patoの自画像



☆レッド・ツェッペリンとの出会い☆
私がまだ学校に通っている頃、年上のボーイフレンドがいました。交際してみたらお互いたまたま洋楽ファンで、彼は高3で音楽評論家の渋谷陽一さんと同い年の人でした(彼らの世代=ぴったりZepリアルタイム世代)。
私は日曜日ともなればラジオにドップリでしたので、デートの場所はほとんど私の部屋でラジオを聴いてるだけ、外に行くならレコード屋さんとかわいいものでした。ちなみに彼はポール・マッカートニーとアーロ・ガスリー(ウッディー・ガスリーの息子)を足して3で割ってアーロ寄り、というようなかわいい顔した人でしたので、キープしておけば良かったかなぁ(嘘爆)。
 ある日のこと、彼が脇に抱えてきたLPがレッド・ツェッペリンUでした。私はそれまでZepは他のロックと同じレベルの付き合いで、私は彼に「Zepのハートブレイカーと、グランド・ファンク・レイルロードのハートブレイカーとどっちがいい?」などと聞いてしまいました。彼はきょとんとした顔で黙っていましたが(優しい人だったのでしょう)、私は何やらスットコドッコイなことを聞いたと気がつき焦りました。
実際聴いてみれば当然同名異曲であり、明らかにZepの方が数段勝っており…。私は慌ててT、UのLPを密かに購入したのでした。それを機にガ〜ンとはまって今に至り、一生Zepの虜となった私なのです。
私はZepデビューのリアルタイムからは少ーしはずれ、発売を待って買ったのはVからという訳です。
因みにZep来日公演は、2度共行った世代です。

この話にはZepと関係ない後日談があります。デートが私の部屋だった為に、姉が心配して頻繁にのぞきに来て、彼は自分より1才年上の姉(私と違い美人)を明らかに好きになりました。子供だった私は彼に対して恋愛感情は無く、別に構わないわと思っていました。こんなんと交際してたんだから、彼もかわいそうよねー。
そして交際9ヶ月、ラジオはひとりで聴くに限ると思った私は別れ話を宣言、晴れて自由の身となりました。後からかわいそうだったなぁと思うのは、彼が私の姉に会えなくなっちゃった事です。姉の方は彼に興味がなかったから、それで良かったのかしら。
とにかく私がZepにはまるきっかけを作ってくれた彼に、感謝しないと。




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