4/08
    某学生が、最近入ってきた学生に実験操作を教えていた。実験の基本操作を理解しているとは言い難い人間が指導していたので、何かやるだろうとは感じていたが、案の定・・・。何か事故が起きて、本人だけがケガをするならいいのかもしれないが、間違った操作を教えるのだけはやめて欲しい。と言うわけで、問題を指摘したところ、逆ギレされた。そもそも、初心者に実験を教えるときは、危険性を誇張するくらいじゃないと、理解してもらえないことも多い物。当面、その二人組の実験には近づかないことにしよう(いろいろな意味で)。

8/2/08
    私を含めたアジア系の人々にはその理由が完全には理解できないが、アメリカでは、バットマンとかスパイダーマンのような映画が好まれるらしい。某学生が言うに、アメリカンヒーローの正義感を自分自身に重ね合わせているとのことだが、周りのアメリカ人を見るに、普段の生活から正義感が感じられる人は決して多くはないような気がする。正義感という概念は、日本と同様に(?)過去の遺物となりつつあるのだろうか?もっとも、日本のチャンバラ映画を想像すれば、映画が実体と重ならないのは無理もない事だとは思うけれど。

8/1/08
    共同研究先の企業の人がラボにやってきた。研究報告会後の昼食で気付いたこと。某アジア系ポスドクは、たまたまお客さんの隣に座ったのだが、食事中、彼とは一言もしゃべらずじまい。私と比べ、彼が数段まともな英語力を持つ事を考えれば、彼は何のための昼食会だったのかについてほとんど理解していなかったと言わざるを得ない。彼は、国に帰る気はないと言っているけれど、昼食時の様子を見ていると、ちょっと心配。アメリカ人の中へ溶け込むことを拒否したら、仮に就職できても、いずれ孤立するに違いないという意味で。

7/30/08
    ロッククライマーから聞いた話。プロと彼の違いは、指の力の強さだとか?力のある人は、小さな凹みに指をかけて登ってしまうらしい。それから、上半身の筋力は必要だが、下半身は細いに越したことはないらしい。足の筋力はあまり関係ないとは意外だった。となると、ファイト一発とかCliffhanger に出ていた人達は、ちょっと肉付き(?)が良すぎると言うことか。◆LAX-DTW の航空券は往復でおよそ$500。2-3年前の倍近い価格になったのは、燃料代の高騰か、それとも労働者の日と重なるからなのか?後者であると思いたい。

7/28/08
    最近某学生がスターバックスのコーヒーをよく飲んでいる。私も数回飲んだことはあったのだが、記憶にあるのは度を超えた(?)甘さ。そんな最中、なにげに彼女が集めている(?)ビンに書いてあった砂糖の使用量を見てびっくり。ビンあたり31 g の砂糖が入っているらしい。31 g の砂糖を実際に量り取ってみて二度びっくり。小瓶の半分にもなろうかという砂糖なんて見ただけでもぞっとしてしまう。ちなみに、ペットボトルのpop には、その倍以上の砂糖が使われている。アメリカ人が異様に巨大化する理由が分かるような気がする。

7/26/08
    ボス邸で、BBQ パーティーがあった。40人ほどの参加者の中にはパートナーを連れてきていた人もちらほら。何となく、その相手を観察するに、(私は好きじゃないけれど、)彼には合っているんじゃないかと感じさせられることが多かったように思う。もちろん、仲が悪ければ一緒にBBQ をする事もないだろうから、アメリカ人の夫婦仲は日本よりもいい、と結論づけるつもりはないけれど。肝心な食べ物の方は、あまりに参加者が多かった成果、私の胃袋を完全に満たすには至らず。次回は沢山の肉を用意するよう進言することにしよう。

7/24/08
    ここのところ、心なしかPC が不安定になったような気がする(もちろん、この日記欄の更新が滞っていることとは何の関係もない)。買ってから一年程とは言え、これも所詮は消耗品なので、遅かれ早かれ買い換えねばならない事は分かっているが、それに要する手間暇を事を考えると、新しいPC を買う気には至らない。今回は、(動作不安定とは関係なかろうが)テスクトップ上に散乱している200 個近いファイルをどこかに移動し、買い換えたような錯覚(?)に浸ることにしよう。一週間で元に戻ることは分かっているけれど・・・。

7/22/08
    ボスとコーヒーショップに行った際、仮の話だけれど、サウジアラビアの大学が豊富な研究費を用意したら・・・と意味不明なことを言い出した。彼の話のから察するに、中東の一部の国では、オイルマネーがあるうちに、科学技術にも投資する準備があると言うことのようである。サウジアラビアは、レバノンなどよりイスラムの戒律が厳しいと聞かされているので、ビール好きの私は、仮に招待されても断るだろうが、給料が数倍になると言われれば、迷う人も多いんじゃないかと言うのが、私の予想。そこまでいい話があるかは別にして。

7/20/08
    某友人から、ミシガン大のアメフト開幕戦を見に行こうというお誘いのメールが来た。深く考えずに返事したものの、LA からミシガンへ行くのは結構な荒行。せっかくA2 まで行くのなら、長期休暇を取って、別の場所にも足をのばすせと言うことか。どうしても行きたい場所は思い浮かばないけれど。◆冷やかし半分にAT&T に行き、iPhone があるかどうか尋ねたところ、次の入荷まで2 週間待ちだそうだ。旧世代の物が出回っているとは言え、こちらでもかなりの人気なのだろう。確かに、デモ機で遊んだ限り良くできているようだったが。

7/19/08
    Westwood の一角に数百メートルの行列が発生。昨日のテレビでBatman の新作についてのレポートしていた人がいたのを思い出し、行列の先頭をたどったところ、想像した通りだった。並んでいた人々が、弁当を食べたり、ゲームをしていたのを見ると、彼らにとっては並ぶことを含めての映画鑑賞と言うことなのだろう。ところで、映画館の脇にあるスタバに行ったら、私が普段利用する店に先日までいた人が異動していた。私を見つけるや否や、コーヒーを出してくれたのだが、それはVenti サイズ。今日はGrande でよかったのに。

7/17/08
    毎週ACS から冊子が送られてくるのだが、いつもほとんど目を通すことなくゴミ箱行き。日本にいた時でさえ、学会誌なんてろくに読まなかった私が、英語で書かれた物を読む理由など見あたらないだけに、この雑誌をどう扱うべきか考えていたところ、ボスが意外に賢い方法を採っていたことに気付いた。彼は、ぱらぱらとページをめくり、面白そうな数ページだけを破って切り取り、後はポイ。その数ページだけなら、私でも、暇なときに目を通せそうな気がする。興味のない物を無理して読もうとしない潔さが重要だったのかも知れない。

7/15/08
    ある学生に、ここ数日、何をして過ごしているの、と唐突に聞かれた。いくつかの論文のまとめ作業に苦心している事に加え、共同研究者が持ち込んだサンプルの測定でも時間を潰されているので、本当に何もしていない訳じゃないが、何かをするためのまとまった時間が確保できているとは言いがたい。しかし、装置の管理者に名前を連ねているのに関わらず、その保守や修理にあまり関わっていない人に、何をしているのとは聞かれたくない(笑)。むろん、そこに彼の悪意が込められている訳ではない事くらいは承知しているけれど。

7/14/08
    某装置会社から、送り状の受領確認に関するメールが届いた。しかし、運悪く彼女のメールの書き方が私にとっては随分失礼だったので「その失礼なメール以外何も受け取っていない」と即返信。それでも怒り(?)が収まらず、会社のお偉いさんにもコピーを送ったところ、一体何があったのか理解できず、困惑していたようだった。それはさておき、相手が日本人だったら、私も日本語で文句をしたためたメールを送り返すような事はしなかったんじゃないか、と言うのが後になってから感じたこと。恐るべし、英語の魔力ということだろうか?

7/12/08
    論文書きに関連し色々調べてみたら、我々が日常的に使っている金属元素の半数は、2050 年までにその消費量が現有埋蔵量を超えるであろう事を、認めざるを得ない現実に直面。大学における基礎研究の多くは、原理的に可能な事を追求しても、資源の絶対量を考慮する事は少ないが、白金と同等の触媒能を鉄が示すことはない。つまり、代替品を探そうにも限界があると言うこと。CO2 排出量ばかりが注目される昨今だが、資源が本当に枯渇したら、地球温暖化なんて小さな問題に過ぎなくなるというのは気のせいだろうか?

7/10/08
    ここのラボでは年に二回、大掃除をすることになっている。近いうちに別の職場に移る事になっている某ポスドクは、これが最後の大掃除、と言うこともありちょっとうれしそうに(?)していた。しかし、今後は薬品を手にすることもないかも?と言う彼の言葉は、何だか野球選手が引退してコーチになるような状況とダブって見えてしまう。むろん、彼の研究に対する熱意を勘案すれば、これこそ潔い決断なのだが、何のために学位をとったのか。卒業させてもらった後に能力不足を知ることになったとしたら、ちょっと不幸なことかもしれない。

7/9/08
    家を出て、アパートの敷地内を横切っていたら、どこからか"Good morning" という聞き覚えのある声が耳に入ってきた。しかし、周囲を見渡しても人の気配は皆無。最近ラボに入ってきたポスドクが、部屋の中から私に声をかけたというのが真相だった。ちなみに、彼が入居した部屋は、偶然にも以前、某日本人夫妻が住んでいたところである。それはさておき、朝食を出してくれるなら毎日立ち寄るから明日のメニューを教えてくれと尋ねたところ、ホットチョコレートという答えが。それならば、スターバックスのクロワッサンでいいや(笑)。

7/7/08
    七夕とは言え、こちらにいるとぴんと来ない。アメリカ人には関係のない事だし、他のアジアの国々は旧暦を使うのだから、日本の七夕とは、時期はずれの滑稽な行事なのかも知れない。ちなみに、LA は曇っていたため、星一つ見えず。◆テレビによると、投てきの選手が雄叫び声を発しながら競技を行うと、エネルギー増が期待できるらしい。25% をどうやってはじき出したのかよく分からないが、叫んでも何の効果もない実験とは大きな違いである。◆5 年越しの論文が正式に受理された。七夕のお願いの効果だったりして?

7/6/08
    某学生がトマトは野菜か果物か?と、どこまで本気なのか分からない事を言い出した。彼が言うに、種がある物は、植物学的には果物だけれど、文化としては野菜になるとのこと。そう考えると、本当に野菜と呼べる物は、案外少ないのかも知れない。◆こんな事を書いていて思い出したのは、やけどに歯磨き粉が聞くという話。アジア系の複数の人は、本気で信じているようだが、医学的に見た場合の効果は?◆最初の某学生、今度はiPhone Shuffle を知ってる?と言いだした。ざっと調べた感じでは、良くできた偽情報のようです。

7/4/08(祝)
    先日、$600 の一時減税に関する通知を受け取った。その$600 のおかげで売り上げが伸びたデパートもあると、某テレビは言っていたが、中途半端な金額という気がするのは気のせいか?私の年収(?)をはるかに超える金額と感じたであろう、小中学生時代なら、何が買えるかを考えるだけでも楽しかったんじゃないかと思うのだが、ちょっと歳を取りすぎたのかも知れない・・・、とどうでもいいことを考えていたのが今年の独立記念日。そうは言っても、アメリカにいるだけの私にとっては、今日が特別大事な日だとは感じられないが。

7/3/08
    3-4 日前に突然、ボスが今日までに論文を投稿しろと言い出した。全てのデータを取り終えたとも言い難いこの状況で、殿のご乱心ともとれる指令を受けた学生はかなり困惑していたようだが、数人のポスドクがかなりのお手伝いをした甲斐もあり、何とかそれっぽい物が完成。実際に投稿するのは週明けになるのだろうが、短い論文なら一週間で仕上げられる事をボスに示してしまったとなれば、今後が心配。またいつ、ボスが無茶を言い出すか分からないという意味で。もちろん、誰かに先を越されるよりはいいんだけれど・・・。

7/1/08
    最近漠然と感じること。ラボには論文が出ないと嘆いているポスドクがいる一方、数人の学生の手助けに追われている人もいる。要は、学生も目が肥えているのか、使えるポスドクを論文の共著にする代わりに色々なことを短時間で学ぼうとするので、自力でろくに成果を上げられないようなポスドクでは頼りがいがないと映るのであろう。貧富の差が拡大した結果じゃないけれど、一部のポスドクは、学生にデータを見せてくれれば代わりに論文を書いてあげる、と言いだした。問題なのは、そんな発想しかできないことなのだが・・・。

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