ZMPC 2009
ZMPC2009(とそのプレシンポ)というゼオライト関連の学会に参加するために日本へ。前回日本へ行ったのは、2007 年だったので、私にとっては旧交を温めるにいい機会。二週間ちょっと日本に滞在したのですが、その大半は学会。リラックスとはほど遠い日程でしたが、その間にiPhone で撮った写真を貼り付けておきましょう。
日本へ
学会に参加するとは言いつつ、その準備をする時間すら取れないまま飛行機に乗り込むことに。空を飛ぶこと11 時間あまり、成田に到着。飛行機から降りて感じたのは、その蒸し暑さ。ここは香港なのだろうか・・・?
なぜホテルへ行ったかと言えば、久々に家族で集合する機会に恵まれたので、のんびり話しでもしようというのが主な理由。確かに、実家は大人四人で集まるには、ちょっと手狭なような気がします(アメリカの比較的大きな家を見ているからかも知れないけれど)。
ガンダム
私はガンダムに対する思い入れなどほとんど無いのですが、お台場に実物大のガンダムがあるという話を聞いたので、見に行ってみる事に。
後々友達と話してみると、見に行ってきたという人が何人かいました。なお、撮った写真をラボのガンダムマニアに送ったら、相当うらやましそうな口ぶりのメールが戻ってきました。確かにでかいけれど、単なるロボットじゃん、とは、彼には言えないですな(人間が中に入って操縦するには、もう少し大きくてもいいような気はしたけれど)。
河口湖
さて、ここから学会開始。ZMPC のプレシンポのために、河口湖へ。随分昔に行ったことがあるような気もしますが、河口湖に行ったのか山中湖だったのか不明(両方行ったような気がしますが)。
全般的に曇り空の毎日だったので、富士山がろくに見えなかったのは言わずもがな、湖の眺めも期待した程ではありませんでした。シンポの幹事が、明日は晴れる・・・とずっと言い張っていたのが印象的でした。
富士山
プレシンポの最終日は、富士山経由で東京へ。もちろん登る時間まではあるはずもなく、バスで五合目まで行っただけですが。しかし、幹事の執念が実ったのか、時折山頂が拝める程の天候。とりわけ、外国人参加者には好評だったようです。
夏休み中の土日だったこともあり、五合目のあたりはかなりの人間が。意外に外国人登山者も多くいたように思います。標高2300 M は、決して高い場所ではないと思いますが、日差しが強い分、太陽に当たっている限りは、意外に暖かい。ある意味では、CA の気候によく似ています。
学会
表向きの目的は学会参加。一応会場にいたという証拠写真を掲載しておきましょう(ずっと遊んでいたとしても、誰も気にしないとは思うけれど)。
こうやって写真を見ると、確かに何かやっていたように見える物ですな。もっとも、どんな話をしたかは、ここからうかがい知ることはできないのですが。
以下はいろいろ雑感・雑言
- ここには書かなかったがやったこと。千葉大訪問(+簡単な講演会)、東大時代のラボの同窓会、学会行事の一環として、東京+お台場見物。
- いろいろな人に、今後どうするの?と聞かれましたが、それが分かれば苦労はないのです。なるようにしかならないものですから。
- 今後の身の振り方と同様、結婚しないのと言う質問も。多くの先生が言うに、独身で研究ができるのは当たり前。子供がいても成果が出せて一人前だそうです。私はまだまだ半人前ですな。
- 普段アメリカ人と接しているからだろうが、日本人の英語を聞いていて、(ちゃんと通じるだろうが)これはすごいというレベルに達していた人はあまりいなかったように思う。退官間近の先生の中にもしっかりとした英語を話していた方がいたことを考えれば、日本にいてもある程度までは訓練できるんじゃないかというのが小生の感想。その一方、これはまずい(=渡米前の私の英語レベル)と言う人も・・・。発表で原稿(スライドの中身)を読んではいけませんな。
- いろいろな発表を見ながら、これらは一生を捧げてまで完結させるべき仕事か否か、と言う点について漠然と考えてみた。無論その評価は人それぞれなのだが、私自身の今後の方向性を考えるにあたり、どのようにその研究分野に貢献するかを考えて見ても損はないであろう。
- 髪を切る時間が取れず、中途半端な髪を振り乱しながら学会へ行ったのですが、そんな邪魔な髪の毛を押さえるために会期中も実験メガネを頭に載せている私を見た某先生曰く「○○君、かっこいいねぇ。」いやぁ、そう言う目的ではないのですが・・・。
- UCLA の名物教授(?)と仕事をしているためか、予想以上に私の名前を知っている海外の研究者が多くいたように感じた。そんなボスとの関係は、見知らぬ海外からの研究者と話をするきっかけを作るには、非常に役だったように思う。それと共に、英語で話しかけることに対する抵抗感がなくなりつつあるというのも大きいのですが。
- 一時帰国の前日に、名刺を70 枚作ったのだが、あちらこちらに無意味に配っているうちに、全てがなくなってしまった。必ずしも、その全てが同業者に渡ったわけではないけれど、大量にお持ち帰りとならなかっただけよしとしましょう。
- 日本にいる間も、あれやれこれやれと、アメリカからメールが来たのですが、とてもとても対処しようという気にはなれませんな。ボスもよく出張しているけれど、現地で何をしているかは推して知るべし。言い換えれば、誰かに丸投げしない限りは何も進まないと言うことでしょう。
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