10/29/07
ラボのアジア系の女の子の服装を何気なしに眺めていて感じること。一人は、この辺りで売られていそうな洋服を着てくる事が多々あるが、その努力の割には、彼女の本来の雰囲気にはあまり
なじんでいない。一方、別の学生は、我が道を行く、と言う感じで、アメリカナイズされそうな気配は見あたらない。むろん他人のスタイルにケチをつける気はないが、本人の個性を保ちつつ、こちらで洋服を買い足す事が意外に難しい事だけは、私も把握しているつもり。だからこそ、日本からの観光客は
一目で分かる、と言えるんだけれど。
10/28/07
何となく始めてしまったweb のIQ テストのスコアは127 だった。知らない英単語が出てきた時など、考えもせずに答えた割には、出題側が言うに"Your Intellectual Type is Precision Processor." とのこと。私はIQ の評価基準には明るくないが、論理的な思考を求める問題が意外に多かったことを考えると、それなりに数学や物理に慣れ親しまなければ、太刀打ちできないように出題されているのかもしれない。むろん、こんな結果に一喜一憂するほどバカじゃないが、論理的な思考の重要性を再確認するにはいい機会だったように思う。
10/26/07
久しぶりに、ラボのゼミが回ってきた。考えてみると、一年ぶりなのだが、その間に何一つ新しい物質を作り出していない事実に気付いた時はちょっと悲しくなってしまった。とは言え、ちゃんとした話を作るだけなら新規化合物の有無など大した問題ではなく、ボスを再教育すると言う、発表の目的は概ね達成できた模様。他の学生の反応も決して悪くはなかっただけに、それなりにsmart な人であるふりはできたようだが、それをいつまで演じ続けられるかは別問題。今後も必死に勉強し続けねばならないことだけは確かなのだろうが・・・。
10/25/07
一体いつになったら終わるのかと感じさせられるのが、亀田家へのバッシング。実際の試合を見たわけでもなければ、そこに至った経過すら知らない私から見れば、これこそ単なるマスコミのマッチポンプ。内藤選手の言う、もう終わったこと・・・と言うコメントこそが当たり前の態度なのだろうが、ネットに出てくるニュースを見ると、随分控えめとも感じられるのが不可解で仕方がない。みんなで持ち上げ、ブームが去ったら一気にバッシング。日本人の迎合主義こそが非難されるべき対象になるべきだと感じるのは私だけだろうか?
10/23/07
ここのところ、CA 州で起きている山火事に関する映像が毎日流されている。それに関し大学のML で学長メッセージが回ってきたり、大統領の非常事態宣言が出されたくらいだから、ただごとじゃないというのは、時事ニュースに疎い私でもよく分かる。しかし州全体が燃えている訳ではないのは言わずもがな。そもそも日本よりも広いCA 州での出来事だけに、家から火や煙が見えなくとも不思議はない。ご近所が燃えている様子を見たら我に返るのだろうが、私自身の生活は、以前から何も変わっていないと言うのが本当の所である。
10/21/07
いつの間にかオーストラリアから戻ってきたボスが、学会の感想ではなく、彼の持っていたRolex は親戚にあげてしまった・・・と、どうでもいいことを話しはじめた。SUBMARINER よりも、もう少しシックな時計の方が似合うんじゃないか、と言うのがどうやらその理由。まぁ、彼のことだからまた新しい時計を見つけてくるのだろうが、そのたびに私のお手頃価格の時計と比較されてもねぇ・・・。根底にある財力の差を考えると、張り合うだけ無駄だけれど、できる事ならBVLGARI の時計でも買って3 秒くらい黙らせてみたい物である。
10/20/07
UCLA の一年生はアメフトの試合に無料ご招待になるそうで、今日はスタジアムで観戦しているらしい。その甲斐あってか、意外にもUCLA が勝利を収めていた。しかし私にとって気がかりなのは、最初の二戦を落としたために長らくランク外になっていたはUM の方。三週目以降は何とか立ち直り、先週のランクは24 位。今日も何とか勝ったので、新ランキングでは10 番台に入れるはず。ちなみにそんなUM のヘッドコーチの年収は、1億5000万円!その額を知り、もう少しがんばってもらわねば・・・と感じたのは私だけだろうか。
10/18/07
時々ラボにやってくる某教授は、元々はUK 出身なのだが、半分はオーストラリア人なのだそうだ。そして彼のwife はフィリピン出身。日本にいたら想像しにくいだろうが、アメリカにいれば国際結婚や混血も決して珍しい事ではない。メキシコになるともっと極端で、ロシアからの移民だったとしても、ロシア出身のメキシコ人だと主張する人もいるとか?そう考えると、彼らにとっての人種や国籍は、普段日本人が考えているほど重要な物でもないのであろう。だからメキシコ人は不法移民を・・・というのは邪推が過ぎたかもしれないが。
10/17/07
ひょんな事から、ビールの日めくりカレンダーがあることを知った。この世に星の数ほどもあろうという様々な種類のビールの中から一年分の365 種を選び出し、その歴史や味わいについて毎日コメントしてくれるとはおもしろい企画である。私が見た範囲では、聞いたこともないようなビールが並んでいたけれど・・・。その会社のweb site に、様々なテーマを掲げたカレンダーが掲載されている事から察するならば、他のカレンダーを含め、その道のマニアにも受け入れられるレベルに仕上がっていると考えても良さそうである。
10/15/07
最近やって来たオーストラリア出身のポスドクと話をしていると、時々混乱させられる。文法的には正しいのだろうが、彼の発音はいわゆるAussie English だと言う意味で。例えば、baseball が bicycle になったり、paper がpipette と聞こえたりするので、(彼の意図した単語を推測するために)話の内容をつかむまでに普段より長めの時間が必要な事がある。むろん、アメリカ人も似たような事を感じているようだが、彼らにとってはこれも許容範囲。テンポ良く話せるならば、多少の訛りは問題にならないと言うのが現実なのだろう。
10/13/07
某学生のアパートで、映画を見ようという話になった。彼はDVD を数百枚持っているので、ソフトは十分だったのだが、なぜか当初の予定は大きく狂い、Xbox で遊ぶ事に。しかし、その場にいた6 人のうち、私を含めた3 人は、ゲームをする時間があれば何か別のことを・・・、と言う考え方。もちろん、その場限りのゲームを否定する気はないが、ゲームなしでは生きられない人々の考え方を理解するのは容易ではない。かくいう私も、ビールなしの生活など想像できないという意味では、どっちもどっちと言うことなのかもしれないが。
10/12/07
もちろん、その現場を見たわけではないけれど、学内で飛び降り自殺を図った人がいたらしい。確かに、言われてみれば、ポリスが封鎖していた区域があったのも事実。その近辺で事故が起きたと言うことなのだろう。自殺の理由までは知らないけれど、新学期が始まって約1 ヶ月とは日本で言う五月病の時期か。発作的に飛び降りてしまう原因が、環境の変化にあったのかもしれない。日本の大学で似たような事が起きたという話も時々耳にはするけれど、身近なところでの事故は、あまり気持ちのいい出来事ではないように思う。
10/10/07
東大が親の年収が400 万円に満たない学生の授業料を免除するという方針が波紋を広げているとか?東大だからその財力があると言うのが一因だろうが、アメリカの大学では、優秀な学生の学費を免除するのは当然のこと。なのに日本で論争の元になるというのは、人間を教育するには時間とお金が必要だと言う現実が、はっきりと認識されていないからに過ぎない。そこそこのレベルの学生を量産するのではなく、アメリカにいる優秀な学生の多くが親の年収に関わらず奨学金を授与されている事を、日本は思い出すべきであろう。
10/8/07
ひょんな事から、Snickers の甘さについて議論することに。私を含めた数人のアジア人にとって、あの味は許容範囲を超えた甘さであり、水やコーヒーで口をすすぎながら食べるものなのだが、某アメリカ人は、あれは標準的な甘さであり、何の問題もないと主張し続けていた。徳用パックのSnickers を買い込んでいる事もある彼のことだから、甘さの基準が完全に麻痺してしまっているのかもしれないが、認めたくないアメリカ文化の一つであることには変わりはない。今度、過ぎたるは及ばざるがごとし、って言葉を教えてあげようかな?
10/6/07
ASU からやって来た先生は、「某術誌に論文を出すにはどうしたらいいか?」と言う手紙を中国人の研究者から受け取った事があるらしい。そんな質問をした気持ちは分からなくもないが、研究の中身(新規性だけでなく、それが雑誌の好む内容か?)に加え、編集部との関係を含めた政治力を理解せねばならないという意味で、小手先の技術(論文の構成や表現力)だけで突破できるほど現実は甘くない。掲載されて始めて気付く事も多いのだろうが、投稿前に、掲載されるだけの理由を見抜く力が試されていることはほぼ確からしい。
10/5/07
クレジットカードの新規契約を促すDM が数日おきに配達されるようになって久しくなるが、今日もまた、DM がポストに入っていた。しかし、いつもとちょっと雰囲気が違うように感じたので、開封したところ、意外にも$5000 まで融資しますと書かれていた。サブプライムが問題になっているのに、大手の金融機関が私にお金を貸そうとは、些か危険な賭けにも見えなくないが、逆に言うと、それだけ新規顧客の開拓が必要なのだろう。でも、信用度(credit score)の高い人こそそんな融資は安易に受けないはず・・・とは私の思いこみだろうか?
10/3/07
あるテレビを見ていてたら、複数の出演者が"find myself" と口にしていた。この表現、考えてみると、どこぞの国でも時々耳にする「自分探しの旅」と変わらない。こちらにいると、直訳したらこれは日本語の・・・、と感じさせられる表現に出会う事もあるので、驚くほどの事じゃないが、テレビに出ていたのは今後活躍するであろう料理人たち。働きたくない人の言い訳とはちょっと違うという意味で、言葉の上っ面だけを訳すことの滑稽さを認識させられたような気がする。結局、行動が伴わないと、何を言っても無駄なのだろう。
10/1/07
アメリカ暮らしの4 年目が、今日で終了。全般的には、短かった4 年間だが、こんなに長居をするとは予想していなかっただけに、生活のレベルは渡米直後からほとんど進歩していない。初めから、数年間暮らす予定でいたならば、もう少し優雅な生活を目指しただろうに。とはいえ、4 年間もこんな生活を続けたと言う意味では、仮にもう4 年アメリカに住んだとしても、刺激的な生活など期待できそうもないけれど。5 年目こそは、欲しい物リストを作る、なんてけちなことは言わず、プール付き一軒家の購入を目標にしようかな(ウソ)。
9/29/07
BBQ @ボス邸での自己紹介に際し、彼は「これまでに何を合成したか」を宣伝せよと言う。目に見える成果を好む彼らしい提案だが、何かおかしい。物作りが仕事であるとはいえ、試薬を混ぜるだけなら学位はいらない。小手先の技術ではなく、将来にわたり通用する専門性を身につける事の重要度を彼が強調せずにして、学生は何を学ぶのだろうか?奇しくも量産されるのは、学位を取れど、十分な専門知識を習得していない故、就職できない学生。教授の名声と学生の質が必ずしも比例しないのは、時に教授の責任でもある。
9/27/07
普段、いわゆる有名人(?)に遭遇することなど全くない私だが、大学生協のそばを歩いていたら見覚えのある顔が目に入った。考えること約1 秒、彼が、UCLA のバスケットの選手であることを思い出した。ただ、学内を友達と普通に歩いていた様子を見る限り、テレビでの露出度とは裏腹に、多くの学生にとっては、数いる学生の一人に過ぎなかったようだけれど。当然のことながら、彼の顔は見上げるようところに位置していたが、足にギプスをつけていたのが気になった。来るシーズンまでに回復するといいのだけれども。
9/26/07
今年、UCLA へ入ってきた学生の数はおよそ3000 人。そのうち、CA 州内からの進学者が全体の8 割以上を占めているとは知らなかった。ちなみに日本からの進学者は26 人で、韓国や台湾からの学生の半数にも満たない。語学留学には人気のあるLA かもしれないが、大学に入学を許可される日本人はほとんどいないと言うのが現実なのだろう。もっとも、英語を学ぶことが目的と化している日本の現状を考えれば、ありがちな光景。「英語ができれば・・・」と言う日本人の思いこみが解消されるのはいつになるのだろうか?
9/25/07
いつにも増してバスの進み具合が遅いので、ちょっと手前で降りて大学まで歩いていこうとしたら、なんと、目の前の道路(と言うか数ブロック)がポリスによって封鎖されていた。普通じゃないのは誰が見ても明らかで、他の歩行者も困惑しているようだった。大学に着いてから知らされたのは、銀行にSuspicious Package を置き去りにした人がいたらしく、そのビルの1-3 F と周囲の道路を封鎖していたと言うこと。安全を重視し、道路を封鎖したのは分かるが、人騒がせな事件に巻き込まれるのは迷惑以外の何物でもない。
9/23/07
家のそばに、ペルシャ人用の老人ホーム(?)があるせいか、アメリカ人とは顔つきの異なる人々をよく見かける。事実、LA には相当数のペルシャ系の店がある事を考えれば、それなりの数の人が移り住んでいても不思議ではない。しかし、私にとって不可解なのは、そんな彼らは、大抵スーツを着ていること。それが着ている本人同様、ヨレヨレだったりする事が多いだけに、中途半端に着飾らなくても、と思わずにはいられない。ペルシャ人にはタクシーの運転手も多いようなので、彼らの服装についても一度調べてみたい物である。
9/21/07
日本では肥満のことをmetabolic syndrome というのか?とボスが言い出した。私が日本にいた頃はそんな言葉はなかったが、確かに最近はメタボという単語を目にする機会が増えたように思う。普段アメリカで生活していると、日本人の肥満などかわいい物に見えるが、深川で見かけた中国人が異様に華奢に映った事を考えれば、誰しもが知らず知らずのうちに巨大化する危険性を秘めているのだろう。とは言え、この手の問題は食生活に負うことが多いだけに、深川に移住する事が解決法・・・、とならないよう祈るばかりである。
9/19/07
香港に行っているうちにいつの間にかLA の夏は終わってしまったようで、夜になるとちょっと肌寒く感じられる。むろん、異様に蒸し暑かった香港と比較すれば過ごしやすいのかもしれないが、どうせ四季の変化がほとんどないLA なのだから、もう少し夏が長くてもいいじゃないかという気がしないでもない。ミシガンからやって来たときは、冬の暖かさに感動した物だが、この地での生活が長くなるにつれ、随分わがままになってしまったのだろう。人間とは堕落しやすい生き物だが、せめて研究位は厳しい態度で臨みたいものである。
9/18/07
私のことを「ボスの文句を並べ立てるためのweb サイトを立ち上げている人」と評している人がいるとの噂を耳にした。それが気に入らなければ読まなきゃいいのにとは思うのだが、人間とは不思議な物である。なお、このサイトの意味合いは 1) 家族に対し生存の証を立てる、2) 日本語能力を維持するための訓練、そして、3) 私自身の備忘録、とどちらかと言えば独りよがりなサイトである。その割には、ネタを絞り出すためにかなりの苦痛を強いられるのも珍しくはないとは、本人の名誉のため、ここに書くのはやめておくことにしよう。
9/16/07
香港の空港でふと思い出したのは、石川啄木の「ふるさとの訛りなつかし・・・」の一句。むろん時代が違うので、空港に行かずとも日本語を耳にする機会はあるが、彼も今回の私に似たような感覚を抱いていたに違いない、きっと。しかし、その会話の先にいる日本人には、何だかなぁ・・・と感じさせられた事が多かったのも事実。一言で表すなら私とは住んでいる世界が違う、だろうか?そんな私だからこそ、外人を毎日見ているはずの空港職員にも日本人とは見なされず、中国語で話しかけられてしまったのかもしれないが。
9/14/07
アメリカでも、地域(出身地)ごとのちょっとしたライバル心があるらしい。学会の公式行事の一環として、北京ダックを食べに行った際に、NM から来た人が、TX は他州から水を盗んでいる(stealing water)と、San Antonio 出身の学生に文句(?)を言い始めたので大爆笑。私はアメリカの水の流れには詳しくないので本当のことは分からないが、「利根川の水を盗むな」と群馬出身の人に言われるような物なのだろう。ガイドブックには書かれていないこの手の力学を学ぶには、日本人には何年あっても足りないような気がする。
9/13/07
昼食の際に某先生が意外なことを言い出した。CA 州の法律では、離婚の際、相手が職についていないと、相手の家賃や食費などをサポートせねばならないらしく、稼ぎの半分を持って行かれる事もあるらしい。彼曰く、結婚するなら収入のある人がいいとのこと。確かに二回離婚すれば、収入のすべてを前妻に捧げる必要があるならば、分からない話ではない。私に周りには、夫婦共々学位を持っている(自身で生計を立てられる)ケースも珍しくはないが、心のどこかで、そのような事態を想定しているのだろうか?
9/11/07
夜に香港へ到着。道中あまりにスムーズに進んでいたので、まるで日本に戻ったような錯覚へ陥っていたのだが、それが誤りだったことに気がついた。宿泊先(HKUST)までの地図を印刷し忘れていた事に加え、タクシーの運転手が目的地すら知らなかったのは大誤算。彼は英語もほとんど理解しなかったので、結局、Workshop からのメールに書かれていた緊急連絡先に電話をかけさせ、道順を教えてもらう羽目に。もっとも、狭い香港には、有名な大学は3つしかないので、最後までお気楽に構えていられたのは不幸中の幸いである。
9/9/07
ボスから回って来たメールの中に、"Since this is your compound, I would like to invite you to be a co-author." という一文を発見。これを見れば、この世界で生き抜くには、それなりの政治力が必要になる事くらいは容易に想像できるが、共著になるであろうボスが、私に至急の査読を押しつけるとは何事か。これもまた政治が・・・と言うのは簡単だが、共著者ならば論文の内容に責任を持つべきだと言う意味で。何はともあれ、この手の丸投げのせいで、私自身の論文執筆計画は日に日に狂っていくというのが、偽らざる現況である。
9/7/07
香港へ持って行くポスターを印刷している間に、普段ネットワーク管理をしている人と世間話をしたところ、彼は最近日本語の勉強を始めたのだという。今までドイツ語やスペイン語に挑戦したけれどすべて挫折しただけに、今度こそは・・・と言うのが彼の弁。そんな彼が使っているがテキストをちょっと見せてもらったところ、偶然にも「シュワルツネッガー」と言う文字が目に入ってきた。それが州知事の名前だと知った時の彼の驚きようから察する限りは、彼が私と日本語で話をするには、もうしばらくの時間が必要かもしれないが。
9/6/07
クレジットカード会社から、年会費を徴収すると言う通知がやってきた。気に入らないのは、余計な出費を要する事より"We reserve the right to change..." で始まる文面。休眠会員には(見かけの会員数を維持するため)年会費の請求は控えるが、それなりに使っている人からは、会費($29)を徴収したところで解約される事もないだろう、と言う高圧的な態度が見え隠れしているからたちが悪い。先日の税金の話を含め、この国で生活していくには、いかにお金を吸い上げられずに済ませるかを学ぶ必要があるのかもしれない。
9/4/07
同じ通りに面していても、交差する道路が違うと、ほんの一区画移動するだけで雰囲気が随分変わるのは不思議である。私がよくお世話になるコンビニの前は、治安が良さそうに見えない方の一例。店の前で小銭を恵んでくれと声をかけてくるホームレスがいるからなのか、雰囲気が悪いからそんな連中が集まってくるのかまでは、定かじゃないが。さてそのコンビニでの出来事。ドアを壊したために警察に捕まり、パトカーに押し込まれていた人を発見。仮に翌日釈放されるとしても、あまり目にしたくない光景であることには変わりはない。
9/3/07(祝)
朝起きてテレビを見たら、Bush のイラク電撃訪問のニュースが流れていた。昨年のThanksgiving の時にも電撃的に訪問しているので、今回のLabor Day を利用した訪問が特別目新しく映ったわけではないが、良くも悪くも軍隊をイラクに駐留させている国のトップが、折を見て現地に足を運んでいる姿は、彼のある種の執念(?)を感じ取るには十分である。口先では国際貢献を吹聴しても、激励のために派兵先を訪れる日本の総理はどれほどいるのだろう。間接的ではあれ、日本のトップの頼りなさを垣間見たような気がした。
9/1/07
日本は少し涼しくなってきたという噂を聞いたが、こちらはここのところ毎日の気温が90 F 超。比較的海岸に近いので、内陸部に比べれば過ごしやすいはずだが、暑さに対する耐性を失ってしまった身には、拷問以外の何物でもない。天気予報を見る限り、この暑さはあと数日で収束する模様だが、よくよく考えてみると、あと10 日もしないうちに、香港へ飛ばねばならない。蒸し暑い気候、時差ぼけ、14 時間のフライトなどネガティブな事象ばかりが頭に浮かんでくるだけに、誰か代わりに行ってくれないか・・・と言うのが本心である。