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不定期日記 (2025.5〜2025.6)


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6/29/25
    一月ほど前に受理された論文、ゲラのチェックもかなり前に済んだのに全く掲載される様子が無い。何が問題なのかと思ったら、企業からの共同研究者がいたため、その企業の法務かどこかのサインが必要らしいのだが、共著として名を連ねている人々がすべて退職してしまっていることが話を面倒なことにしていたらしい。私にとってはさほど重要な論文ではないが(= こんな事もあるのかという程度の感想)、それを用いて就活をせねばならないPD にしてみればいい迷惑ですな。一応、ChemRxiv にはそのコピーが出ているようですが。

6/27/25
    色々ネタ探しをするのも大変なので、この一月半ほどの日記を読ませ、AI に作成させたものが前回分の更新(↓)なのだが、何かが違う。普段斜め読みをしている読者にとってはさほど違和感を感じさせるようなことはなかったのかもしれないが、これにたどり着くまでにもかなりの数のプロンプトを書かねばならなかったので、手抜き更新はそれほど簡単ではないのかもしれない。◆そういえば95% の文章をAI に作成させた小説とやらを発表した人が最近いたらしいが、一体どのようにして最適化させたのだろうか?神業としか思えない。

6/25/25
    午前中、論文の図について学生と話している際に、以前、某ポスドクが「グラフが汚いのは、データがリアルだからだ」と真顔で言っていたことを思い出した。確かに測定条件も再現性も悪かったが、それを"リアル"という一言で正当化してしまうその潔さ(?)には、妙な感心を覚えた記憶がある。◆当時、その発言をそのまま査読者にぶつけて返り討ちに遭ったことも併せて思い出した。どんなに良いデータでも、説得力のある形に仕上げなければ通らないという、ある種の科学の不条理を最も率直に突いた人だったのかもしれない・・・。

6/23/25
    ビザが切れたために帰国していた某PD が、今週から戻って来ることになった。結果的には無事にO ビザがとれたそうなのだが、ビザ待ちの間は、先行きが読めないため、不眠気味になることもあったのだとか。とは言え、来年度以降の予算の状況が読めないことを考えると、せっかく戻ってきたとはいえ、論文を仕上げると同時に次のポストを探さねばならなくなりそうですな。◆山の上のラボから、今年も山火事の燃料を減らすための対策に関するメールが流れてきた。実際には、単に山羊を野に放って草を食べさせるだけなのですが。

6/22/25
    偶然にも、日本の信号の色は緑ではなく青である、と言ったことをまとめた記事に遭遇。信号の色が青いのは日本語の言語とも関連があるようで、古くから使われていた青という色は、それだけで色を表すのに対し、それに比べ新しい緑は緑色と形容することで意味をなすので、青の方が日本文化になじみやすかった模様。近年は、海外の信号機との整合性を意識しているようだが、法律上は依然として青緑色っぽい色を使う必要があるらしい。◆私には、青か緑かを気にした記憶はないが、小学生なら疑問に感じることもあるのかな?

6/20/25
    どこぞの農水大臣は最近何かとたたかれているが、某氏が彼の昔のレジ袋政策をディスっていたのを思い出した。確かにあの手の政策は迷惑以外の何物でもないが、最近の論文では、ビニール袋の禁止と課金政策は、その政策の無い地域と比較し、ゴミに含まれるビニール袋の割合が減るとともに、海岸線沿いのプラスチックごみの減少に貢献すると主張されていた。無論、後者に関しては断定するというよりは希望的観測といった面も大きいように感じたけれど。◆本当は、悪いのは捨てる人であってビニール袋じゃないんだけれど。

6/19/25(祝)
    今日はJuneteenth day のためお休み。某業者が来る予定だったが、予定が変わったおかげでラボには行かず、家で作業をすることに。この日の意味合いに関しては以前にも触れた気がするので、今回は割愛。◆数年前にラボを卒業した学生たちがまとめた論文の草稿に目を通したのだが、一体在学中に何を学んだのかなという出来栄えを見て、ちょっと悲しくなってしまった。あまり優秀な学生ではなかったが、一応UCB を出ているのであれば・・・。もっとも、それができるレベルの学生だったなら、論文も卒業前に仕上げたはずだけれど。

6/17/25
    二週間ほど前にTrump がCA 州の自然科学関連予算を全額カットするという噂が流れてきたが、未だそのようなアナウンスが正式になされた様子はない。案の定、既に学生の気は緩んでいるというか、試薬を買う際に節約せねばならないと言った緊張感は薄れているように感じる。政権側の要求がそのまま議会で承認されるはずがないと高をくくっている面もあるのだろうけれど。◆来年度の予算状況が分からないと予定が立たないので、そろそろ現実的な落としどころが知りたいが、彼はイスラエルやイランとのやり取りで忙しのか?

6/16/25
    FB のMarketplace にフィルムカメラが出てくるようになって久しいが、今日はどういう訳かCanon 50 mm F1.8 のFD レンズが$1,000,000 というバカげた値段で出品されていた。いやいや、赤帯の入った50 mm のF1.2 L だってそんな値段にはならないだろうと思ったが、何が目的だったのか?値段設定を間違えたという説もあるけれど・・・。◆私が最初(で最後)に買ってもらったカメラの相場は、こちらで$150-250 ほど。売り手とそのコンディションによって値段も変わるだろうが、当時の価格を考えると意外に高い気がしないでもありませんな。

6/14/25
    今日はあちらこちらでNo Kings デモが行われていたようだが、少なくとも私の周りはそれほど騒がしくもなかったので一安心。それでも、午後に外を歩いていたら、デモだか抗議集会に参加したと思しき人たちをちらほら見かけた。SF 辺りで行われた集会に参加していたのだろうか?こういっては何だが、皆さん暇だなというのが本音。もっとも私は選挙権もないので、大統領がKing であろうとなかろうと、傍観者に徹するしかありませんが。◆なお、これに関しては、領事館からも不用意にデモ集団等に近づくなというメールが来ていました。

6/12/25
    寝ているうちに、Windows がアップデートを敢行してくれたようで、作業中の物がすべて無駄に・・・。更に、ブックマークせず、タブを開きっぱなしにしていたサイトのURL も事実上消失。こうなるのが嫌だったので、普段は再起動前にブラウザを強制終了させ、再起動後に復元させていたのに・・・。仕方なくアップデートを強制的に阻止する方法を探したら、数年前からWindows Updates Blocker が存在していたことに気づいた。これを使えば、定期的に手動でアップデートをせねばならないものの、実験データの喪失等からおさらばできそう。

6/10/25
    最近、ゼミの最中に複数の学生が編み物をしている。アメリカ人はあまり編み物には興味がないようなイメージを持っていたが、そうでもなかったようである。◆彼らの英語力からすれば、発表を聞き流しながら内職をしていても、それなりに発表内容が頭に入ってくるという事なのだろうが、そういう事をしている人たちが、一部でeating salary などと言われているのは興味深い。そもそも、いい成果を出している人が堂々と内職をしている事はないので、彼らの名誉(?)のためにも、内職道具を持ち込むのは慎むべきだと思うのですがね。

6/9/25
    久々に山の上のラボへ行ったが、色々と様子が変わっていたようである。シャトルバスの運行状況もだが、あちらこちらで新しい建物を作っているため、昔の記憶が役に立たなくなりそう?◆最近のAmazon は日夜問わず配達をしてくれるようだが、配達先が不在の場合、荷物を外に放置していくのは困ったものである。お世辞にも、もはや盗難とは無縁の地域ではないので。今日も、大学の図書館の前に荷物が。そもそもそこは配達先ですらないのに。◆私は、荷物を建物の中に入れただけ。後は翌朝、図書館員が何とかするでしょう。

6/7/25
    下に関連し、ラボの某PD は事あるごとに、両親から家に帰って来いと言われているらしい。一人っ子だからというのもあるだろうが、戻ってくればボートを買ってあげると言われていると聞くと、お金はあるところにはあるんだなと・・・。私の手元には、なぜか回って来ないけれど。◆山の上のラボから、ある論文の科学的成果を簡潔に説明せよと言われ、某学生の書いた文章を送ったところ、突き返されること二回。こんな事で時間を使うのばばかばかしいのでChatGPT に作らせたものを修正し、再提出。最初からそうすればよかったかな。

6/6/25
    Trump がCA 州向けの科学予算を全額カットする・・・というニュースが流れてきた。仮にそうなると、懲罰の対象にされたUC は壊滅的な打撃を受けること必至。当然、大学側も裁判所に訴えるだろうから、政府と州の対立は泥沼になりそうだが、誰がそれを望んでいるのか?◆強いアメリカを作りたいのであれば、研究費の維持は必要だと思うが、そのお金が定員の2 割ほどを占める中国人留学生のところに行くのが気に入らないのか?DEI を推し進めている事だけが理由ではなさそうなので。◆予算が無くなると、誰がクビになるのか。

6/4/25
    家の周りを歩くと、ホームレステントの密集地が時々変わっているのが分かるが、やはり、市がその手のキャンプを定期的に撤去していたようである。とは言え、追い出された人がどこへ行けばいいかというのは問題で、シェルターを提供している行政側と、それでは不十分だと反発しているホームレス側の言い分はいつになっても平行線。しかし、ホームレスの多い地域はとかく治安が悪化するので、住民としては文句を言わずにとっととシェルターへ移動しろというのが本音。そりゃ快適ではないだろうが、税金で賄われているので・・・。

6/3/25
    複数の論文の草稿に目を通した際に、それらが彼らの最初の論文に強く影響を受けている(端的に言えば似ている)事に気づいた。彼らが意図してそのように仕上げているのか分からないが、研究の方向性や論文のまとめ方がよく似ていると、査読者には前の論文の改良版(場合によっては劣化版)としか映らない。私も論文を書き始めた頃はそうだったはずなので、彼らも数書いて克服するしかないのでしょうが。◆学生に教育は必要だが、改訂を重ねてもあまり改善が見られないと投げ出したくなる。そういう人が一定数いるので・・・。

6/1/25
    ここ数年、今年の夏こそはどこかへ遊びに行こうと言いつつ、結局どこにも行かないまま終わってしまっているのだが、今年も、発作的に大昔に買った地球の歩き方(アメリカ国内版)のページをめくってみた。色々魅力的な場所はあるのだが、宿泊先の予約状況や値段を見ると二の足を踏んでしまう。さらに、どうせならUA の就航先を・・・などと言い出すとその選択肢は更に狭くなる。薄給の私に適しているのは日帰りNapa ツアーくらいなのだろうか?値の張りそうな美味しいワインを買い込まない限り、それほど高くはつかないはずなので。

5/30/25
    朝方まで家で作業をしていたら、6 時過ぎに突然見知らぬ人が部屋の中へ入って来た。何事かと思ったら、隣の部屋の人が間違えてドアを開けたためだったらしい。CA 州だからいいが、これをTX 州でやったら撃たれても文句は言えないのでは?鍵をかけていなかった私にも落ち度はあるけれど。◆某学生が、最近買った試薬にTrump 関税分が上乗せされてたという証拠写真をSlack に上げていた。本格的に始まっていたのですな、これ。筋がいいとは思えない(= 一部は裁判になりそうな)ので、いつまで続くのか予測はできませんが。

5/28/25
    Trump 政権が学生ビザの更新を止めているので心配・・・というような話を学生がしていた。無論、DS-2019 等があれば国内にいる限り問題はないが、一時帰国が出来ないのは好ましくない。学内のアメリカ人と集団偽装結婚しGC を取らせればいいというのは古典的な解決法だが、ボスが留学生全員を養子としてしまえばいい案が出てきてびっくり。確かに東南アジアで数百人と養子縁組をした人がいたはずだが、これと同様、在留資格の維持目的としては使えないでしょうな。そもそも、過去に試みた人がいたかも知らないけれど。

5/26/25(祝)
    今年も早いもので(暦上は夏の訪れを示唆する)Memorial Day である。もっとも、相変わらず気温は低めで、上着なしでは寒いくらいなので、ビール片手にBBQ をするような気分にはならず。それ以前に、色々とやる事が溜まっているというのもありますが。◆溜まっていると言えば部屋の掃除、特に部屋の中からは絶対に手の届かない部分の窓掃除をどうにかできない物か思案中。5 階なので外から梯子を伝って窓ふきというのも難しいので、昼間でも薄暗い部屋で我慢するしかないのかな。お隣さんは一体どうしているのだろうか?

5/25/25
    某装置会社の人々とやり取りをしているが、装置の細かい点に関する質問をすると、はぐらかされるか無視される状況が続いている。複数の(部門)の人に似たようなことを聞いても状況は変わらないので、担当の技術者の問題というより、それが彼らのやり方(企業方針)なのだろう。私が今まで関わって来た装置会社のカスタマーサービスとは対照的なので困惑しているというのが正直な感想。何も装置の設計図が欲しいと言っているわけではないのだが、先方にも思う所があるのだろう。対処法は、今後は別の業者を使う事かな?

5/23/25
    キャンパス内を歩いていたところ、4-5 歳の双子の女の子を連れた父親が、「君たちこの大学来るか、頑張ってな」と子供たちに日本語で話しかけていた。その言葉は何も伝わっていない(学内を散策していることも認識していない?)様子だったが、思わず笑わずにはいられなかった。その年齢から、両親が教育パパ・ママに徹すればUCB に入れることは可能かもしれないが、二人共となれば大変?ただ、彼女たちが一卵性双生児ならば、(書類上)同一人物っぽく見えるため、同一(不)合格になる確率が高いという説もあるようですが。

5/21/25
    見知らぬ人から注文に対するお礼メールが来ていたので、一体何を買った事になっていたのかと思ったら、Chiappa M9-22 Pistol - Black (1.77) BB PISTOL と書かれていた。まさか銃を買ったことになっていたとは思わなかった。日本ではベレッタM9 などと称されることもあるそうだが、銃には明るくないので、そうなのか、という感想しかないですな。なお、ネット上の価格を見ると$300 以下での入手も可能な模様(ただし請求書の金額は意外に高く、$834.99 だった)。これだけ安いと、アメリカで銃の拡散を防ぐのはほぼ不可能でしょうな・・・。

5/20/25
    某学生がゼミで発表をしたのだが、そのしゃべり方が、あたかも原稿をコンピューター生成の自動音声を使って読み上げているようだった。発表後に本人に聞いたところ、原稿を読んでいた訳ではないとの事だったが、私が講演をする場合、発表中に絶えず演説台に張り付いていることはまずない(= 発表原稿すら作らない・・・)ので、違和感を覚えずにはいられなかった。無論、発表慣れしていなければそうなるのは想像に難くないけれど。その割に、聞いていても眠くはならなかったのは、スライドだけはうまく作られていたからだろうか?

5/18/25
    In situ 合成でプラチナの指輪にルビーをくっつける研究をしたグループがあったらしい。シードの結晶を使い、その周囲への結晶成長を促すので、何もない所からルビーが作られ、都合よくリングの上に乗ってくれるわけではないが、著者らは結晶成長の過程をコントロールすることでデザイン的にも面白いものが作れると考えている模様。でも、私は無理に科学と芸術を融合してもらわなくてもいい、というか無理に持ち込んで欲しくはないかな?◆ルビーの人工合成に興味のある方はこちら。道具があれば、高校生でも作れるようである。

5/16/25
    家のそばに新しいラーメン屋が出来たので行ってみることにした。予想外だったのは、入り口で注文し、出来上がったものをトレーに載せレジで精算するという学食っぽいスタイル。単品(焼き鳥など)を容易に追加できるという事なのだろうが、レジで並ばされる可能性を考えるとラーメンには不向き。どこの無能が設計したのか?もっとも、それ以前の問題として、ラーメンの味も面白かったのだけれど。丼ものもあるようなので、もう一度くらいは行ってみてもいいが、流行るのでしょうかね。少なくとも多くの日本人は敬遠しそうな気がするが。

5/15/25
    アパートで定期的に起こる(偽)避難訓練のため、火災報知機が鳴りだした。例によって外へ出たが、普段とは異なり消防車が来てからもなかなか警報音が鳴りやまない。変だなと思いつつ待ち続けていると、消防士が消火水栓を開けるため、ロックしてあった鎖をカッターで壊し始めた。その後建物の内部を覗いて気づいたのは、一階の駐車場の天井から大量の水漏れが発生していたこと。この状況から察するに、貯水槽の水量(水圧?)の減少が火災報知機の作動に繋がったようである。結局、部屋に戻るまで小一時間かかりました。

5/13/25
    論文をどうまとめるかについて共同研究者と話し合いをしたものの、考えれば考えるほど絶望的な気分に。もちろん、雑誌を選ばなければどうにでもなるのだが、さして性能のよろしくない化合物を、レベルの高い雑誌にもっともらしく売り込むには、それなりの切り口が欠かせない。さらに、共同研究者の考え方は、私とは若干の温度差があるので、こちらが欲しいデータ(= ボスが頭に描いているだろう筋書き)を得るのは難しそうな状況。草稿を仕上げる学生の能力を鑑みると、ゴーストライターになるのは避けられない状況なのに・・・。

5/11/25
    こちらにいるとあまりピンとこないのだが、今日は母の日でしたな。言われてみれば、階下のスーパーに赤や白のカーネーションがたくさん置かれていたはずである(なぜかランを買っていた人も結構いたけれど)。私も白いものを買うべきだったのかな、結局は何も買わなかったけれど。◆その代わりではないが2014 年のワインを開けてみた。以前Napa で試飲した同じワイナリーの別のワインを飲んだ時の感想から想像した味と比べ、かなりまろやかで飲みやすくなっていた。私の収入では、毎日飲むには、あまりにも高すぎますが・・・。

5/9/25
    先日、ラボのゼミで発表した学生が、その後のボスとの面談に臨んだそうなのだが、その際にスライド作成に関して言われたことが、私が事前に指摘していた点とかなり一致していたらしい。もっとも、それらの多くは、いわゆるスライド作成に関する「お作法」のようなものなので、シニアメンバーなら気づいて当然なのだが、修士レベルの学生にとっては意外だったようである。これに懲りて(?)多少は私のコメントにも耳を傾けるようになるといいけれど、賢い学生は、言い訳を考え出すの能力も高いので、無いものねだりになるのかな?

5/7/25
    学生の誕生日になると、ラボの誰かがHappy Birthday と書かれたポスターを作りあちらこちらに貼っているのだが、今回は珍しく3 人の誕生日が重なったらしい。Birthday paradox の解曰く、集団の人数が23 人になると、二人の誕生日が重なる確率は50%、今のラボに50 人ほどのメンバーがいることを考えると、3 人の誕生日が重なる確率は1 - (364/365)50 ゆえ13% 弱。小中高と、そのようなことが起きた記憶はなかったものの、意外にも(?)起こり得ないほど珍しい事ではなかった模様。私の誕生日と重なっている人はいないようですが。

5/6/25
    なんともTrump がWWI とWWII の戦勝記念日を新たな祝日として加えることにしたのだとか?それはいいが、なぜ後者が5/8 (明後日)なのか?ドイツが降伏してWWII が終わるとは、ユダヤ系の人々に対するサービスと原爆を落としたことへの責任回避なのではないかと邪推したくなる。もっとも彼の眼には日本など入っていないのかもしれないが、彼の側近は、これに対して何も言わなかったのか。◆ちなみに、前者に関連した日の11/8 もドイツが連合軍との話し合いを始めた日であるらしい。二つも祝日を作りドイツに恨まれないかな?

5/4/25
    国に戻っている学生が北京で撮ったという写真を幾つか見せてもらったが、先進国ならありがちな、綺麗な街並みが映っていた。私が大昔に深川で見たのと似たような印象というべきか。もちろん、一本奥の路地に入った時に同じ光景が見られるかが、その地域の真の発展度合いが分かるような気もするけれど。◆某学生が観葉植物に重水を与えたらどうなるかと言い出した。昔からNMR ようの溶媒は毒と聞かされていたので、碌な効果はないだろうとは思っていたが、案の定、ネット曰く、成長の遅れや、葉の変色が見られるとのこと。

5/2/25
    アメリカの予算局から出された来年度予算の方針に関するメールが流れてきた。これをざっと見る限り、来年度のDOE (ラボの研究費のかなりの部分を占める省庁)予算はかなり削減される可能性があるとの事。もっとも、過去の事例を見るに、その後の折衝でひっくり返されることも度々あったので、最終的にTrump の目論見通りに物事が進むかどうかは不透明(したがって、周囲の反応はそこまで悲観的ではない)。ただ、文面を見ると、彼が嫌悪感を示している前政権の一部の方針(DEI やDAC)は大幅修正を余儀なくされそうですが。

5/1/25
    Trump 政権の最初の100 日についての記事をいろいろ見かけるが、X に設置されたアンケートで、第二次政権の方が第一次よりも良かったと評価している人が多くいたものがあり、少し驚いてしまった。最近にドタバタを考えると、Trump 信者でも手放しで評価できる人は少ないのではないかという意味で。もっとも、彼らの評価のポイントが経済ではなくDEI や気候変動であれば、ありえない話ではないけれど。個人的には、行き当たりばったりはほどほどにした方がいいと思うのですがね。とは言え、彼の本質は政治家ではないので・・・。

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