2003/6/22〜29の間、国際会議（14th International Conference on Solid State Ionics (SSI-14)）のためにアメリカのモントレーへ行ってきました。

国際会議とは？
　SSI-14は固体イオニクス関連の学会です。まぁ、こんな言い方をしても分かる人は限られているとは思いますが・・・。分かりやすく言うと、リチウムイオン電池や燃料電池の研究をしている人の研究発表会のようなものでしょう。ちなみに、私の発表内容は「Electrochemical Property of Amorphous TiO₂ Synthesized by Sol-gel Method」でした。

　今回の会場はAsilomar Conference Centerと言うところで、大きな部屋と宿泊施設がセットになったところでした。一般的に国際会議は、国際会議場や大きなホテルで行われることが多いのですが、今回は発表（と聴講）に集中させるためなのか、周りには何もない合宿所のような場所での会議になりました。さらに、部屋にはテレビも電話もないし飯はまずいし・・・と、ちょっとがっかり。どこぞの大学セミナーハウス@八王子を思い出してしまったのは私だけでしょうか？

モントレー（Monterey）
　初日に自分の発表が終わってしまった後は、頭の中が、徐々に観光モードへと移っていきました・・・。もっとも、夜の8時すぎまで明るいので、セッション終了後でも外に遊びに行くことは十分に可能です。

　モントレーはサンフランシスコの郊外に位置しています。町並みはそれほど新しくもなく、ひなびた漁村のような面も見ることができました。面白そうなスポットはあまりありませんが、モントレー湾水族館は一度行ってみる価値はあると思います。他にもスタインベックの銅像などがありましたが、そんなに楽しいものではありません。飲食店の感想などはおまけのページの方へ。

カーメル（Carmel）
　モントレーからバスに乗って30〜40分でカーメルに行くことができます。モントレーよりも静閑な雰囲気で、それに見合う多くのギャラリーがありました（小さいサイズの絵には、1000ドル程度で手に入るものもありました）。基本的に上品な町ですので、おいしいものを食べるとモントレーよりも出費がかさみます。

　さらにタクシーで10分くらい走ると、ペブルビーチがあります。有名ゴルフ場とは言っても、クラブハウスの中までは入れます（もちろんプレーはできないが）。ゴルフ場のそばにはプライベートビーチ付きの高級住宅（別荘？）がたくさんありました。

サンフランシスコ（San Francisco）
　国際会議終了後はサンフランシスコで一泊してから帰りました（一応、乗り継ぎのためです）。言わずもがなですが、モントレーとは雰囲気の全く違うところです。また、日差しが強かったことにはびっくり、帰国後、腕が脱皮してしまいました。

まとめ
　HPを作ってみると、観光中心の学会参加になっていたとしか思えませんねぇ・・・。それなりに発表は聞いていたんだけれど（笑）。なお、おまけのどうでもいい情報はここからどうぞ。暇つぶしにしかなりませんが。