ACS Meeting @Chicago
アメリカ化学会の春の学会に参加するためにChicago へ。真の目的が講演を聴くことにあるのは言わずもがな、またChicago 訪問は初めてでもないので、観光に精を出すことはないだろうとは感じていましたが、およそその通りの結果に。とは言え、いくつか写真を撮ったので、適当に貼り付けておくことにします。なお、前回のChicago 訪問記はこちらを参照してください。
Chicago Downtown
Chicago はミシガン大のあるAnn Arbor のすぐそば(?)にあるのですが、LA からだと、それなりに距離があります。時差にして2時間、飛行機でも4時間の長旅。移動だけでも半日かかってしまいます。
ダウンタウンには、たくさんの高層ビルが建っていますが、適度に歴史的な建物が紛れているので、一貫性がないとは言え、歴史を感じさせるいい街に見えます。もっとも、私のボスのように、「LA の方が好きだ」と言う人もいるので、単なる趣味の問題かも知れませんが・・・。
せっかくなので、縦長の写真も幾つか載せておきますが、建物の名前が分かるのは、前回、市内を一望するのに利用したSears Tower くらい・・・。また数年後に来る機会があるだろう・・・などと、根拠もないのに高をくくっていると、ビルや通りの名前を覚えることはまず無さそうです。
ポスターセッションが、毎日、夜の7時から10時まであったので、夕食らしき物をまともな時間帯に食べたのは一度だけ。結局、食事のために(=アルコールを口にせずに)レストランらしき場所に入ったのは、これ以外には一度しかありませんでした。
夜景
ポスターセッション会場は、私が宿泊していたホテルから歩いて10 分ほどの距離の所にありました。必然的に、何となく写真を撮りましたが、観光が目的だったら、ビールに夢中になり、写真を撮ることなどなかったかもしれません。
Lake Michigan
散歩がてら、Lake Michigan まで足を伸ばしてみました。ちょっと高いところから湖を探すと、手の届く所にあるような錯覚に陥りますが、実際に歩いてみるとホテルから15 分ほどかかりました。前回見たNavy Pier と比べると、何もない殺風景な場所にすぎませんが、のんびりするには却って好都合かも知れません。ただ、この時期は、まだ寒いことが多く、私が散歩をした日の気温(75 F)が異様に暖かい一日だったことを付け加えておきます(翌日は45 Fに急降下・・・)。
学会報告(ウソ)
当初は、まじめに講演を聞きに行くつもりでいたのですが、日頃の疲れがたたったのか、体が動かず。結果的に、夕方以降のポスターセッションに足を伸ばしただけで、一つも口頭発表を聞かずに終わってしまいました(当然こんなことは初めての経験)。参加登録費($320)を考えると、随分な無駄遣いでしたが、ラボの余計な心配をせずにすむ場所に来てしまったために、すっかり気が抜けてしまったのでしょう、きっと。でも、いい休養になったような気がします。
ポスター会場では何人かのミシガン時代の知人との再会を果たしました。当時はあまり話をした記憶がなかった人もいたのですが、久々に会うと、意外に親しく話ができるというのは不思議な物です。学会の会場に全く知り合いがいないという状況ほど寂しいことはないと言う意味で、また数年後に偶然出会ったとしても話のできる友人をたくさん持っておくことは案外重要なことかも知れません。
(おまけ)
どうでもいいことかもしれませんが、ORD の手荷物検査で、ハンドクリームや香水などの容器(チューブタイプおよび小瓶)を没収されている人を数多く見かけました。ORD の検査の方がLAX より厳しく見えたのもまた事実。テロを目論むならLAX から搭乗すべきなのか・・・?それはさておき、検査官が言うには、小さい容器は機内に持ち込んでもいいが、大きい物はダメだとのこと。そして、どれだけ中身が残っているかは、問題ではないようです。つまり、潜在的に爆発物を詰め込めるだけの容積を持った物は没収される確率が高いので、歯磨き粉なども旅行用の小さな物を使う必要があるようです。
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