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不定期日記 (2015.11〜2015.12)


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12/30/15
    7 時過ぎに成田着。分かり切っていたことだが、寒い、と言うのが第一印象。でも、去年より若干ましな気がするのは、防寒着をちゃんと用意したからだろうか?◆実家に戻ったのはおよそ一年ぶり。クリスマスと新年の間なので、寒さ以外では、周囲に季節感を感じさせる物は少ないが、一時帰国の目的は両親への顔見せなので・・・。もっとも、当方も、両親からの小言が増える前に出国するのが常なんだけれど。◆今年の更新はこれで終了いたします。早かったが、疲れる一年でした。来年も気が向いた時に、適当に書き足します。

12/29/15
    ベトナム滞在最終日。何人かの学生が、様々なギフトをくれた。気持ちはありがたいが、スーツケースの容量は限られているので、重くて嵩張る物は、あまり受け取りたくない(その後、置き場に困る物なら尚更)。今回はスーツケースに余裕があったので、全て詰め込めたが、ギフトは小さくて軽い物に限りますな。◆出国前は、空港に見送りに来た学生が4 人も。夜も遅いので、そこまでしてくれなくていいのに。◆帰りの席は、窓側しかないと言われていたが、搭乗口に行ったらがビジネスにアップグレードされていた。ANA に感謝せねば。

12/27/15
    特に予定もなかったので、Orchard St. 方面をぶらぶらした後は、マーライオンを見て帰路に。すんなりと、ベトナムに戻れると思っていたが、実はそうではなく・・・。◆入管に言わせると、日本人は15 日間までビザ無しで入国できるが、その間に海外に出ると、ビザがいるのだという。昨年カンボジアに行った時はビザ無しで再入国できたのに。結局、空港内でビザを取るのに要したのは3 時間。◆ビザ申請+写真代で$30、$40 渡したら、おつりをもらっていいのかと聞かれた(賄賂?)。最初に30 分で全てやると言われたなら考えたけれど。

12/26/15
    週末を利用してシンガポールへ行くことにした。UA のプレミア資格の維持が目的だったので、観光は二の次。◆飛行時間はHCMC から2 時間弱。ベトナムとは違い非常にきれいな場所だった。ある意味では、東京やSF にいるのと変わらない。周囲を見回して感じたのは、インド人が多いこと。おそらく、インドやフィリピンのように英語を日常的に話す国から多くの人が出稼ぎに来ているのだろう。◆現地に着いたのも遅かったので、植物園をまわっているうちに周囲は暗くなってしまったが、写真のビルからの夜景はなかなかきれいでした。

12/25/15
    こちらでは、交通ルールをわきまえず我先にと交差点へ突入する車が多いので、慢性的な渋滞が頻発する。面白い点は、交差点のそばにはポリスがたむろしていることも多いが、彼らはたばこを吸っていても、交通整理には消極的。ポリスが出てくると、車の流れはすぐに良くなるのに。◆ホテルの浴室のドアノブが壊れてしまい、中に閉じこめられてしまった。外部への連絡手段がないので、ドアを壊す意外に脱出方法が見あたらない。仕方なく、ドアをドライヤーで強打したら運良くドアが開き、九死に一生を得たが冷や汗ものでした。

12/23/15
    某学生のD 論予備審査のためにUOS ヘ。事前にスライドを見ていたので、発表自体は退屈そのもの。ただ、立て板に水を流すように話していたので、審査の先生には、若干分かりにくかった気がする。◆印象的だったのは、D 論に失敗した実験条件を入れろと注文がついた事。何が出来たのか分からない様な条件を入れて増量する事に何の意味があるのか分からない。(指導教官側として)意見を求められた際には、はっきりと反論しておいたけれど。◆予備審査のために看板を作るというのもすごい話。何かが根本的に違いますな。

12/22/15
    スケジュールの都合で、市バスに乗ってラボヘ。バスはどこで乗ってもそうだが、あまり乗り心地のいいものではないですな。◆今回のホテルに泊まるのはおよそ二年ぶり。安い場所なので、Coffee bean が隣にある事くらいしか取り柄がなかったのに、しばらく来ないうちにそれもロッテリアになっていた。余計な事(?)をしてくれましたな・・・。◆他の目に見える変化は郊外への鉄道の建設。前回は支柱しかなかったが一部区間では高架線や駅舎の形がはっきりと見える様になっていた。開通は2020 年らしいので、まだ先のようだけれど。

12/21/15
    元々は機内で幾つかの作業を終えるつもりだったものの、アダプターを忘れたために、意欲を喪失。論文の査読を終えた以外は、ほぼ睡眠時間に。◆アダプターは、香港の乗り継ぎ時間に調達。コンセントの形はイギリス式だと言われたが大した問題ではないので、言い値で購入。もっとも香港ドルのレートを把握していないので、いくらしたのかは未だに不明。◆何はともあれ、真夜中にベトナムに到着。およそ一年ぶりだが、タクシーの中から見渡した周囲の景色に大きな変化はないようである。ホテルのロビーは改装されていたけれど。

12/20/15
    空港に行くために駅に行ったらシャッターが閉まっていた。別の入口にはポリスが立っていて、人身事故のため、構内には入れないので隣の駅に行けという。タクシーに乗ろうとしたら、近距離ゆえ乗車拒否。仕方なく20 分ほど歩くことに。◆駅に着いてもすぐに電車が来るは、ずがなく20 分待ち。それでも予定から1 時間遅れ(90 分前)で空港に着いたのでチェックインには何とか。◆搭乗口に行ったら、出発が1 時間ほど遅れるという通知が・・・。でも最もショックだったのはパソコンのAC アダプターを家に置いてきた事なんだけれど。

12/18/15
    ある学生が禁煙を始めたらしい。禁断症のためなのか辛そうにしていた。ニコチンバッドのような物を使えば?と聞いたら、いずれ完全に辞めねばならない時が来るのでそういった物は使わないとのこと。そんな彼の耳元で、吸いたくなったら吸えばいいじゃんとささやいていた悪友もいたけれど。◆来週からベトナム滞在なので、今年も実質的には今日が最終日。忘年会という訳でもないが、ラボの人と久々に飲みに行った。軽く飲む予定だったのだが、飲み過ぎましたな。年末年始はとかく飲む機会が多いので、酒の量に気をつけねば。

12/16/15
    某学生の論文の草稿に目を通すように頼まれた。他のシニアメンバーが既に手を入れているので、ざっと見た感じでは、なかなか良く書けている。ただ、彼にとって鬼門である図の作成は雑。念のため、図を詳しくをチェックしたところ、単純化したモデルが、実際の構造とは違っていることにも気付いた。こういった所に、彼の本質的な問題点(頭はいいのだが、やることが時にいい加減)が表れるのですな。もう少し注意深く進められるようになると、更にいい仕事ができるようになると思うのだが、こればかりはどうにもならないのだろうか?

12/14/15
    アボカドの種から出ている根が、いつの間にか枝分かれしていることに気づいた。ちょっと伸びてきたという程度なので、毛が一本生えているのと大差ないが、水の中で育てているため、成長の様子が手に取るように分かる点はいいかもしれない。◆そういえば、実家からクリスマスカードが送られてきた。私も例年通り何かを作ろうかと思ったのだが、時間が。脳内で誰かが亡くなったことにして、喪中につき・・・といういい訳をでっち上げたい気分である。もっとも、この手のカードは義務じゃないから、無理に出す必要はないんだろうけれど。

12/12/15
    外から戻ってきた際に、何かガスの臭いがしたのでコンロを見たところ、開いたままになっていた。安全装置があるのかどうか定かではないが、最長で3 時間近く漏れていた可能性が。買い物に出なかったら、一晩中気づかなかったかも知れない?なお、このアパートのガスの栓は簡単に回ってしまう(誤作動が多い)構造なので、いつか何か起こるような気が・・・。◆そういえば、今日は小学校の創立記念日でしたな。ちょっとサイトを見たのだが、児童数が当時の1 割ほどになっていてびっくり。卒業したのはずいぶん昔のことだけれど。

12/10/15
    こちらの大学には、たいてい大学のマスコットが存在するのだが、LSU では、マスコットだけではなく本物の虎が飼育されている(私が見た時は、猫のように寝ていたけれど)。その理由は、マスコットだとすぐにライバル校に壊されるが、本物の虎に挑む人はいないから(?)らしい。確かに、UCLA の熊の像は、USC との対抗戦の前は悪戯防止のために隠されていましたな。◆現在の虎は6 代目。初代の虎の飼育者にちなんで、その名前は代が変わってもMike になるのだとか。その世話には、関連する学部も関わっているとのことである。

12/8/15
    所用のためルイジアナへ。ずいぶんに訪れた時はハリケーン遭遇し酷い目にあったのだが、この時期なら大丈夫でしょう。◆空港に着いてから、ラウンジでのんびりしていたのだが、なぜか搭乗時間を勘違い。直前に気づいたので何とか乗れたけれど、あと10 分送れていたらどうなっていたことやら?◆フライトの途中で外を見たら、偶然にも太陽光発電の基地が目に入ってきた。上空からもこれだけはっきりと見えるとは、かなり大きいのでしょう。ただ、アメリカ人が使う絵電気の量から考えると、こんな物を作っても効果の程は・・・?

12/6/15
    先日のSan Bernardino における銃の乱射に関連し、そんな事態に遭遇した場合の対処法がML で紹介されていた。基本的には安全を確保せよと言うことに尽きるのだが、最悪の事態は死を覚悟し、銃の所有者と戦うことも選択肢になりうると書かれている点は、日本にいたら想像できないだろう。走って逃げると決めた場合には、狙いにくくするため、ジグザグに走る方がいいとのこと。とっさの時にそんなことを思い出せるとは思えない。私に出来そうなのは死んだふりだけかな?◆大学の先生はこれをふまえて学生を誘導?大変ですな。

12/4/15
    ラボのクリスマスパーティーがあった。プレゼント交換に出て来た中で最も注目を集めていたのは、間違いなく模造の日本刀。どうやら某学生のリクエスト品だったらしいのだが、家に飾るつもりだったのだろうか。なお、総じて見れば、多くの人が、昨年とは異なる傾向のギフトを探していた気がする。◆学内の別のラボでは、学生が教授に贈るべきギフトは、ハートとカツラだろうという、ブラックジョークが流れていたとか?いい論文を量産しているラボなので、そういうことなのだろう、きっと。◆私がもらったギフトは、いずれ機会があれば・・・。

12/2/15
    12 月に入ったからだろうか、ラボのゼミを行う部屋が、クリスマス飾りでいっぱいになっていた。聞くところによると、何人かの学生がやったようである。自分で飾り付けをする気にはならないが、あったらあったで、それもいいのかなと思う今日この頃。◆クリスマスといえば、今年も、私の嫌いなシークレットサンタに参加せねばならない(事実上、ほぼ強制)。当初は何か変な物でも探そうかと思ったが、あまり時間もないので、敢えなく断念。最終的には、下のスーパーでワインを買って包んだだけ。つまらないギフトになってしまいましたな。

11/30/15
    キャンパスにいたら耳慣れない放送が流れてきた。聞き取れなかったので無視していたら、ラボの人たちが避難しろと呼びに来た(放送は階段を使って外へ出ろと言っていた)。後々聞いた話によると、某学生が、(調理用の)電子レンジを使っていたら煙が出たとか?◆煙ついでにもう一つ。駅前にあった中華料理屋の前を通ったら火事のため店が無惨な姿になっていた。連休の前は無事だったのにと思い検索したら、金曜日の未明に火災が発生したらしい。比較的まともな料理を出す店だっただけに、燃えてしまったのは残念である。

11/28/15
    今日がUM のレギュラーシーズン最終戦だった。今期は初戦を落としたので、その後どうなるかと思ったが、コーチを変えた効果が出て来たのか、最終的には9-3。ここ数年では一番の出来だったのでは無かろうか(OSU にはまた負けたけれど)。これで年末のボウルゲームにも招待されるでしょう。◆Amazon Prime Air のビデオを見たのだが、ここまで準備が出来ていたのか、と感じさせる内容だった。近い将来認可されるとは思わないが、実現すれば社会の仕組みも少なからず変わりそう?でも、私には、配達先の庭がなかったんだ。

11/26/15(祝)
    友達にThanksgiving なので多くの店は閉まっているだろうけれど、中華くらいなら開いているはずだから食べに行こうと言われOK してみたものの、ちゃんとしたお店はほぼ全滅。結局、家でそばをゆでて食べることに。(ターキー以外の)肉は昨日沢山食べたので、今日は肉なしでもいい気分だったのが救い?◆9 月の中旬に始めたアボカド栽培、サウジから戻ったら種が割れていたので、諦めて捨てようかと手にしたら、下から1 cm ほど根が出ていることに気づいた。生きていたのは良かったが、葉が出るまでまた二ヶ月待たされるのかな?

11/25/15
    某メンバーの送別会を兼ねてブラジリアンBBQ の店へ。串に刺したまま調理した肉を色々持ってきてくれたのだが、どれも違った味わいがあったので楽しめた。ただ、ちょっと食べ過ぎた。◆サウジ人がISIS の裏にいるのはアメリカだ、と言いだした。私には、いわゆる陰謀論に聞こえたが、その理由はISIS がイスラエルを攻撃していない事だという。メディアは往々にしてウソをつくが、この説を受け入れるにはかなりの抵抗が・・・。◆ここのところ少し寒い。平均気温より若干低いと言う事は、寒さの耐性を失ったわけでないようで、一安心。

11/23/15
    すっかり忘れていたが、日本は勤労感謝の日でした。こちらも今週末はThanksgiving なので、いよいよ年末が近づいてきたという感覚である。無論、ラボの中にいると季節感とはあまり縁がないけれど。◆朝から論文の読み合わせがあった物の、実験をした学生とボスとの考え方にかなり温度差があったようで、本文を読むと言うより、ポイントとなるべき点の洗い出しに終始。こういう時は、独自性や新規性が見つからない限り投稿させないよ、と言う結論になるのが通例。追加実験をしても、うまく行くとは限らないのが辛いところですが。

11/21/15
    日系のスーパーへ行ったら栗と銀杏が売られていた。調理されていない形の物は久しく見ていないように思うが、多少は需要があるんですな。◆某サウジ人が言うに、サウジは水面下ではロシアと強く結びついていて、兵器もロシア経由で買っているという(加えて、中国からも)。更に、パキスタンから核兵器製造に関する技術を供与されているだけでなく、核兵器も所有しているとか?だとすると、サウジで実験器具を買うのが難しい事とのつながりが見えてきそう。サウジはもう少しアメリカ寄りかと思っていたが、そうでもなかったようで。

11/20/15
    ボスが論文のカバーページを作ろうと言い出した。でも、その論文、査読者の一人がごねていて、受理すらされていないでしょ。それに、通常表紙に出てくるのは変な写真ばかりなので、お絵かきをしても、採用される見込みは極めて限定的。こんな状況で時間を無駄にする余裕はあまりないんだけれど。◆某メンバーがポストを見つけたので今月末で帰国するとのこと。どこまで本気か分からないが、女子大なのでわくわくしているそうである。そりゃ、華やかな面はあるかも知れないが、男子学生の方がやりやすい気がしますな、私なら。

11/18/15
    大学のML でクリスマスツリーを学内に設置する場合の注意書きなる物が流れてきた。端的に言ってしまえば、火災防止のためにキャンドルは使うなとか、非常口をふさぐなといった、安全面に関する事が中心。クリスマス休暇後の処分法についても。中身は至って常識的だが、こんな通知があったとは今まで知りませんでした。◆DOE の安全の査察があるというので9 時前にラボへ。普段なら辛い時間だが、サウジの時差ぼけが全く直っていないので、早起きも今ならへっちゃら。でもこの時差ぼけ、いつになったら解消するのだろうか。

11/16/15
    今年も研究費に関連した、第三者による評価会があった。もっとも、毎年、似たような顔ぶれが集まる内輪の発表会なので、発表する方もお気楽(逆に言うと、そこで学ぶべき事はあまりない)。◆今回の招待講演者は、本格的なCCS に関わっている人で、CO2 を地中に注入するまでのプロセスや、その後CO2 が地中でどう拡散するかなどを説明していた。講演そのものは面白かったが、コスト面を考えると、そこまでして大気中のCO2 濃度を減らす(?)事に意味があるのかなと言うのが感想。基礎研究としてはいいが、それ以上は・・・。

11/14/15
    Qatar Air のビジネスクラスはUA のファースト並みのサービスだった。フランクフルトに到着後、チケットセンターへ。何も頼んでいないのに、なぜか、FRA-SFO の直航便を手配してくれた。予定よりも早く家につくと言う点では非常にありがたかったがUA のプレミア資格の維持と言う点では、今回のLH のストは大迷惑。仮に年末にベトナムに行っても厳しいでしょうな。◆SFO の入国システムが大きく変わっていた。指紋と顔写真の確認や税関申告を自分で済ませてから、入国管理官と立ち話。今後、待ち時間はかなり軽減されそうである。

11/13/15
    ラボの人が、夕食に招待してくれたのだが、行った先が昨日別の人と行ったレストラン(数年前にも行ったことがある)。一応、そんなそぶりは見せず、昨日と別のものを注文。◆その後はドーハを経由してドイツへ。ドーハの空港は金余りの時に作られたと一目で分かるような建物だった。でも、飲食店が絶対的に少ないので、使い勝手のいい空港ではなさそう?◆ドイツ行きの便に搭乗しようとしたら、ビジネスクラスのチケットを渡された。LH がキャンセル便の乗客名簿を他社と共有していたのかな。それ以外に、説明のしようがないので。

11/12/15
    任務だったワークショップ等を無事に終え、あとは帰国の途につくだけだのはずだったのが、私が搭乗する予定だった便がキャンセルになったというメールにより状況が一変。Lufthansa がストをしている事は知っていたが、基本は国内線と聞いていたので・・・。簡単に調べた限り、LH でここから脱出するのは絶望的だったので、Qatar Airways のチケットを入手(最後の一枚だった)。ただ、エコノミー&ドーハで乗り継ぎ3 時間を考えると、前途多難な旅になりそう。FRA まで寝たかったからビジネスを予約していたのに。ドイツ人め・・・。

11/11/15
    ACS 関連のディナーミーティングでボスが講演をするというので、数人で出かけることに。現地に着くまで全く気づかなかったのだが、会場は、一度夕食に招かれたことのある立派なホテルでした。講演の中身は、私にとってはそれほど目新しい物ではなかったが、多くの聴衆にとっては、それなりに有益だったようである。◆今日は午後から断続的とは言えかなりの雨が降っていた。ひょっとすると、Berkeley 以上じゃないかと言うくらい。砂嵐の後の雨ゆえ、多くの車が汚くなっていたことは言うまでもない。◆写真はお約束の夜の給水塔。

11/10/15
    昨日は砂嵐のような天気で、空が若干黄色っぽかったのだが、今日は朝にかなり強い雨が10 分ほど降ってきた。こちらの人に言わせると、少しずつ気候が冬(?)に向かっているとのこと。確かに、到着直後のように気温も30 C を超えなくなったような気も。◆サウジ人はいつもきれいにプレスされた白装束を纏っているので、一体何着持っているのかと聞いたら、せいぜい一週間分じゃないかとのこと。普段二日間着るので10 着以上持っていても意味がないらしい。白いから毎日洗うのかと思ったが、必ずしもそうではないのですな。

11/9/15
    今回のサウジ訪問中、キャンパス内で女性を見かける機会があった。一つは、他の近隣の大学から学生が演習のために来ていたためで、男子トイレが女性用に変えられていた。だいたい月に一度あるらしく、その後テストもあるという。もう一つは、おそらく通常の共同研究(女性は欧米人)。サウジ国内では女性が差別されているような面があるが、多少は状況も変わりつつあると思いたい。◆ちなみに、某PD のワイフはキャンパス内では車の運転をしているらしい(ポリスも黙認)。外での運転が可能になるのはいつになるのだろう?

11/8/15
    こちらに付いてからの数日、朝にお腹がすいて仕方がなかったのだが、最近はそんなことはなくなってきた。胃の時差ぼけが解消され、朝から何かを食べようという気がなくなったのだろう、きっと。◆買い物のためKFUPM Mall へ出かけた。前回はあまり学生を見かけなかったが、今回は昼時に行ったので、建物の中には多くの学生が。トランプをしている学生がいたが、ラボの人の話からすると、賭けているのでしょう。◆モール内にはボーリング場があるのだが、未だに稼働している様子はなかった。かなりの投資だったはずなのに。

11/6/15
    朝方、変な音がするなと思ったら案の定、雨が降っていた。以前12 月に来た時にも一瞬小雨がぱらついたことがあったので驚きはしなかったが、目新しいことであるには変わりない。もっとも、その雨は10 分ほどでやんでしまったけれど。◆こちらに来てから一週間以上経ったというのに、時差ぼけが抜けたのかと言えば未だに疑わしい。地球の反対側にいるので仕方のない面もあるが、アメリカに戻ってからまた時差ぼけと戦わねばならないのでね・・・。◆休日を利用し、仕事を片付けようと試みた物の、ほとんど進まず。眠すぎる・・・。

11/5/15
    居室にいたら、火災報知器が鳴りだした。どうせビルが燃えている訳じゃないとは思っても、外に出るのは万国共通。外に出て来た人たちを見ていて感じたのは、白いドレスを纏っている人は少数派(つまり外国人が多い)。これは、KACST (アメリカで言うNSF のようなもの)とは対照的。政府系の研究費を持っていると、やはりサウジ人がメインになるのだろう。ちなみに、先日化学科の建物で電気がショートし火災が起きたようで、一部の人はかなり神経質になっているらしい。◆夜は、ラボの人に連れられモール見物+中華(?)料理屋へ。

11/4/15
    昨夜Riyadh からDhahran へ戻ってきた。30 分強のフライトのため空港で待つこと3 時間はつらい。なお、写真は空港内。◆本日のラボでの仕事は、学生とのやりとりがメインだったので、時間を浪費したような感覚に。既に学位を持っているなら、もう少しましなスライドを作って欲しい。午後にあった学位審査の予行演習のスライドの方が出来がいいというのはちょっとね。◆今日の夕食はまたチキンだった。以前に比べ料理の質が落ちているような気がしたので、学生に聞いたところ、量が減り、質も落ちたが、値段は上がったとのこと。

11/2/15
    サウジの人と話をしていると、国の将来について心配している人が少なからずいる事が分かる。国家収入の大部分を原油に頼っていれば、原油価格の下落が意味することは容易に想像できるけれど、経済は意外に脆いのですな。◆経済が立ちゆかなくなる理由の一つは戦費(軍事介入ではないと言い張っていた)。サウジの場合、基本的に全ての武器を輸入しているので、自国で生産する国と比べると、高くつくらしい。◆夜は、サウジ人の先生の家に招かれた。世の中には金持ちがいるんだな、と瞬時に理解できそうな内装でした。

11/1/15
    KACST へ行くために、車でRiyadh へ移動。某サウジ人には、道中は黄色い海しか見えないと言われていたが、砂の色に若干の差がある事までは気づいていなかった。途中赤っぽい砂の地域があったので。◆高速道路の周囲にはラクダが。野生なのかと聞いたが、そうではなかったらしい。ほとんど草も生えていないのに、ラクダたちは何をしていたのか?◆砂漠の真ん中に原油を輸送するためのポンプステーションがあった。ホルムズ海峡を封鎖された場合の対策だとか?。◆400 km あるが、思ったよりも退屈しないで済みました。

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