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デトロイト領事館へ

 決して、どうしても行きたかった訳ではなかったのですが、諸般の事情により領事館に出頭(←ウソ)せねばならなくなったので、ラボの学生さんにお願いし、デトロイトに連れて行ってもらいました。


領事館の近辺
 デトロイト領事館はルネッサンスセンターという、最近できたらしいビルの中にあります。少なくとも、この建物の中は非常にきれいなので、デトロイトに来たと言うことを完全に忘れることができます。しかし、真ん中の写真を見ると分かるように、町の中心部なのに更地が見えるのが印象的でした。まだまだ、再開発途上と言うことのようです。

 領事館の中に入る際には、一応、荷物チェックがあるのですが、カメラや携帯電話を回収されたり、建物の中に入る前に金属探知器をくぐらねばならないアメリカの多くの公的機関に比べると、セキュリティに対する認識が非常に甘く感じられました。そりゃ、あんな所を襲撃したって何にもならないけれど、もう少し、考えた方がいいように思ったのは私だけじゃないはず・・・(せめて、金属探知器の配置くらいは)。

 

町中の建物など
 これらの写真は車の中から撮っただけですが、どんな町なのかは、何となく分かると思います。中心部はそれなりに栄えているけれど、一番右の写真のように、ちょっと古い建物もたくさん残っています。

 

ちょっとだけ郊外に
 郊外と言うほどでもありませんが、ビル以外の建物の写真もついでに載せておきましょう。いわゆる繁華街のような所には、たくさんの白人がいましたが、郊外に移るにつれ、徐々に黒人の比率が高くなってきたような気がしました。特に右の写真を撮ったあたりでは、ほとんど白人は見あたらず・・・。このあたりの治安はまだましなのでしょうが、下手に変な場所に踏み込んだら・・・(あとは自分の責任でやってください)。

 

カナダは目の前・・・
 目の前にあるデトロイト川を渡ると(川を渡るためのトンネルをくぐると)、カナダに行けるらしい。ビザが切れている私はさすがにカナダに行こうという気にはならなかったけれど、その気になれば、泳いでもわたれそう(ただし水はとても汚いし、冷たい)。

 色々と聞かされていたように、昔は栄えていたことがよく分かる場所でした。見るべき所もそんなにたくさんは無いところからも、「地球の歩き方」に割かれていたページが少ない理由がよく分かるような気がする。さらに、あの雰囲気だと、アホな日本人がちょろちょろしていたら、かなり危ないだろうし・・・。とはいえ、個人的には、30年以上前に建てられたビルを眺めるのは嫌いじゃありません。近代的な無味乾燥なビルより、味わい深いように思えるので。もっとも、あの古びた建物の中で暮らしたいとは思いませんが・・・。